CIVIC - 2000.09

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  安全
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衝突安全で課題となる
「傷害値の低減」前面フルラップ衝突と
「生存空間の確保」前面オフセット衝突を
高水準で両立する、Gコントロール技術。

衝突安全性においてホンダは、乗員の傷害を可能な限り軽減することを第一とした「人中心」の基準を重視。「衝撃の吸収」を見きわめる前面フルラップ衝突と「生存空間の確保」を見きわめる前面オフセット衝突の双方において、独自のGコントロール技術で対応。乗員の傷害値低減とキャビンの変形量抑制を高次元で両立しています。これによりシビックは、世界最高水準の前面フルラップ55km/h、前面オフセット64km/hの衝突に対応する新・衝突安全設計ボディを実現。側面55km/h、後面50km/hの衝突もクリアしています。
クルマ相互の衝突実験
Photo:クルマ相互の衝突実験
(真上から)右シビック
 
◎Gコントロール技術
Gコントロール技術

◎ホンダのGコントロール技術と各国NCAP
前面フルラップ衝突55km/h 前面オフセット衝突64km/h
ホンダ
G-CON
米国
NCAP
検討中
日本
NCAP
導入予定
E U
NCAP
検討中
NCAP:新車評価基準(New Car Assessment Program)
 
さらにリアルワールドの衝突安全性能を
確保するために、独自の目標を設定した
Car to Car衝突実験を実施。

ホンダは、リアルワールドの衝突安全研究を推進するために、クルマ相互の衝突実験を実施。事故統計の分析から、「相手重量2トンクラスまでの乗用車、双方の衝突速度50km/h、50%前面オフセットの衝突」という独自の研究目標を設定しました。これはコンパクトなボディサイズのクルマにとって、より厳しい基準となりますが、シビックは高効率なエネルギー吸収&高強度ボディ構造により、この目標値をクリアしています。
クルマ相互の衝突実験
Photo:クルマ相互の衝突実験
(真下から)右シビック
 


◎クルマ相互の衝突実験/テストモード
クルマ相互の衝突実験/テストモード

 
◎高エネルギー吸収骨格(シビック)

高エネルギー吸収骨格
 
「衝撃吸収」と「キャビン変形量の抑制」を
高次元で達成した、シビックの衝撃吸収構造。

さまざまな衝突テストやコンピュータ解析により、ショートノーズでありながら効果的な衝撃吸収特性や高強度特性を高次元でバランスさせました。フロントはサイドフレームと井桁形状のサブフレームの衝撃吸収構造により、衝突時のエネルギーを効果的に分散・吸収。さらにサブフレームからの衝撃を3方向に効果的に分散するフロア構造としています。またボディ骨格の57%に強度の高いハイテン材を配置することで、高エネルギー吸収骨格を実現しています。

衝突時の乗員傷害を軽減する、
頭部衝撃保護インテリア。

室内のルーフサイドや各ピラー内部に衝撃吸収材を内蔵した、頭部傷害軽減構造。
衝突時の乗員の頭部への衝撃を緩和します。

◎頭部衝撃保護インテリア(シビック)
頭部衝撃保護インテリア

●A-A′/フロントピラー断面図
フロントピラー断面図
●B-B′/ルーフサイド断面図
ルーフサイド断面図

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