プレスインフォメーション

INTEGRA - 1993.05

機能性と快適性に優れたコクピットと
シンプルで力強いデザイン。
創造したのは、ドライバーにジャストフィットする空間。
　

Photo:Si VTEC サンルーフ、運転席用&助手席用SRSエアバッグシステム、
ABS+TCSはメーカーオプション
オーディオシステムはディーラーオプション

シンプルで力強いデザインとジャストフィット感。
走りへの気持ちを高めるインテリア。

インテリア・デザインでめざしたのは、室内にも、インテグラとしてのアイデンティティを主張させようということでした。そのために高い機能性を持たせ、デザイン的にもスポーツマインドを感じさせ、しかも個性をもっていることを狙いとしました。
全体としてはシンプルで力強いデザインとジャストフィット感を大切にしています。
　

Photo:Si VTEC サンルーフ、運転席用&助手席用SRSエアバッグシステム、ABS+TCSはメーカーオプションオーディオシステムはディーラーオプションカットボディによる撮影

■ラウンドメーターバイザー&メーターパネル

メーターバイザーは全体をなめらかな曲面で構成。そして従来のメーターバイザーとは逆に両サイドをドライバー方向へラウンドさせ、先進性を感じさせるデザインとしました。インストルメントパネルもゆるやかな面で構成し、センターコンソールにかけて引き締まった立体感のある流れを創っています。メーターバイザーの樹脂部分は小さくし、ソフトパッドを多用してドライバーにやわらかな印象を与えています。メーターパネルは極力奥に配置。運転中の焦点変化を最小限に抑えると同時に、奥行きのあるスポーティな造形を生み出しています。メーターは指針のブレが少ない電気式とした上で、夜間の視認性を高める発光指針構造を採用。さらに、見やすく、スポーツマインドが漂う真円形状の4眼メーターとしました。文字盤と見返し盤との間に立体的な段差をつけることで、真円をいちだんと強調しています。

■新感覚センターコンソール
立体的で力強いラインを創り出すためベンチレーションの中央アウトレット部を室内に突出させました。アウトレット下部には大型のリアウインドウデフォッガー、ハザードスイッチ、ヒーターコントロールなどの操作系、カップホルダーやアッシュトレイなどの装備類を効率的に集中レイアウト。機能性を高めるとともに、センターコンソールの全幅を抑え、足元の空間も充分に確保しています。
　

■新デザイン、3本スポークステアリングホイール(ZXi、Si VTEC)
グリップ断面の形状、指がかかる凸部の位置などを徹底して見直しました。スポークの裏側部分もえぐるようなデザインとし、握りやすさと操作性の向上を図っています。またSi VTECはスポーティな革巻としています。
　

■フロントバケットシート(ニーエスケープデザイン)
フロントには、ホールド性に優れたスポーティなバケットシートを採用。中央部とシートサイドのウレタンの硬さを変えた異硬度パッドとタップリした厚みが、ロングツーリングにも疲れにくい快適なフィット感もたらします。またシートサイドのパッド量を増やすことでサイドサポートをいちだんと高め、コーナリング時にも身体をしっかりホールドします。さらに従来モデルより座面前部のパッド量をアップさせ、座面前後長も10mm延長。大腿部への疲労を軽減します。またシートバック後側の両端を削ったニーエスケープデザインは、リア席の居住性を向上させています。ヘッドレストは開放感を生む大型のシースルー(穴あき)タイプです。
　

余裕のドライビングを生む超広角視界

快適性と操作性を最大限に
考慮したインテリア空間。

■オートエアコンディショナー
代替フロン(R 134a)システムを導入し、環境にも配慮。コンデンサーは高効率省冷媒のマルチフロータイプを採用。またオールアルミ化し、錆に対しての耐久性も向上させました。従来モデルと比べ、風量も約10%アップさせています。〔ZXのMT車(メーカーオプション)を除き標準装備〕
　

■ヒーターコントロールパネル
ヒーターコントロールのモードスイッチを、操作しやすいLEDの作動表示ランプ付大型プッシュボタンとしました。パネルはセンターアウトレットからなめらかにつながる曲面デザインです。
　

■マルチフローベンチレーションシステム
どのモードポジションであってもインストルメントパネル両サイドのアウトレットから送風できる構造のベンチレーションシステムを採用。シャットバルブによって左右独立して送風のON/OFFが可能です。サイドデフロスターとしても使用でき、すっきりした視界を確保します。
　

ベンチレーション・フロー図

■伸縮式グラブレール&サイドガーニッシュレス・ルーフライニング
絞り込まれたルーフに対応して、使用時のみ引き出せる伸縮式グラブレールとサイドガーニッシュレスのルーフライニングを採用、前席のヘッドクリアランスを確保しています。
　

■ビルトイン・テールゲートオープンステー
従来モデルでは、室内に配置されていたテールゲートのオープンステーを、リアガーター(室外側)内に配置、室内をスッキリさせています。
　

■使い勝手に優れた数々の快適装備

●	インパネロア部に設けたドライバー専用の大型ポケット。
●	センターコンソールに収納式のカップホルダーを設置。
●	運転席用/助手席用バニティミラー付サンバイザー。
●	スイッチをドアアームレストの前部に設定。操作性を向上させたパワーウインドウ。
●	CDやカセットテープなどの収納に便利なアームレスト付コンソール(カードホルダー付)。
●	5:5の割合で左右それぞれ前に倒せるスプリット可倒式リア・シートバック。
●	テールゲート開口時の前後開口スペースを大幅に拡大したリアセンターシェルフ。
●	スイッチをONしてから約15分で自動的にOFFになるタイマー付の熱線入りリアウインドウデフォッガー。

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