おでかけわんこのマナーアップ講座
vvol.24 最終回 おぼえてるかな? これまでのマナーアップ講座
今回で「おでかけわんこのマナーアップ講座」は最終回になります。
第1回目から、ボクたちが飼い主さんと楽しくおでかけできるように守らなくちゃいけないマナーについてお話してきました。たくさんお勉強することがあったけど、みんな守っておでかけしてくれてるかな?
最終回は今までのマナーアップ講座の大事なところをクイズ形式で復習してみよう!
第一問 写真
第一問 おでかけの時に必ずおうちからして行かなくちゃいけないものは何?
(1) 洋服
(2) 首輪とリード(引き紐)
(3) 靴

答え
正解は(2)
リードをすることはボクたちわんこにとって、飼い主さんと手をつなぐこと。ノーリードでのお出かけやお散歩は思わぬ事故の原因になります。公共の場では必ずリードをつけてくださいね。
vol.1 を参考にしてね! )
第二問 お出かけ先での排泄物。正しい処理の仕方はどれ?
(1) 持ち帰って家で処理する
(2) 公共の場のゴミ箱に捨てる
(3) 公衆トイレに流す

答え
正解は(1)
公共の場のゴミ箱に捨てると、ニオイの原因になってしまうし、公衆トイレに流すと詰まりの原因になり、どちらもマナー違反です。
vol.2 を参考にしてね! )
第三問 写真
第三問 今日はドッグカフェにお出かけ。マナー違反はどれ??
(1) 抜け毛が気になるので、お洋服を着て来ました
(2) わんちゃんが自由に出入りできる場所なので、リードははずして過ごします
(3) マーキングが心配なので、カフェの中ではマナーベルトをしています

答え
マナー違反は(2)
いくらわんちゃんOKでも、犬好きのお客さんばかりとは限りません。それに、お客さんのわんちゃんの中にはわんちゃんが苦手な子もいるかもしれません。
お客さんみんなが楽しく過ごせるようにしようね。
vol.4 を参考にしてね! )
第四問 ノーリードで思い切り遊べるドッグラン。正しいマナーの飼い主さんはどれ?
(1) たくさんのわんちゃんのためにおやつを持って来ました
(2) うちの子は全部で5匹。今日は私ひとりで全員連れてきてあげました
(3) よその飼い主さんとお話をしつつも、わが子から目を離さないようにします

答え
正しいマナーの飼い主さんは(3)
ついつい飼い主さん同士のお話に夢中になって、ボクたちがどこで何をしているか気付かない、なんてことがあるみたい。楽しくなってつい興奮してしまうこともあるから、ボクたちのことをちゃんと見ていてね。
@の飼い主さんは、とっても嬉しいんだけど、おやつの取り合いで争いが起きてしまうこともあるし、体質的におやつを食べられないわんちゃんがいることも忘れないでね。
Aの場合、ドッグランに来る頭数は、飼い主さんがちゃんと見ていられる頭数でお願いします。多頭飼いのわんこが一緒にドッグランで遊びたい気持ちはわかるんだけど、飼い主さんの目が届かなくてケガや事故の元になることがあるんだ。
vol.14vol.15 を参考にしてね! )
第五問 写真
第五問 人通りが多い道での「マナー上級者わんこ」の振る舞いは?
(1) 早く通り過ぎたいから、飼い主さんをぐいぐい引っ張って歩きます
(2) よそのわんことのすれ違いの時は『お座り・待て』で、相手に道を譲ります
(3) 嬉しくって、いろいろな人に飛びついてご挨拶をしちゃいます

答え
マナー上級者わんこは(2)
人通りが多くても、よそのわんこが来てもしっかり飼い主さんの言うことを聞ける練習を普段からしておくことがマナー上級者わんこへの第一歩です。
(1)は、強く引っ張ることで飼い主さんもわんこも思わぬ事故に遭ってしまうことがあります。「ついて歩く」練習をしておくことが大事だね。(3)の気持ちはわかるけど、お年寄りや子供に飛びついてしまったらケガをさせてしまうことがあるよ。お座りしてなでてもらうなど、落ち着いてよその人と接する練習を飼い主さんにしてもらおうね。
vol.21vol.22 を参考にしてね! )
またどこかでお会いできることを楽しみにしています!
どう、全部わかったかな??
ボクたちがマナーをしっかり守れば、飼い主さんと一緒にお出かけできるところはどんどん増えるはず。
電車やバスでもケージに入らないでお出かけできるようになったら、すごく嬉しいよね。
ボクたちがもっともっと飼い主さんと一緒におでかけできるように、そして日本中のみんなが「わんこ大好き!」と思ってくれるように、飼い主さんも引き続きマナーアップをがんばりましょう!

今まで読んでくれて本当にありがとうございました!
またどこかでお会いできることを楽しみにしています!
vol.23 クレートを活用しよう!
すっかり暖かくなって、おでかけ日和が続いています。みんな、飼い主さんとのお出かけ楽しんでる?
ところでみんな、「クレート」って知ってる?
クレートとは、ボクたちが入ることができる床と屋根が付いた箱のようなもののこと。同じ床と屋根が付いているタイプのもので、「ケージ」と呼ばれるものもあります。
飼い主さんの中には、「狭いクレートやケージに閉じ込めるのはちょっと心配…」という方もいるみたいだけど、上手に活用すればとっても便利な道具なんだよ。
今回はクレートの活用法と、ボクたちがクレートが大好きになる方法をお話します。
これは便利! クレート活用法
クレートは「安全に移動できる道具」
クレートは衝撃に強く、中に入っているととても安全です。クルマでのドライブの時も、クレートに入って移動するのがオススメ。万が一の事故の時にもボクたちを衝撃から守ってくれます。
それにクレートが固定されることによって、揺れを感じるのも少なくなって酔い止め効果もあるんだよ。飛行機で移動の時は安全のために必ずクレートに入るものだし、電車でおでかけの時も丈夫なクレートの中に入って移動すれば安心だし、マナーにも役立つよ。

どこでも「マイルーム」に変身!
普段からクレートを寝る場所にしたり、大好きな場所にしておけば、どこでもクレートを「マイルーム」として使うことができます。
例えば、キャンプなどに行ったときにアウトドアでも安心してクレートの中で過ごすことが出来たり、また初めて泊る場所(ペットホテルなど)で過ごすときも、クレートを安心できる場所と思っていれば、落ち着いて過ごすことが出来ます。

いざという時にも役立つクレート
病気やケガで歩けなくなってしまった時や、災害時にも、クレートに入る練習をしておけば安全に早く目的地に連れて行ってもらうことが出来ます。
入院中や避難場所でもクレートやケージの中で過ごすことになります。ただでさえストレスを受ける環境の中で、クレートに入ることがストレスに感じるようでは「二重の辛さ」になってしまいます。普段クレートを使わない子でも、是非クレートに慣れる練習はしておいてほしいな。
分割できるタイプは掃除がしやすくて便利です。 写真
分割できるタイプは掃除がしやすくて便利です。
クレートの選び方
クレートにも様々なタイプのものがあります。丈夫で掃除しやすいもの(屋根の部分が取り外せるなど)を選ぶと良いと思います。
大きさは、わんちゃんが中でクルっと回れるくらいの大きさのものを選んでください。子犬の場合、大人になったときのサイズを考えて選んでくださいね。
いざ「クレートトレーニング」!
クレートに慣れるために、楽しい練習をしてみましょう。
「クレートトレーニング」とは、飼い主さんの「ハウス」の掛け声でハウス(わんちゃんが安心できる場所・クレートやキャリーバッグの中)に入れるようになることです。

やり方
クレートの中でいい子にしていたらごほうびを。 写真
クレートの中でいい子にしていたらごほうびを。
(1)わんちゃんが大好きなおやつやおもちゃでクレートに誘導し、わんちゃんがクレートの中に入ったら「ハウス」と声を掛けます。
(2)クレートの中でおとなしくなったら出してあげ、たくさんほめたり遊んだりしてあげてください。
(3)最初は中にいる時間を短時間にし、徐々に時間を長くしていきます。
(4)中にいる時間を長くする場合は、長く遊べるおもちゃ(コングなど)を与えて、気を紛らわせられるようにしてあげます。

ボクたちがクレートを好きになるポイントは、「飼い主さんがクレートを罰の道具に使わないこと」。
「いたずらをしたから」「お客様が来るから」などの理由で飼い主さんがクレートを「閉じ込める場所」として使ってしまうと、ボクたちはクレートが嫌いになってしまいます。
ボクたちが「クレートは、中でいい子でいられたら飼い主さんにたくさんほめてもらえる素敵な場所」と思えるようにしてくださいね。

ボクたちわんこは、実はもともと狭いところが大好き。暗くて狭い巣穴の中で生活していたボクたちのご先祖様・オオカミのDNAなのかもしれないね。
クレートの中に入るのに慣れないうちは少し不安になって吠えてしまったりすることもあるけれど、短い時間から少しずつ慣らして、自信をつけてくれれば、「クレートの中って、居心地がいいな」って思えるようになるよ。飼い主の皆さんよろしくお願いします。
vol.22 おでかけで役立つトレーニング その2
前回に引き続き、お出かけの時に役立つトレーニングの方法を紹介します。
少しレベルアップするけど、飼い主さんと楽しくお勉強してね。
(一般的な訓練の方法を紹介しています。わんちゃんによっては向かない場合などもあるので、訓練士さんなどにご相談ください。)
「リラックスポジション」でクールダウン
リラックスポジション 写真
リラックスポジションの体勢。
「リラックスポジション」って知ってる?
飼い主さんのリードで、一定時間おとなしくお腹を出す「服従の姿勢」のことを言います。

やり方
(1)わんちゃんの名前を呼ばずに抱きかかえます。(お腹を出すことは、わんちゃんにとって最初は嫌なこと。嫌なことをするときに名前を呼ぶと、「名前を呼ばれると、これから嫌なことが始まるんだ」と覚えてしまうわんちゃんもいるので、注意)
(2)飼い主さんが床に座り、わんちゃんを仰向けにして、両足で軽くわんちゃんを挟みます。
(3)わんちゃんが抵抗してもがんばって続けてください!「飼い主さんの力にはかなわないんだよ。」ということを教えてあげてください。抵抗して暴れるようだったら、わんちゃんの胸のあたりを軽く押してください。
(4)わんちゃんが落ち着いたら、ゆっくりとわんちゃんの胸のあたりをなでてあげてください。
(5)飼い主さんが解除の言葉(「おしまい」でも「フリー」でも何でもいいです)をかけてあげて「終了」です。

おうちで出来る子は多いと思うけど、少しずつお外でも練習してみてね。
お外でつい興奮してしまった時に、リラックスポジションで飼い主さんにクールダウンさせてもらうことができるよ。
呼び戻し 写真
ちゃんと戻れるかな?
※撮影目的のため写真の伸縮リードはロック状態になっています。通常は、ひも部分が垂れることのないようロック機能を解除してご使用願います。
「おいで!」といわれたら必ず戻って!
楽しいドッグランで、飼い主さんに呼ばれてもなかなか戻れない子、多いんじゃない?
飼い主さんに追いかけられてリードをしてもらうのは、ちょっとかっこ悪いよね。

やり方
(1)わんちゃんに「待て」をさせて、わんちゃんの顔見ながら二、三歩後ろに下がります。
(2)飼い主さんがその場にしゃがんで、大きく手を広げ、楽しそうに笑顔で「おいで!」と言います。
(3)わんちゃんが飼い主さんのところにきたら、ごほうびをあげてください。
だんだん待つ距離を長くしていってみよう。飼い主さんの所に行くのが待ち遠しくて、「おいで!」の声で急いで走って行きたくなっちゃうよ。
かっこよく「ついて歩く」をしてみよう!
ヒールウォーク 写真
「ついて歩く」練習は根気よく。
人通りが多い場所でのショッピングの時や、狭い道を通る時は、周りの人の迷惑にならないために、そしてボクたち自身が安全に歩けるように、飼い主さんにぴったりついて歩くことが大切だよね。

やり方 1
(1)わんちゃんにリードをつけ、わんちゃんの名前を呼びながら一緒に歩く。
(2)わんちゃんが飼い主さんの顔を見たらごほうび。
(3)名前を呼んで注目させながら歩くうちに、飼い主さんを気にしながら歩くようになります。

やり方 2
(1)飼い主さんがわんちゃんの大好きなものを見せびらかしながら歩きます。
(2)わんちゃんが大好きなものを見ながら飼い主さんについて歩いたら、大好きなものをわんちゃんに与えます。
(3)この動作を繰り返しトレーニングします。
トレーニングの時は、ボクたちが「お勉強って、楽しい!」と思えるように工夫してほしいんだ。
例えば、「何時間も集中してお勉強」っていうのはちょっと無理。ボクたちの集中が続くのって、トレーニングを始めたばかりの頃は10分くらいなんだ。途中に休憩を入れて、「短時間で何回も」繰り返してもらえると楽しくいろいろなことが覚えられるよ。
あと、ごほうびの「おやつ」にもランク付けをしてもらえるとやる気が倍増しちゃうよ。
もう練習してほとんどできるようになったことのごほうびは小さく砕いたクッキー、新しいことができた時や覚えたての頃は、良い香りがするチーズや鶏のささみ…という具合です。

でも、どんなごほうびより、ボクたちは飼い主さんが笑顔で優しくほめてくれるのが一番嬉しいんだ。
飼い主さん、ボクたちと一緒にトレーニングを楽しんでね!よろしくお願いします。
vol.21 おでかけで役立つトレーニング その1
「トレーニング」なんて言うと、なんだかとっても難しそう…少し緊張しちゃうよね。
でもね、飼い主さんの言うことにちゃんと従えるようになると、つい嬉しくてはしゃいじゃうおでかけの時だって、とってもスマートに過ごすことができるんだよ。

今回は、飼い主さんと楽しく練習できる「おでかけで役立つトレーニング」の方法を紹介します。
(以下は、一般的な訓練の方法を紹介しています。わんちゃんによっては向かない場合などもあるので、訓練士さんなどにご相談ください。)
「アイコンタクト」はお約束の第一歩
「アイコンタクト」は、飼い主さんに名前を呼ばれたら、ちゃんとお顔を見るようにすること。
何をするにも、まず飼い主さんのお顔を見てからスタートすることを心がけようね。

やり方
(1)わんちゃんの名前を呼ぶ。
(2)わんちゃんが飼い主さんの顔を見たら「ごほうび」(おやつでもおもちゃでもかまいません)。
(3)何回か繰り返し、「名前を呼ばれる」=「いいことがある」とわんちゃんに理解させる。

アイコンタクトができるようになると、「次は何をしたらいいの?」とついつい飼い主さんを気にするようになるはずです。
「お座り」、お外でできる??
外でもお座りができると役立つよ! 写真
外でもお座りができると役立つよ!
「『お座り』なんて、簡単だよ。」って子、多いと思うけど、ごはんやおやつがある時やおうちの中だけじゃなくて、お外でもちゃんとできる?

お座りがお外でできると、信号待ちも安全にできるようになるし、おしっこをしちゃいけない所ではキチンとお座りしていればいいから失敗もなくなるよね。

やり方
(1)わんちゃんの鼻先にごほうびを持った手を持っていきます。
(2)わんちゃんが上を向いて、腰を落とすように仕向けます。
(3)わんちゃんが腰を落としたら、「お座り」と飼い主さんが言って、わんちゃんが今何の動作をしたか教えてあげます。
伏せが苦手なわんこにはゆっくり慣らしてあげよう。 写真
伏せが苦手なわんこにはゆっくり慣らしてあげよう。
「伏せ」でキチンと待てるようになろう!
お座りで待つことができたら、今度は伏せで待ってみよう!
飼い主さんとカフェに行った時など、少し長い時間待つ時に落ち着いて過ごすことができるよ。

やり方
(1)まず「お座り」をさせます。
(2)わんちゃんの好きなごほうびを鼻先に持っていき、「伏せ」と言いながらごほうびを徐々に地面近くに下げていってください。わんちゃんの鼻先もつられて地面に降りていきます。
(3)その体勢を維持しながら、「待て」と言葉をのせます。
(4)しばらく待っていられたら、「よし」でごほうびをあげてください。
このやり方でなかなか伏せることができないわんちゃんは、後ろ足を「かくん」と押してあげたり、飼い主さんがかがんで、わんちゃんの前足に手を重ね、わんちゃんの背中に軽く体重をかけたりして、「伏せ」の体勢を教えてあげる方法もあります。

「伏せ」は服従の姿勢のひとつなので、お外ですることが苦手なわんちゃんもたくさんいます。最初はできなくても、短時間の練習から始めて、少しずつ慣らしていきましょう。
ずばり「伏せ」ができなくても、近い体勢になったらごほうび、次はさらに近くなったらごほうびを繰り返して、完成形に近づけていってください。
大型のわんちゃんだけでなく、小型のわんちゃんも是非トレーニングしてみてね!
小型のわんちゃんは、体が小さいから、慣れない場所に行ったり知らない人やわんこにあってとっても緊張しちゃうことも多いよね。
日頃から「飼い主さんの言うことを聞くといいことがある!」と学習していると、慣れない環境で緊張している時でも飼い主さんの言うことを聞くことで落ち着くこともできるんだよ。
ここまで一般的なトレーニングの方法を紹介してきたけど、まずは短い時間から始めて毎日続けることが大切なんだ。トレーニングの方法やごほうびはいろいろあるから、おうちのわんちゃんにあった方法や大好きなごほうびを見つけて、チャレンジしてみてね。飼い主さん、よろしくお願いします。

次回は「おでかけで役立つトレーニング その2」です。
今回よりも少しレベルアップした内容をお届けします。お楽しみに!!
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