CITY - 1986.10

CITY
CITY

EXTERIOR

空力、ボディ剛性、居住性などトータルに優れる、
ロー&ワイドのクラウチング・フォルム。

ロングホイールベース&ワイドトレッド
ショートノーズ低ボンネット
低全高・低重心
トータル・エアロダイナミクス
※(ヨーアングル6°時)
ヨーイング・モーメント係数CYM:0.02
空気抗力係数C
D:0.35 揚力係数CL:0
空気抗力係数×前面投影面積C
D×A:0.62
TOTAL AERODYNAMICS
居住スペースを最大限に 確保する
四隅タイヤ・レイアウト。
ロングホイールベース&ワイドトレッド。

ホイールベース2,400mm、トレッド(前)1,400mmとロングでワイドなディメンション。これは、運動性能や乗り心地など、クルマに求められる基本要素を高次元で満たすとともに、居住スペースの拡大という大きな目的がありました。ロングホイールベース&ワイドトレッドはタイヤを四隅に配置し、タイヤハウスをできるかぎり小さくして、ユーティリティに優れた居住スペースを実現しています。

美しいシルエットを創り出す
ショートノーズ低ボンネット。

コンパクトな1カム・16バルブエンジン、スペース効率に優れた新サスペンションなどにより、ショートノーズ低ボンネットを実現。
キャビンと高次元にバランスのとれた、シンプルで美しいシルエットを創り出しました。
また、これは広い視界の確保と、大幅な軽量化、操縦性の向上に貢献しています。

操縦性に優れた、低全高・低重心。
エンジン、サスペンションなどのメカニズムや一体成形のフロアを低い位置に設置。 低くどっしりとふんばった、低全高・低重心スタイルを創造しました。空力に貢献するとともに、直進性に優れ、高速走行時などの横風に強い設計です。また、ボディ剛性にも優れています。

空気抗力係数CD=0.35、
揚力係数C
L=0を達成。
トータル・エアロダイナミクス。

空力の向上は、高性能なクルマがどうしても克服しなければならない重要な課題。高速時の操縦性の向上や低燃費、風切り音などの低減に大きく関わってきます。シティは、スラントさせた低ボンネット、28°傾斜させたフロントウインドウ、グリル一体フロントバンパー、接着ウインドウの採用など、全身をフラッシュサーフェス化した空力フォルム。空気抗力係数CD=0.35とハイレベルな数値を達成。高速時の走行性能の向上に貢献する揚力係数CLに至っては、ゼロリフトという驚くべき成果を上げています。
このほか、真の空気抵抗値とも言えるCD×Aは、ロー&ワイドのフォルムにより前面投影面積Aを最小限にし、さらに横風を受けた時の安定性を示すヨーイング・モーメント係数は、低全高・低重心設計により、それぞれ優れた数値を達成しています。



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