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Honda Face Top > CASE20:本田技研工業(株) 浜松製作所 EPISODE-1

Face 本田技研工業(株) 浜松製作所 「ふるさとの森」プロジェクト Face Top

2012年10月5日、近隣の瑞穂小学校の5年生の生徒たちに向けて行われた工場見学では、まず内山が引率して座学でHondaと浜松製作所の概要を学び、次にトランスミッションの工場を見学。そして引率を神谷にバトンタッチして「人と自然が共存する里地・里山」をコンセプトに作られた森を巡りました。

2012年10月5日、近隣の瑞穂小学校の5年生の生徒たちに向けて行われた工場見学では、まず内山が引率して座学でHondaと浜松製作所の概要を学び、次にトランスミッションの工場を見学。そして引率を神谷にバトンタッチして「人と自然が共存する里地・里山」をコンセプトに作られた森を巡りました。

とんぼ、めだか、バッタ、チョウ…子供たちは目を輝かせて説明に聞き入ります。

 稲が実り、とんぼが舞う小さな田んぼ。その脇を流れ、最後は池に流れ込む小川を覗くと、そこには群れて泳ぐ小さなめだかたち。草むらに足を踏み入れれば、足元からはねて逃げるバッタ。そしてそんな生き物たちを見て、触って、目を輝かせながら熱心に説明を聞く子供たち。
 まるで野山に分け入って開かれた自然体験学習のようですが、実はそうではありません。これは、Hondaの浜松製作所で行われる小学生向け工場見学の模様です。
 四輪車用トランスミッションの生産工場である浜松製作所の葵工場では、2007年から「21世紀のふるさとの森作り」と銘打って、昔の浜松の里地・里山をイメージした森を工場の敷地内に育ててきました。そして2012年2月からは工場見学のプログラムに「森めぐり」を組み込み、子供たちをこの「ふるさとの森」に案内するようになったのです。
 工場見学では、工場施設の案内を、地域との窓口である総務ブロックの内山麻里奈が行い、森の案内を、「ふるさとの森」を管理・育成する施設管理ブロックの神谷重宏技術主任が担当します。
 「浜松製作所の工場見学は、『感動を与えられる工場見学』がコンセプト。モノ作りだけでなく、環境にも配慮した工場なんだということを一緒に見てもらうために、『森めぐり』を組み込みました」(内山)

とんぼ、めだか、バッタ、チョウ…子供たちは目を輝かせて説明に聞き入ります。

浜松製作所では、一般の方々に向けて工場見学を実施しています。ホームページをご参照の上、お申し込み下さい。
●浜松製作所ホームページ    http://www.honda.co.jp/hamamatsu/index.html

昭和29(1954)年、浜松市葵町の旧陸軍飛行場跡地に本田技研浜松製作所は誕生しました。

昭和29(1954)年、浜松市葵町の旧陸軍飛行場跡地に本田技研浜松製作所は誕生しました。

浜松製作所を取り囲む「ふるさとの森」。1977年にスタートして以来30数年を経た現在、木々は大きく成長し、樹高20mに達するものも。森の中に一歩足を踏み入れると、そこには工場敷地内とは思えない神秘的な雰囲気さえ漂う、まさに鎮守の森の姿があります。

浜松製作所を取り囲む「ふるさとの森」。1977年にスタートして以来30数年を経た現在、木々は大きく成長し、樹高20mに達するものも。森の中に一歩足を踏み入れると、そこには工場敷地内とは思えない神秘的な雰囲気さえ漂う、まさに鎮守の森の姿があります。

「ふるさとの森」が始まったのは1976年、鎮守の森を目指してスタートしました。

 「ふるさとの森」は、浜松製作所だけのものではありません。Hondaの国内工場や研究所には、それぞれの「ふるさとの森」があります。
 もともとは、本田宗一郎の「生産工場と地域の人々との間には、その結びつきを遮断するようなコンクリートの壁はつくらない」という想いがきっかけでした。1976年、Hondaの各工場の周りに壁ではなく森を作る全社的な緑化プロジェクト「ふるさとの森実行委員会」が発足し、各事業所で調査を行ったのが、その始まりです。
 1977年には、熊本・鈴鹿・浜松・埼玉の各製作所及び栃木プルービングセンターで、約25万本以上の苗木を使用した本格的な森づくりがスタート。以来30年以上の時間をかけて、各地の「ふるさとの森」は成長してきました。
 Hondaの「ふるさとの森」は、日本古来の「鎮守の森」をモデルとして森づくりを行ってきました。これは、その土地固有の樹木を植え、本来の生態系を生かして種々雑多な樹木が共存する森を目指すというもので、できるだけ人間が手を入れず、自然にまかせて森を育てるべきだ、という考え方をとっています。そうすることで、その土地に本来あるべき木々が残り、本来あるべき森の姿が蘇るというのです。
 そこでHonda各製作所の「ふるさとの森」では、植樹当初こそ水やり、雑草取り、施肥、消毒と手をかけたものの、ある程度成長した後は、敷地外にはみ出した枝を切るなどの必要最低限の手入れにとどめて、森の成長を見守ってきました。
 現在、浜松製作所をはじめ各地のHonda工場の「ふるさとの森」は、その名にふさわしい佇まいへと成長しました。樹高20mの木々に鳥が巣をかけ、小動物が住み着き、青々とした緑や四季折々の花々は、従業員と地域住民の心を和ませています。