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太陽電池のさらなる普及で、社会に貢献

Hondaの太陽電池事業の歩みは、2002年にさかのぼります。独自開発による非シリコン系の太陽電池は、生産の段階においてCO2の排出量が少ないことが大きな特長となっており、Hondaの環境活動の基本であるLCAにそくした製品となっています。この、地球にやさしいHondaの薄膜太陽電池が世界中でより多く普及していくことが、持続可能な未来を実現させるための一助になる、とHondaは考えています。

Hondaでは、全国の工場や販売店にて太陽電池の導入を進めています。生産拠点においては、太陽電池の生産から販売をになう(株)ホンダソルテックも隣接する熊本製作所への導入をはじめ、国内と海外の多くの事業所に導入しています。販売店の取り組みにおいても、率先していくつかの販売店にて太陽電池を導入し、グループ企業の環境活動を推進しています。また、2010年2月には、中国にある四輪車生産販売合弁会社である東風本田汽車有限公司(東風ホンダ)にて、総合事務棟に薄膜太陽電池を設置。建設中の第2工場においても同電池が設置予定です。

国内販売店の取り組み−Honda DREAM松坂

Honda DREAM松阪 社長 稲葉 茂樹

導入点インタビュー「新しい店だからこそ、新しい取り組み―Hondaの太陽光発電を最初に入れたかった」

Honda DREAM松阪店の屋上には、(株)ホンダソルテック製の太陽電池モジュール計140枚が設置されています。発電出力は16キロワット。年間発電量は約17メガワット時を見込んでいます。

Honda DREAM松阪のオープンは2009年9月。オープンに際して、太陽光発電システムの導入は当たり前のことと考えていました。環境問題に積極的に取り組んでいくことは時代の流れであり、地域社会や子どもたちにとっては、より身近で大切なこととなっています。時代と社会が寄せるHonda製品や企業への期待があり、私もHondaの一員として、その期待に応える必要があると考えていたからです。新しい価値への挑戦という意味において、Hondaと太陽光発電はぴったりだと思います。また、先進性という点においても、二輪車販売店初の導入というかたちでHonda DREAM松阪で実現できたのは、とてもよかったと思っています。

「太陽電池導入によって、数字をきっかけにした意識と行動が生まれました」

店内の「太陽光発電システムモニターコーナー」。現在の発電電力を蛍光灯の本数、1日の発電電力を液晶テレビの台数、前月のCO2削減量をクスノキの本数であらわします。来店されるお客様が、太陽電池の効果を実感できるような工夫をしています。

「数字がでる」ということ、太陽電池の稼働状況が店舗内でモニター表示されることが、2つの変化を生みだしました。
まず、従業員の意識がとにかく変わりました。どこに電気が使われていて、どれだけ消費されているのかが見えるわけですから、無駄への気づきの機会が生まれて、こまめにスイッチを消すようになったのです。待機電力についての考えもあらたまりました。
次に、お客様への情報発信力。スーパーカブに代表されるように、そもそも二輪車は低燃費で省エネルギーのモビリティです。また、二輪のお客様には、何か楽しみに出会えるのでは、という期待をもって来店される方々も多いのです。そのようなお客様のなかには、店内のモニターパネルをご覧になられ、Hondaの太陽光発電システムのモニターであると分かると、その仕組みや特徴を説明して欲しいと、たいへんご興味をもたれるお客様も多くいらっしゃいます。私たちの説明によって、お客様が環境問題を意識していただくようになり、それが地域社会の意識啓発となっていくのであれば、太陽電池を通じたHondaならではのメッセージの発信だと思いますね。導入してまだ1年足らずですが、数字として見える効果に加えて、人の意識や行動によいかたちで影響を与えていると実感しています。
地域のため、そこに育つ子どもたちのために、率先して持続可能な社会づくりの見本を示したい−このような私たちの想いが太陽光発電導入というかたちになって実を結んだのだと考えています。

グローバル生産拠点の取り組み−東風ホンダ

東風本田汽車有限公司 係長 羅寧

導入拠点インタビュー「生産拠点の新しい挑戦」

2010年2月3日、中国における四輪車生産販売合弁会社である東風本田汽車有限公司(以下、東風ホンダ)の太陽電池が、いよいよ稼働をはじめました。総合事務棟の屋根に設置されています。今回設置した太陽電池は、パネル容量が100キロワット、枚数は864枚となります。年間のCO2削減量は100トンを見込んでいます。総合事務棟の照明やエアコン、パソコン、コピー機、給水器などに利用しています。今回の太陽電池の導入に対し、湖北省、武漢市といった行政から、サプライヤー、販売店、さらには従業員まで大きな反響がありました。
東風ホンダのある湖北省武漢市は、地域から存在を期待される開発区をめざしています。行政と地元企業が協力し「グリーン開発区宣言」をおこなうなど、もともと環境意識の高い地域です。太陽電池の点灯式では、湖北省の環境保全担当の幹部の方が来賓で出席され、太陽エネルギー普及のためのパイオニア企業として、東風ホンダに対し感謝の意を述べられました。
従来の発電方法である火力や水力とちがう、太陽電池という再生可能エネルギーを取り入れるといった活動を広めるべく、東風ホンダのホールには太陽電池のPRパネルを設置しています。訪問するすべてのサプライヤーやお客様に対し、東風ホンダがCO2削減のために積極的に取り組んでいることを知ってもらえるような工夫をしています。私たちの理念を社会に広め、社会全体がCO2の削減に取り組むよう努力しています。
きたる2012年に稼働開始予定の第2工場でも、太陽電池を導入することになっています。ここでは、作業工程の電力供給の一部を太陽電池でまかなうことが決まっています。生産工場では初の試みであり、Hondaの生産技術と環境技術を融合した、新しい取り組みがはじまります。

東風ホンダの屋上に設置された太陽電池

東風ホンダのスローガン
「子供たちに青空を」が入った広告塔

湖北省環境保護庁の
文青末副庁長が点灯式に出席