CIVIC - 1991.9


CIVIC

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指標(3)

明るく陽気な「サンバ・ボディスタイル」がもたらした、
トップクラスの空力性能。


エクステリア イメージ・レンダリング 1

エクステリア イメージ・レンダリング 2
エクステリア イメージ・レンダリング


これからの地球環境のために、VTEC技術の進化と並ぶもうひとつの大きなテーマが、徹底して空気抵抗を低減し、走りと低燃費を両立するあたらしいボディ・デザインです。
これを開発するため、ホンダはまずデザインモチーフとして、サンバのリズムで踊る、あのリオの“カーニバル”を感覚テーマとして設定。陽気でエネルギッシュでキラキラしているもの。みんながノリにノッていける、いわばラテンの血の明るさと躍動感を全身で表現していくことをめざしました。
そのうえで、空気抵抗の低減に徹底して挑戦。その結果、単に未来的な造形であるだけでなく、このクラスでトップレベルの空力性能を実現。結果として従来に比べ、シビックで10%、シビックフェリオで20%もの向上を果たしています。
一方でまた、行動力にあふれ、短期間のうちにいろいろなものをこなしていくスポーツ感覚の若者たちに視点をあて、実際の室内の使われ方や適正サイズなどパッケージングやスペーシング面からも詳細にリサーチ。そこで捨てるべきは捨て、発展させるべきは発展させる形での大胆なスタイリングのアプローチを進めました。
その結果、シビックでいえば、ロングルーフを最大活用したスロープド・エアロルーフ・シルエットを。またシビックフェリオでは、旧来のセダンの概念にしばられることなく力強いひとつの塊まりとして、流れるような一体感をもったユニフォルム・ハイデッキデザインを誕生させました。





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