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2017.03.09 update

「クラリティ FUEL CELL」の体験乗車付き!
京都市が全国初の体験型水素学習事業を開始。

取材日:2017年2月26日

水素エネルギーの普及拡大に努める京都市では、設備見学やビデオで水素製造の仕組みと燃料電池自動車(FCV)の原理を学び、実際にFCVに体験乗車できる全国初の体験型水素学習事業を開始しました。これに先立ち、2月26日に水素学習の会場となる「ホンダカーズ京都 山科西店」にて、スマート水素ステーション(SHS)と「クラリティ FUEL CELL」3台を揃えての記念式典が行われました。

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「クラリティ FUEL CELL」の体験乗車付き!京都市が全国初の体験型水素学習事業を開始。
門川大作 京都市長
門川大作 京都市長
Honda 三部敏宏 執行役員
Honda 三部敏宏 執行役員
「スマート水素ステーション完成披露及び体験型水素学習事業開始式典」テープカット。
「スマート水素ステーション完成披露及び体験型水素学習事業開始式典」テープカット。
京都市は3色3台の「クラリティ FUEL CELL」を導入。
京都市は3色3台の「クラリティ FUEL CELL」を導入。
式典の電気はすべて「Power Exporter 9000」が供給。
式典の電気はすべて「Power Exporter 9000」が供給。
「クラリティ FUEL CELL」の運転席に乗り込む門川市長。
「クラリティ FUEL CELL」の運転席に乗り込む門川市長。
京都市の環境キャラクター「エコちゃん」も参加。
京都市の環境キャラクター「エコちゃん」も参加。
(株)ホンダカーズ京都 松本明広 代表取締役社長
(株)ホンダカーズ京都
松本明広 代表取締役社長
(株)ホンダカーズ京都 営業企画室 北澤正善 室長
(株)ホンダカーズ京都
営業企画室 北澤正善 室長
(株)本田技術研究所 四輪R&Dセンター 清水 潔 主任研究員
(株)本田技術研究所 四輪R&Dセンター 清水 潔 主任研究員
Honda スマートコミュニティ企画室 椛澤明 技師
Honda スマートコミュニティ企画室 椛澤明 技師
「ホンダカーズ京都 山科西店」の駐車スペースに3色の「クラリティ FUEL CELL」が並び、その後ろを新幹線が通過する。
「ホンダカーズ京都 山科西店」の駐車スペースに3色の「クラリティ FUEL CELL」が並び、その後ろを新幹線が通過する。
【環境先進都市・京都だから、最先端の取組。】クラリティ FUEL CELLが体験乗車できます。
水素学習は下記Webサイトにてより予約申し込みを受け付けます。
(対象は京都市在住で普通自動車免許をお持ちの方)
https://www.kyotocity-fcvdriving.jp

京都議定書誕生の地である京都市が取り組む、
全国初の体験型水素学習事業。

 京都市は、1997年に開催されたCOP3(気候変動枠組条約第3回締約国会議)で、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの先進国削減目標を定めた「京都議定書」が採択された地です。同市ではその意義をふまえて、地球温暖化対策における世界の模範となるべく積極的な環境取り組みを展開しています。
 その一環で水素エネルギーの普及拡大にも取り組む同市では、2016年に燃料電池自動車(FCV)を使ったカーシェアリング事業を開始するなど水素エネルギーの認知拡大に努めてきましたが、この3月2日からは市民のより深い理解を促すため、全国初となる体験型水素学習事業を開始しました。
 設備見学やビデオで水素製造の仕組みや燃料電池自動車(FCV)の原理を学び、実際にFCVに体験乗車してもらうというこの水素学習のため、京都市はHondaの「スマート水素ステーション(SHS)」、「クラリティ FUEL CELL」3台、外部給電器「Power Exporter 9000」を導入。これらを「ホンダカーズ京都 山科西店」に設置し、ここで市の委託を受けた同店のスタッフが水素学習を実施します。

京都市の委託を受けて事業を運営するのは、
ホンダカーズ京都 山科西店。

 3月2日の事業開始に先立つ2月26日、この「ホンダカーズ京都 山科西店」で「スマート水素ステーション完成披露及び体験型水素学習事業開始式典」が行われました。
 広大な敷地を持つ同店の駐車場の一画にFCV水素充填コーナーが新設され、店舗屋上のソーラー発電で水素を製造するSHSが設置されています。これを取り囲むように3色(クリスタルブラック・パール、ホワイトオーキッド・パール、プレミアムブリリアントガーネット・メタリック)の「クラリティ FUEL CELL」3台が停められ、その中の1台に接続した外部給電器「Power Exporter 9000」が供給する電気を使って式典は始まりました。
 主催者として挨拶に立った門川大作京都市長は、「京都議定書誕生の地である京都市は、深刻化する環境問題に真正面から取り組み、世界の先頭に立ってこれを推進していきたいと考えています。今回、地球環境に負荷を掛けない水素エネルギーについて市民が学び、FCVを体験できる学習事業がここ山科で始められることを大変嬉しく思います」と、本事業の意義を語りました。
 次に来賓として挨拶したHondaの三部敏宏執行役員は、「豊かな文化、伝統、自然を有する京都市は、その貴重な財産を次世代に継承すべく、再生可能エネルギー由来の水素をクルマなど暮らしのエネルギーに活用することに着目されました。これを実現するものとしてHondaのSHSや『クラリティ FUEL CELL』『Power Exporter 9000』が選ばれたこと、さらに市民の皆様に提供する体験学習のパートナーにHondaが選ばれたことを光栄に思います」と感謝を述べました。
 その後は三部から門川市長への「クラリティ FUEL CELL」モデルキー贈呈、SHS開所のテープカットが行われて式典は終了しました。

 式典終了後、門川市長はHondaスタッフから製品や技術についての説明を受けた後、「クラリティ FUEL CELL」の初試乗に臨みました。しかし今後は、市長自身が「クラリティ FUEL CELL」に乗ることはほとんど無いだろうとのこと。その理由について門川市長は、「あくまで市民ファーストです。出来るだけ多くの市民の皆様に乗っていただくのが目的ですから、私が乗っても意味が無いんですよ」と語ります。

 門川市長がおっしゃるように、今回の導入の目的は市民のための体験型水素学習にあります。全国初の取り組みだけあって、この日式典に参加した関係者には、それぞれ強く感じるものがあったようです。
「京都に根差す企業として、水素エネルギーの普及促進を通じて美しい自然にあふれる京都を守るお手伝いができるのは、大変素晴らしいことだと思っています。一人でも多くの市民の皆様に、この水素学習を体験していただきたいですね」(株式会社ホンダカーズ京都 松本明広 代表取締役社長)
「私が京都市と協議しながら水素学習の具体的内容を組み立て、準備を進めてきました。そういう意味で無事に今日の日を迎えられたことには感慨深いものがあります。この事業をぜひ成功させたいと思っています」(株式会社ホンダカーズ京都 営業企画室 北澤正善室長)
「FCVの普及、水素社会の実現には、こうした学習、啓発の機会創出が不可欠。自治体と地元ディーラーが協力する今回の取り組みには、クルマの生みの親として非常に期待しています」(クラリティ FUEL CELL 開発総責任者(LPL)清水 潔 主任研究員)
「私はSHSの担当ですが、今後も単に設置するだけでなく、より多くの方々に見ていただき、理解していただく取り組みとセットでSHSを世に出していければと思います」(Honda スマートコミュニティ企画室 椛澤明 技師)

 地元ディーラーを舞台に、京都市とHondaが一体となって取り組む水素学習事業。水素社会、そして未来の持続可能な社会の実現を目指す先進取り組みが、文化と伝統の街、京都から始まりました。

スマート水素ステーション設置ダイジェスト