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2018.04.20 update

民間企業2社が導入した“クラリティ FUEL CELL”の引き渡し式を開催。
CO2フリーの水素で3台のクラリティが走る宮古島は、今や水素先進地域。

2018年4月13日、沖縄県宮古島市にある宮古空港で、Hondaの燃料電池自動車(FCV)“クラリティ FUEL CELL” 2台の車両引き渡し式が開催されました。宮古空港には昨年スマート水素ステーション(SHS)が設置され、ソーラー発電システムの電気だけで完全にCO2フリーの水素を作る環境が構築されており、今後、この水素を使って計3台のクラリティが走ることになります。

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民間企業2社が導入した“クラリティ FUEL CELL”の引き渡し式を開催。CO<sub>2</sub>フリーの水素で3台のクラリティが走る宮古島は、今や水素先進地域。

2018年4月13日、沖縄県宮古島市にある宮古空港で、Hondaの燃料電池自動車(FCV)“クラリティ FUEL CELL” 2台の車両引き渡し式が開催されました。宮古空港には昨年スマート水素ステーション(SHS)が設置され、ソーラー発電システムの電気だけで完全にCO2フリーの水素を作る環境が構築されており、今後、この水素を使って計3台のクラリティが走ることになります。

沖縄県でFCVが走るのは、宮古島だけ。注目度の高さから多くの報道陣が集まった車両引き渡し式。

宮古島の交通、物流の要衝である宮古空港。
宮古島の交通、物流の要衝である宮古空港。
車両引き渡し式は、空港中央出入口前で開催された。
車両引き渡し式は、空港中央出入口前で開催された。
主催者としてはじめに大和電工の宮里社長が挨拶。
主催者としてはじめに大和電工の宮里社長が挨拶。
来賓挨拶のトップバッターは、宮古島市の長濱副市長。
来賓挨拶のトップバッターは、宮古島市の長濱副市長。
続いて、宮古空港ターミナル株式会社の下地義治代表取締役社長。
続いて、宮古空港ターミナル株式会社の下地義治代表取締役社長。
県を代表して、沖縄県宮古事務所の稲福具実所長も挨拶。
県を代表して、沖縄県宮古事務所の稲福具実所長も挨拶。
エコアイランド宮古島EV協議会からは平良恵一郎会長が登壇。
エコアイランド宮古島EV協議会からは平良恵一郎会長が登壇。
Hondaからは、日本本部 法人営業部の笠原琢部長が挨拶。
Hondaからは、日本本部 法人営業部の笠原琢部長が挨拶。

 今回クラリティを導入したのは、大和電工株式会社と有限会社宮古ビル管理という民間企業2社。昨年、宮古空港ターミナル株式会社が導入したクラリティと併せると、これで宮古島を走るFCVは3台となりました。人口5万人あまり、沖縄本島から300kmの距離にある離島だということを考えると、まだ沖縄本島でも走っていないFCVを民間企業がいち早く導入し、3台のクラリティが走ることになった宮古島は、今や有数の水素エネルギー活用先進地域と言っても過言ではありません。
 なぜ宮古島はそれほど水素エネルギーの活用に積極的なのか? その答えは、大和電工の宮里敏彦代表取締役社長による引き渡し式主催者挨拶の言葉にありました。
「エコアイランドをコンセプトに掲げる宮古島は、島を挙げてCO2低減、地球温暖化防止に取り組んでいます。また、台風等災害時のエネルギー供給の安定化、エネルギー地産地消の実現は宮古島住民の悲願。これらの理想を実現するには、再生可能エネルギーを使用した様々な取り組みを民間レベルで行い、何ができるのかを民間から発信していく必要がある。私たちはそのためにクラリティを導入しました」

 昨年、宮古空港ターミナルはクラリティと共にHondaのスマート水素ステーション(SHS)も導入し、これを既設のソーラー発電システムに接続することで、完全にCO2フリーの水素を製造しています。同社はこの再生可能エネルギー由来の水素でFCVを運用すると共に、FCVの電気を家庭で活用する実験、災害時に外部給電器 “Power Exporter 9000” を使ってFCVから電気を供給する実験などを行っており、この取り組みに新たに大和電工と宮古ビル管理の2社が加わったのです。
 こうした民間の積極的な取り組みをサポートする自治体側の代表として、引き渡し式では宮古島市の長濱政治副市長も挨拶しました。
「自前の再生可能エネルギーだけで完全にCO2フリーの水素を作ってFCVを走らせる。これは “エコアイランド宮古島” に相応しい先進的な環境取り組みです。これに新たに2社が加わったということで、実に頼もしく感じています。ぜひこの取り組みを世界に発信し、PRしていただきたい」

ゴールデンキーの授与で車両引き渡し式が終了すると、島経済界の要人たちがクラリティ3台を前にFCV談義。

ゴールデンキーの授与(左から、沖縄ホンダ株式会社 小林久夫代表取締役社長、有限会社宮古ビル管理 根路銘康文代表取締役、本田技研工業株式会社 日本本部 法人営業部 笠原琢部長、大和電工株式会社 宮里敏彦代表取締役社長)
ゴールデンキーの授与(左から、沖縄ホンダ株式会社 小林久夫代表取締役社長、有限会社宮古ビル管理 根路銘康文代表取締役、本田技研工業株式会社 日本本部 法人営業部 笠原琢部長、大和電工株式会社 宮里敏彦代表取締役社長)

 その後、2台のクラリティにSHSの水素を無償提供するという宮古空港ターミナル株式会社の下地義治代表取締役社長、県を代表して沖縄県宮古事務所の稲福具実所長、島内のEV、FCV普及促進を図るエコアイランド宮古島EV協議会の平良恵一郎会長らが登壇。最後に車両メーカーの代表として、Honda 日本本部 法人営業部の笠原琢部長も挨拶しました。
「宮古島は再生可能エネルギーで製造したCO2フリーの水素でクラリティを走らせ、“Power Exporter 9000” を使ってクラリティを災害時の非常用電源として活用する実証実験を行っています。こうした取り組みの根底にある想いは、“子どもたちに青空を” のコンセプトをはじめとするHondaの想いと相通じるものがあります。 Hondaはこれからも先進の環境技術、製品を提供することで、宮古島の皆さまの想いに応えていきたいと思います」
 その後は、多くの報道陣がカメラを構える中、導入2社の社長へゴールデンキーの授与が行われて式典は無事に終了しました。

今回新たに導入されたのは、プレミアムブリリアントガーネット・メタリックの2台。
今回新たに導入されたのは、プレミアムブリリアントガーネット・メタリックの2台。
外部給電器「Power Exporter 9000」、Hondaの取り組みを紹介するパネルも展示された。
外部給電器「Power Exporter 9000」、Hondaの取り組みを紹介するパネルも展示された。
昨年導入された宮古空港ターミナル(株)のクラリティも登場。
昨年導入された宮古空港ターミナル(株)のクラリティも登場。
式典後はクルマを取り囲んでのFCV談義が続いた。
式典後はクルマを取り囲んでのFCV談義が続いた。
有限会社宮古ビル管理 根路銘康文 代表取締役
有限会社宮古ビル管理 根路銘康文 代表取締役
沖縄ホンダ株式会社 小林久夫 代表取締役社長
沖縄ホンダ株式会社 小林久夫 代表取締役社長

 式典後も参加者の皆さんはしばらく会場に残り、クルマを取り囲んでのFCV談義が繰り広げられました。その間、3台のクラリティは空港ターミナルビルの正面入り口に並んで置かれていましたが、見慣れないクルマに人が群がっている様子はどうしても注目を集めます。空港に降り立った観光客、これから空港を飛び立つ観光客たちも何事かと足を止めてクラリティに近寄る姿が見られました。
 そんな中、導入当事者の一人である宮古ビル管理の根路銘社長は、今後の展望をこのように語りました。
「私はエコアイランド宮古島EV協議会の副会長を務めていますので、私が率先してEVやFCVの導入による島のエネルギー改革を進めていきたいと思っています。そのためにクラリティで島内各所を走ってPRを行うと共に、再エネ由来の水素を使ったFCVによるV2Hなど、さまざまな活用法を模索していきたいと思っています」
 また直接の販売元であり、車両のメンテナンスなども担当する沖縄ホンダの小林社長は、今後に向けた期待を語りました。
「沖縄本島にはまだ水素ステーションが無いので、FCVも走っていません。それが宮古島ではもう3台も導入されたわけですから、本島を含む沖縄県全体に対する良い刺激になると思います。実際、お客様の中にはクラリティを導入したいから早くSHSを本島に入れてくれ、と言う方もいらっしゃいますので、今後、県全体でFCV導入への機運が高まることを期待しています」

 宮古島では、意識の高い民間企業が先頭に立って島のエネルギー革命を押し進めようとしています。Hondaはこれからも宮古島の人々と協力し合い、ともに水素エネルギー社会の実現に取り組んでいきます。

式典後SHSで行われた水素充填

昨年、貨物ターミナル内に設置されたSHSで、再生可能エネルギー由来の水素を充填。
昨年、貨物ターミナル内に設置されたSHSで、再生可能エネルギー由来の水素を充填。
充填中のクラリティを前に、嬉しそうにポーズをとる宮古ビル管理の根路銘社長。
充填中のクラリティを前に、嬉しそうにポーズをとる宮古ビル管理の根路銘社長。
宮古空港ターミナルのクラリティには同社総務部下地部長デザインによるカラーリングが施された。
宮古空港ターミナルのクラリティには同社総務部下地部長デザインによるカラーリングが施された。
水素充填後、自らハンドルを握って帰路につく根路銘社長のクラリティ。
水素充填後、自らハンドルを握って帰路につく根路銘社長のクラリティ。

(取材日 2018年4月13日)

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