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ダイバーシティの推進

「ホンダフィロソフィーの『人間尊重』という基本理念に基づき、多様な属性にかかわりなく、一人ひとりを違いのある個性として認め合い、尊重することで多様な人材が実力を発揮できる環境を整備する。」Hondaでは多様性への取り組みをこのように定義し、2007年より全社的・継続的な取り組みを開始しました。

女性活躍の機会拡大

多様性を活かす取り組みの強化として、2008年から女性活躍の機会拡大に焦点をあて、社内報による発信、講演会の開催、研修実施など、啓発活動をおこなっています。

おもな啓発活動 「キャリアサポートプログラム」の実施

Hondaは、従業員の育成については、上司との2Wayコミュニケーションを重視しており、年3回以上の面談をおこなうこととしていますが、 2009年10月から若手〜中堅層の女性従業員を対象として、この2Wayコミュニケーションをさらに一歩進めた「キャリアサポートプログラム」を開始しました。2009年はキャリア開発に対する認識をあわせ、キャリアプランや目標について話しあう機会を促進するために女性従業員と上司の双方に対して、キャリア開発研修を実施しました。2010年は研修に加え、女性従業員のキャリア形成に関する個別相談に応じるために、キャリア相談会を実施し、キャリア形成のための気づきの機会提供や、キャリアプラン実現に向けたサポートをおこなっています。

障がいのある人の雇用促進

Hondaは、各事業所で障がいのある人を積極的に雇用しています。また、Hondaの特例子会社であるホンダ太陽(株)、ホンダR&D太陽(株)、希望の里ホンダ(株)においても雇用を推進しています。配属にあたっては、一人ひとりの障がいの状況に配慮するほか、健常者とともに働くことができるように職場環境の整備を進めています。
2010年度の障がい者雇用者数は1,036名、雇用率は2.28パーセントとなっており、法定雇用率1.8パーセントを上回る水準を維持しています。

特例子会社の事業内容と障がいのある人の雇用状況

「障がいのある人の雇用促進研究会」を開催

「障がいのある人の雇用促進研究会」をホンダ太陽(株)で開催しています。「障がいのある人とともに働くためにはどう考え、どう行動していけばよいのかの気づきを得る」ことを目的として、2009年6月から開始し、2010年は1泊2日で全9回開催され、各事業所から延べ123名が参加しました。同研究会ではさまざまな障がいの特性や雇用についての基本的な考え方を学ぶ座学に加え、工場・職場の施設・設備などの見学、車いすでの移動や、障がいのある人と同じ作業の体験などをおこない、障がいのある人の雇用について理解を深め、雇用にかかわる多くの知識を習得しました。

ホンダ太陽(株)の社内を車いすで移動することで、実際に働いている人たちと同じ目線で現場を見学しました

定年退職者の再雇用を推進

Hondaは、少子高齢化社会の到来や、年金に関する法改正などの法制度の動向、製造現場の技能伝承などをふまえ、高年齢者雇用安定法の施行前の2003年4月から、60歳の定年退職をむかえる従業員を対象とした再雇用制度を導入しています。
そして、2010年4月には、60歳以降の生活に対する安心感を高めるとともに、長年培ってきた能力を発揮できる環境を整備することを目的に、原則、希望者全員を65歳まで専門性を活かせる業務にて再雇用する「新たな再雇用制度」へ制度内容を見直しました。その結果、定年退職者の約5割が再雇用を希望しており、さまざまな職場で高い経験値と専門性をもつ従業員の活躍が期待されます 。

再雇用の状況