HONDA The Power of Dreams

鈴鹿サーキットレーシングスクール・ジュニア（SRS-J）出身で、2002年の全日本ロードレース選手権ST600クラスチャンピオン。04年からブリティッシュ（英国）スーパーバイク選手権に参戦します。05年は12勝し総合2位。翌06年に日本人初のチャンピオンに輝き、07年は連覇を果たします。08年はスーパーバイク世界選手権に戦いの場を移し、得意のイギリスラウンドで初勝利を挙げ、総合9位で1年目を終えました。10年は再びブリティッシュスーパーバイク選手権に参戦し、自身3度目のシリーズタイトルを獲得。12年はアジア市場の開拓に貢献すべく、アジアロードレース選手権に出場し、チャンピオンに輝きました。13年～16年をブリティッシュスーパーバイク選手権で戦ったのち、17年からは日本に戻り、全日本ロードレース選手権JSB1000クラスに参戦。18年の最終戦MFJGPでは、レース2で優勝を果たしました。なお、鈴鹿8時間耐久ロードレースでは、05年、08年、10年、11年の4回にわたり優勝を飾っています。

2019年は、09年以来となるスーパーバイク世界選手権に新チーム、Moriwaki Althea Honda Teamから参戦。開幕戦オーストラリア大会レース2で今季初ポイントを獲得すると、第2戦以降のレースでも着実にポイントを積み重ねました。第8戦イギリス・ドニントン大会では、ウエットからセッション終盤にライン上が乾く微妙なコンディションとなったスーパーポール（予選）で、今季ベストグリッド獲得となる13番手を獲得。その後に行われた決勝レース1でも今季ベストリザルトとなる11位でフィニッシュ。気温が低く、断続的に雨になる難しいコンディションで、CBR1000RR SP2のポテンシャルを確実に引き出すことに成功しました。