創業時からの企業哲学である「Hondaフィロソフィー」の基本理念の1つに「人間尊重」が謳われています。これは「人間は本来、夢や希望を抱いてその実現のために思考し、創造する自由で個性的な存在である」ととらえ、「こうした人間が集い、個性を尊重し合い、平等な関係に立ち、信頼し、持てる力を尽くすことで、ともに喜びを分かちあいたい」という理念です。そしてこの理念は、Hondaグループすべての企業とそこで働く従業員一人ひとりに共有されています。
この基本理念に加えて、「良いものを早く、安く、低炭素でお客様にお届けする」というHondaの2020年ビジョンの変革の方向性には、「商品と、そこに込めた技術の思想をもって、世の中、そして人の役に立ちたい」「Hondaらしいユニークな発想で、人々の暮らしを便利で楽しいものにしたい」というHondaの原点があります。創業から抱き続けてきた「世の中と人の役に立ちたい」という想い。この想いはすべてのHondaで働く従業員に通じており、これまでもこれからも変わらずHondaの原点でありつづけます。
Hondaが障がい者の雇用に関する特例子会社※を設立するきっかけとなったのは、創業者の本田宗一郎と、社会福祉法人「太陽の家」の創設者中村裕博士との出会いでした。中村博士の“世に身心障害者はあっても仕事に障害はありえない”“保護より働く機会を”という考えに共感、賛同した本田宗一郎が「障がいのある人たちの社会的自立の促進」の理念のもと、1981年にHondaのお取引先と共にホンダ太陽(株)を大分に設立しました。そして1985年、熊本に第三セクターとして希望の里ホンダ(株)を、さらに(株)本田技術研究所が1992年に太陽の家と共同出資したホンダR&D太陽(株)を大分に設立。またHondaの各事業所においても、障がいのある人を継続的に雇用し、ともに働く場を創出しています。
Hondaは、今後も障がいの有無にかかわらず、多様な人材が集い、ともに働き、ともに喜びを分かちあっていくことをめざして、障がいのある人の働く場と活躍する機会の提供に取り組んでいきたいと考えています。
※特例子会社とは、障がい者の雇用促進などに関する法律に基づき設立する会社で、障がい者の雇用拡大を目的としている。




