ACCORD/VIGOR(MECHANISM)
- 1985.06
ENGINE
ホンダのパワー・ソースは、
新たな次元へと突入した。
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これを、ひとつの生命体と考えれば、まさに心臓である。身体のカナメである。
そこには、圧倒的なポテンシャルと、ホンダがF-1やいままでの歴史の中で知りえたすべてが投入されていなければならない。
しかし、それはただ単にポテンシャルを高めればいいというのではない。レーシングカーをつくっているわけではない。
ある基準の実用性、経済性を満足させたうえで、しかもマキシマムなポテンシャルを達成しなければならない。
いろいろな可能性が検討された。独自のアイデアが、数々提案された。
そして、それらは調整され、修正され、再度挑戦され、完壁へと近づいていった。誕生した。
それはホンダとしてまったく新たな2Lの領域だった。2.0LDOHC16バルブ+PGM-FI。
しかも、それだけではない。ドライバーの要求の多様さにも対応。このクルマを操る人が、どんな走りを要求するか。
なにに価値を置いている人であるのか。それに応える、3つの異なる個性をも誕生させた。
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