ACCORD - 1997.09

ACCORD/TORNEO/ACCORD Wagon
fact
ACCORD
ワールド・アコード・コンセプト


地域適合化のための新しいクルマづくり。
“それぞれのアコード”を可能にした、
世界共通フレキシブル・プラットフォーム。


世界140ヵ国以上で愛されているアコード。いつの時代でもセダンの世界的な指針であり続けるために、ホンダはあえて新たなクルマづくりに挑みました。それは、世界の地域ごとのニーズによりきめ細かく対応すべく、日本、米国、欧州、アジアの各地域において、アコードをつくり分ける、という発想です。
 クルマを取り巻く環境は、時代とともに変化し、それぞれの国で市場が熟成するにつれ、国や地域による道路サイズや交通事情の違い、あるいはそこで暮らす人々の体格やライフスタイル、価値観の違いなどから、特に家族のファーストカーとして妥協のできないこのクラスにとっては、求められる機能や性能も多岐多様にわたっています。
 一方、ホンダは「需要のあるところで生産する」という理念のもと現地生産化を推進し、各生産拠点の製品精度を高めてきました。そしてこのたび、この2つの流れを融合し、世界各地域において、開発・生産・営業・品質・調達、それぞれのスタッフが各部門の流れを同時に同次元で把握することで、世界のニーズにきめ細かく対応できる「地域最適発想の開発」と、生産拠点ごとの「真の生産高効率化」を両立することが可能となったのです。
 それを具現化したのが、ホンダのFF車技術の進化から生まれた、世界共通フレキシブル・プラットフォームという技術手法です。これは、サイズに対するフレキシビリティを持ったクルマの基礎となる高剛性の基本フレームで、これを核に各地域でそれぞれのコンセプトを確立。ボディサイズや形状などの地域最適化を可能にしました。
 その結果、これからの真のワールドカーとして、世界それぞれの地域で人と社会に、より「調和」したワールド・アコードを実現しています。


世界のセダンニーズ ホンダの企業理念
地域ごとのニーズへの対応が理想 生産拠点のレベル向上
「地域最適発想の開発」と「真の生産高効率化」の融合
世界共通フレキシブルプラットフォームの創造
World ACCORD Concept



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