HYBRID INSIGHT - 2009.02

Fact Book FACT BOOK
HYBRID INSIGHT
HYBRID INSIGHT 2009.2.5
Performance(ハイブリッド・ドライブ&シャシー) ハイブリッドにもっと楽しさを!
街中でも高速クルーズでも、日常でストレスのない爽快な走りと乗り心地。
インサイトでは、ハイブリッドカーならではのトルクフルな走りと日常での爽快な乗り心地をめざしました。
パワーユニットでは、燃費性能を追求しながら、低速から高速までトルクフルな性能を発揮するシステムを開発。
さらにサスペンションの入念なチューニングをはじめ、ブレーキやステアリングフィールにまでこだわり、
日常での爽快なパフォーマンスを獲得しています。
あらゆる走行状況で爽快な走りと低燃費を実現する、
Hondaハイブリッドシステム。
精密なエネルギーマネージメントにより、停車時/加速時/クルーズ時それぞれにおいて、エンジンのバルブ制御とモーターアシストの組み合わせを最適に制御。あらゆる走行状況で低燃費かつ爽快な走りを実現します。低速走行時にはモーターのみでの走行。さらに停車時はアイドリングを停止することで、燃費性能をいっそう高めています。
■Hondaハイブリッドシステムの作動イメージ
Hondaハイブリッドシステムの作動イメージ
Hondaハイブリッドカー初、パドルシフトを設定。(LS)
マニュアル感覚のシフト操作を、ステアリングホイールから手を放さずに行えるパドルシフトを、LSに設定しました。Dポジションで走行中に、ワンアクションでマニュアル変速モードになり、その後走行状態やパドルシフトスイッチ操作、アクセルペダルの操作量を検知し、自動的に自動変速モードに復帰。変速モード切り換え操作を必要とせずにパドル操作が行えるため、より気軽にスポーティな変速操作を楽しめます。また、パドル+スイッチの長押しによっても、自動変速へ復帰します。
高速走行でのいっそうの安心感と
しなやかな乗り心地を獲得したシャシー性能。
フロント・リアともサスペンションジオメトリーの最適化をはかり、より高い直進安定性としっかりとしたハンドリングを確保。剛性の高いボディと相まって、高速時における安心感のある走りを実現しています。また、トルクロッドの最適化や各マウントのブッシュバネ特性のきめ細かなチューニングなどにより、パワープラントの振動を効率よく抑制。さらにトランスミッションには液封式マウントを採用し、減衰力を向上させることでいっそうしなやかな乗り心地を獲得しています。
シャシーイメージ図   マウントシステム解説図
■シャシーイメージ図   ■マウントシステム解説図
フロント・マクファーソン・ストラット式サスペンション
低全高・低重心ボディに大きく貢献する、スペース効率にすぐれたマクファーソン・ストラット式をフロントに採用。大型のコンプライアンスブッシュを最適配置することで、ブッシュの低バネ化を実現、しなやかな乗り心地を実現しました。また、キングピン軸を傾け、キャスタートレール量を大きくすることにより高い直進安定性を確保。さらに、旋回時のアライメント特性を最適化するジオメトリーを追求し、しっかりしたハンドリングとすぐれた操縦安定性を実現しました。  
コンプライアンスブッシュ配置図 ジオメトリー
■コンプライアンスブッシュ配置図   ■ジオメトリー
リア・H型トーションビーム式サスペンション
コンパクトなため、室内空間やラゲッジスペースを最大限に確保するのに有利なH型トーションビーム式サスペンションを採用。スプリングをホイールセンター付近に配置することで路面からのショックを効果的に吸収。さらに、トーションビームの断面形状およびトレーリングアーム長の最適化などにより高いキャンバー剛性を確保。コーナリング時や直進時の安定性を高めています。  
■リアサスペンション
リアサスペンション
ユーティリティ向上にも貢献するリア廻りの機能部品配置。
リアサスペンションのH型トーションビーム廻りには、機能部品を集約。リアシート下の燃料タンク、キャニスター、フィラーを左側に配置し、右側にはIPUを中心にサイレンサーを配しています。このことで、フラットで低いラゲッジスペースの確保が可能に。さらに、後席の足下スペースにゆとりが生まれるよう、エキゾーストパイプの引き回しにも配慮しました。
 
リア廻り機能部品
■リア廻り機能部品
すっきりとしたステアフィールを実現する、
大容量EPS(電動パワーステアリング)
確実なアシスト力を備えた大容量EPSを採用しています。ステアリングギアボックスの取り付け剛性にも配慮し、しっかりしたダイレクトな操舵感を実現。サスペンションジオメトリーの最適化と合わせ、低速から高速時まで自然でストレスのない、すっきりとしたステアフィールを獲得しています。  
EPS説明図
■EPS説明図
リニアで自然なフィールを実現したブレーキ。
マスターパワー(制動倍力装置)の倍力比やマスターシリンダーサイズの最適化などによって、剛性感があり、市街地でも郊外路でも自然でリニアなブレーキフィールを実現しています。

前のページへ 目次へ 次のページへ