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ホンダ・モーター・ヨーロッパ ドイツ支店 (HME-DE)

全ヨーロッパの販売店、オフィスビルが協力して取り組んだら、どれほど大きな成果が生まれるのだろう?

ヨーロッパにおけるHondaの原点、ドイツで生まれた新しい波。

 ヨーロッパにおけるHondaの歴史は、1961年、ドイツのハンブルクに二輪車販売会社「ヨーロピアン・ホンダ・モーター」を設立したことに始まります。1959年のアメリカに次ぐ2番目の海外拠点。当時はまだ小さな会社だったHondaにとって、ヨーロッパ進出は大きなチャレンジでした。
 しかしちょうどこの年、イギリス・マン島オートバイレースでHondaが125ccクラス、250ccクラスの1〜5位を独占し、ヨーロッパにおけるHonda製オートバイの人気は右肩上がり。その後、ベルギーへの工場設立、イギリス、スイスへの進出と、順調に業容を拡大していくことになりました。

 このようにHondaがヨーロッパへの第一歩を記した記念すべき国であるドイツ。現在、この国でHondaの二輪車、四輪車、汎用製品の販売を行っているのが「ホンダ・モーター・ヨーロッパ ドイツ支店(HME-DE)」です。その本拠地はドイツ南西部の都市フランクフルトにあり、ドイツ全土で1,000を超える販売店を一手に束ねる「HME-DE本部」と、ドイツ国内に3つあるフラッグシップ店舗のひとつ「ホンダ・センター・フランクフルト」が一緒に入る巨大な建物が、ハーナウアー ランド通り沿いに建っています。

 今、このHME-DEが取り組んだ省エネ施策が、まさにドイツで生まれた新しい波として、ヨーロッパ各地のHondaへ広がりを見せ始めています。まずはフランス、イタリア、スペイン、イギリスへ、さらに他の全ヨーロッパのHonda拠点へと展開する計画が始まったのです。

フランクフルトにあるホンダ・モーター・ヨーロッパ ドイツ支店(HME-DE)の本拠地。

フランクフルトにあるホンダ・モーター・ヨーロッパ ドイツ支店(HME-DE)の本拠地。

ドイツ連邦共和国 地図
ショールームは、1階に四輪車、2階に二輪車を展示。

ショールームは、1階に四輪車、2階に二輪車を展示。

フラッグシップ店舗に相応しく、NSXを展示したショールーム。

フラッグシップ店舗に相応しく、NSXを展示したショールーム。

ユルゲン・パヴリック(Jurgen Pawlik)

ユルゲン・パヴリック(Jurgen Pawlik)

何も特別なことではない。誰でも、どこでも、簡単に始められること。

 全ヨーロッパHondaへと伝播していく省エネ施策とはいったいどれほど画期的で強力な施策なのか。HME-DEでこの省エネプロジェクトを立ち上げたユルゲン・パヴリック(Jurgen Pawlik)は、その内容をこう説明します。

「私たちが行った施策は、何も特別なことではありません。誰でも、どこでも、簡単に始められることを実行したに過ぎないんです。しかし特別なことでなくても、私たちはオフィスビルにおけるCO2排出量を1割近く低減することに成功しました」
 ユルゲンの説明は、いきなり予想外の発言から始まりました。画期的でも何でもない、簡単なことを実行する。しかし、このシンプルな考えに至るまでに、ユルゲンは自分にできる省エネを考えに考え抜いたといいます。

 従来から、ヨーロッパHondaでは工場や研究所で環境取り組みが盛んに行われてきました。これは、オフィスビルや販売店に比べてエネルギー使用量が多く、施策の効果も大きいことが背景にあります。実際に施策ひとつで大きな効果をもたらす省エネ取り組みも実践されていました。しかし、ユルゲンが勤務するHME-DEのフランクフルトビルはオフィスビル。もともと、ひとつの施策で大きな効果を生み出すのには限界がありました。

「しかし近年、企業活動のあらゆる領域で環境負荷を低減するという観点から、オフィスでも積極的に省エネを進めていこうという機運が高まってきました。それで私の中に、オフィスの設備担当として、また環境担当として、何か自分の力で環境負荷低減に貢献したいという思いが強まってきたんです」(ユルゲン)
 自分に何ができるのか、何をすべきなのか、考える日々が続きました。何か価値ある成果を生み出し、環境に貢献したという確かな手ごたえを感じたい。こうして悩むユルゲンについにある考えに達します。
「私は技術者ではない。エンジンを開発できるわけではないし、革新的省エネ技術を開発できるわけでもない。そんな私にできるのは、少しづつ小さな結果を積み重ねていくことだけ。一人では大したことはできないかもしれませんが、それが同じフロアの人たちに広がればどうでしょう。さらにそれがオフィスビル全体に広がれば? もしHME-DEが束ねる1,000を超える販売店までも一緒に取り組むことができれば、それは工場や研究所に匹敵するような大きな成果に積み上がるのではないか」
 必要なのは、画期的、革新的省エネ施策ではなく、一つひとつは小さくても確実に成果を生み出すような省エネ施策。そしてそれを全オフィスに展開していくムーブメントをつくることができれば、価値ある大きな成果を積み上げることができるはず。この境地にたどり着いたユルゲンは、早速、フランクフルトオフィスの4人、ホンダ・センター・ライプツィヒの1人のメンバーから成る省エネプロジェクトを発足させたのです。

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