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未来の街で、人と分かり合い共存する車とは?── はずれ値人材Meet Up! Vol.4

少し変わっているけれど、ときにミラクルな120点をたたき出す「はずれ値人材」。そんな個性的なメンバーが集うHondaの「はずれ値人材Meet Up!」イベントも定番となり、今回でVol.4を迎えました。

毎回イベントごとにテーマを変え、新たなゲストをお呼びして「人とマシンは、分かり合えるのか?」を考えた結果、議論は白熱。オーディエンスからのコメントも交えながら活発なトークを繰り広げたイベントの様子をレポートします。

青木 俊介さんShunsuke Aoki

ロボットベンチャー、ユカイ工学 株式会社CEO

2015年よりグッドデザイン賞審査委員、2021年より武蔵野美術大学の教授も務める。「ロボティクスで、世界をユカイに」というビジョンの下、家族をつなぐコミュニケーションロボット「BOCCO」、共感するファミリーロボット「BOCCO emo」、しっぽのついたクッション型セラピーロボット「Qoobo」、エデュケーションシリーズkurikit「ユカイな生きものロボットキット」、赤ちゃんやペットに見られる“甘噛み”を再現したロボット「甘噛みハムハム」などを発表。

三重野 真代さんMayo Mieno

東京大学公共政策大学院交通・観光政策研究ユニット特任准教授

2003 年国土交通省に入省し、公共交通、観光、地域政策担当を経て、2014 年京都市産業観光局観光 MICE 推進室 MICE 戦略推進担当部長、2017 年国土交通省総合政策局環境政策課課長補佐、2019 年復興庁企画官を歴任。2021 年より現職。著作として『グリーンスローモビリティ 小さな低速電動車が公共交通と地域を変える』がある。

岡田 美智男さんMichio Okada

豊橋技術科学大学 情報・知能工学系 教授

専門分野は、コミュニケーションの認知科学、社会的ロボティクス、ヒューマン-ロボットインタラクションなど。自らはゴミを拾えないものの、子どもたちの手助けを上手に引き出しながら、ゴミを拾い集めてしまう「ゴミ箱ロボット」、モジモジしながらティッシュをくばろうとする「アイ・ボーンズ」、昔ばなしを語り聞かせるも、ときどき大切な言葉をもの忘れしてしまう「トーキング・ボーンズ」など、関係論的な行為方略を備える「弱いロボット」を研究。

コンダパッリィ アニルド レッディKondapally Anirudh Reddy

本田技術研究所 先進技術研究所 知能化領域

2019年にインド工科大学卒業。社会に貢献できる研究開発をしたいという想いで本田技術研究所に入社。HondaアバターロボットのAIサポート遠隔操縦で使われる意図理解技術の開発に関わる。2021年からインタラクティブモビリティ研究に従事。2022年よりHonda「CiKoMa」のコミュニケーション技術に携わる。

戸田 耕佑Kosuke Toda

本田技術研究所 先進技術研究所 知能化領域

2021年に、誰もが自由に移動できる自動運転車両の研究開発を目的として本田技術研究所に新卒入社。CI自動運転の研究開発プロジェクトに参加し、制御工学のバックグラウンドを活かして自動運転車両のコントローラの開発を担当、米国のチームと共に自動運転アルゴリズムの研究開発にも携わっている。

安井 裕司Yuji Yasui

本田技術研究所 先進技術研究所 知能化領域

1994年、「子供たちに青い空を」のスローガンに憧れ、本田技研工業株式会社へ入社。株式会社本田技術研究所にて、適応制御/ロバスト制御を用いた低公害エンジンの研究に携わり、世界初となるULEV(Ultra Low Emission Vehicle, 1997年)、SULEV(Super Ultra Low Emission Vehicle, 1999年)を実現、青い空を守ることに貢献。その後、ニューラルネットワークやモデルベース制御を用いて、HEV(ハイブリッド電気自動車)、クリーンディーゼル車、F-1用トラクションコントロール等の研究開発に従事した後、2016年より「世界の人々の自由・安心・安全な移動」の実現へ向け、自動運転/運転支援システムのためのAI(人工知能)と制御技術の研究に日々チャレンジし続けている。 

Vol.4のテーマ──「未来の街で、人と分かり合い共存する車とは?」

これまで、「はずれ値Meet Up!」では、Vol.1で“社会”、Vo.2で“まち”、Vol.3で“人”にそれぞれフォーカスして議論を行ってきました。

そして、今回開催されたVol.4で注目したのは、“共存”。「未来の街で、人と分かり合い共存する車とは?」をテーマに、これまでとは異なるゲストをお招きして議論を繰り広げました。

ここからは、参加者がそれぞれの視点で意見を出し合いながらワイガヤしたイベントの様子を一部お伝えします。

人と車が共存できる可能性「グリーンスローモビリティ」

「人と分かり合い共存する車とは何か?」を考えると、必ずしも自動運転とは限らないと言います。その中で、まずは三重野さんが推進している「グリーンスローモビリティ(※)」という取り組みから車内、車外の人と、そして車とのコミュニケーションの広がりの可能性について議論が行われました。

※ 時速20km未満で公道を走ることができる電動車を活用した小さな移動サービス

三重野

「グリーンスローモビリティは、ゆっくり走っているので歩いている人の顔が見えるわけです。目の前に歩いている人とアイコンタクトし、手を振ったり話したりもできますし、逆に車外の人がグリーンスローモビリティに乗っている人を特定できてコンタクトが取れる。そういうやり取りができるのが、グリーンスローモビリティの良さかなと思います」

安井

「ヨーロッパのウォーカブルシティの人たちは、グリーンスローモビリティを推進していますが、その理由は中世の街に戻そうという話があって、当時の街は馬車や馬を利用していたそうです。まさに馬車のスピードということですね」

三重野

「そうですね。歩行速度と共生できるスピードであることが大事だと思っています。時速20kmはマラソン選手くらいのスピードになるんですが、基本的にグリーンスローモビリティは人力で出せる最高のスピード以下で走っているということですから、人と共生できる速さということになります」

安井

「ゆっくり移動することによって、いろいろ会話できることが街を豊かにする。ヨーロッパのウォーカブルシティの人たちも、街を豊かにするんだと言っていましたから」

三重野

「ヨーロッパでは、街を豊かにするにはモビリティがすごく大事だという話になっていまして。さっき言ったように街の中を低速にして自動車を減らす代わりに、いろいろなEVのモビリティとか、アクティブモビリティという電動モーターを使わないモビリティで移動して、それが街を元気にしていくという考え方で街づくりが進められています」

岡田

「車がのんびり走るというところのすごさは、搭乗者に車とゆっくり対話できる余裕が生まれることです。高速道路を走っている自動運転の車だと、自分ではないものが勝手に車を運転してくれているので自分の身体を本当に預けていいのかなと思うけれども、低速で走っていると感情移入しやすいですよね。

車に自分の身体を乗せて一緒になって乗るくらいの余裕があると、コミュニケーションの余白ができそうだなという感じがしました」

安井

「確かに、スピードを出して山道などをグイグイ走っている時、車と対話する余裕はないと思います。一方で、ゆっくり街を流している時には車とも対話するし、周りの人とも対話できる。そんな世界になってくるのかなということですかね」

モビリティへの愛から生まれる感情移入が、新たなインターフェースや共存へのカギ

車との対話は、スローな状況ほど感情移入しやすく生まれやすいという話から、感情移入そのものへの話へと移ります。

安井

「先ほど青木さんが、『冷蔵庫に名前を付ける人はいないですよね』とおっしゃっていましたが、車に名前を付ける人はいますかね」

青木

「子どものころ、実家の車は車名をそのまま呼んでいて。そんな感じで、名前で呼んでいる人は結構いると思います」

アニルド

「ニックネームを付ける人たちはいますね。有名な映画とかを自分の車の名前にして、本当に愛を持っている人が名前を付けている感じです。他にも、車が自分の人生の大事な部分とつながっていたら、どうしてもその特別さを見せたくて名前を付ける人もいると思います」

安井

「確かに、名前を付ける人はいますよね。私も、学生時代のサークルの友人でいました。山道に一緒に走りに行くと、彼は車に“マチコ”という名前を付けていましたけど、『マチコ、登れ!』とか言って一生懸命叫びながら乗っていて感情移入しまくっていたのを思い出します。

車は、やはり洗濯機とは違うんだろうなと。名前を付けている人がいるということは感情移入ができるということ。彼の乗っていたあの車は、40年前なので知能なんて載っていないですけれども、めちゃくちゃ洗車もしていましたし可愛がっていたんですよね」

青木

「エンジンが掛かりづらい車があったり、掛かりやすいものがあったりと」

安井

「二輪好きな人がそれをよく言うんです。昔のキャブレターなんか『俺がやると、絶対にこいつはエンジンが掛かってくれるんだ』みたいな。それはありますよね。

私もそうですけど、少し風邪を引いて『体調が悪いな、どうしようかな』と。でも、バイクに乗ってエンジンが掛かった瞬間『ボーン』と振動が伝わってくると、励ましてもらっている気がするというか、それで元気になってしまうんですよね。

だから、知能はないはずなのに意思が伝わるというか、それがモビリティのおもしろいところなのかなとも思っていて。そこで、アニルドさん、『喋る車』についてご説明を」

アニルド

「私は、喋ることに興味があります。車も技術的に進化していて『その車を理解したい』と思うと、人はどうしてもインターフェース、コミュニケーションで理解しようとします。

たとえば、冷蔵庫を理解するのに中身の技術まで理解している人は少ないと思うんですが、なんとなくダイヤルを回せばもっと冷やせるとか、そういうことは理解していて『私は冷蔵庫のことを理解している』という感じになるじゃないですか。

冷蔵庫に比べたら車はいろいろなことができるので、ゆくゆくは言語のレベルに近づくのではないかなと思いながら、そういうインターフェースを開発しています。そこは、興味深いところです」

安井

「インターフェースには言語もあるし、光もあるし、振動もあるし……。さて、今回青木さんが『呼吸クッション』という新商品を持ってきてくださいました。呼吸をするように膨らんだりしぼんだりして、子どもを抱っこしているみたいな安心感があるというクッションで、これは人とマシンのコミュニケーションの一つなのかなと思いまして。

シートの振動周期をうまく調整するとドライバーの覚醒度を上げたり、焦燥感を抑えたりできるのですが、これは医療行為らしいので、車に載せてしまうとどうなんだという話があるみたいです。けれど、これまでは感情移入するだけだったところに、モビリティ側から働きかけるみたいなことは、これからどんどんやれるのかなと」

ガミガミ言うより、肘で軽く突くくらいのほうが効果的?──人を支える車のあり方

車とのコミュニケーションのカギは感情移入にあるのかもしれません。ここで、岡田さんの手がける「NAMIDA0(※)」について語られ、議論はますます深みを増していきます。

※ 自動運転システムそのものがソーシャルなロボットになるのではないかという発想で開発しているドライブエージェントロボット

安井

「私は、岡田先生の理論の大ファンなんです。NAMIDA0のコミュニケーションの仕方も斬新です。3つの個性のエージェントとお喋りできるようになっていて、自動運転時の不安解消やドライバーの安全サポートなどを行えるということなんですが、なんで3つなんですか」

岡田

「1対1だと気が詰まるじゃないですか。3つくらいの相手をしていると、勝手に喋ってくれるし、運転に集中したいときは運転に集中できるし、“ながら”的な情報を引き出すという意味ではおもしろいかもしれないし。

また、1つだけに注目していると、こちらの注意が削がれてしまう感じがするんだけど、3つがそれなりに注意を向けてくれていると安心もある。屁理屈で、あまり深い意味はないです」

安井

「安全運転支援ドライブレコーダーは、システムがリスクを予測して、ドライバーがそれに気づいていないとき、ドライバーの視線を誘導するためのインターフェースを通して見落としているリスクを見つけてもらうことで事故を未然に防ぐものなのですが、あれは人とマシンと車の協調なんです。

協調安全運転支援システムと呼んでいますが、どうやって人と車の協調を引き出すかがこれからすごく重要なのではないかと思っていまして、私は岡田先生の研究に注目しているんです。

走行している時に青木さんの『BOCCO emo(※)』を使った安全支援のシステムを、今年発表されていましたよね」

※ コミュニケーションロボット「BOCCO 」の新モデル

青木

「はい。小さめのロボットをダッシュボードに置いておくと、たとえば一時停止の標識の前で『一時停止があるよ』と教えてくれます。

助手席の人に言われると、だいたい喧嘩になるんです。『スピード出しすぎだよ』とか『ブレーキをもう少し優しくね』とか、そういうのは家族に言われたくないというのがドライバーの心理としてあるんですが、ロボットが言ってくれると、なぜかドライバーの人も『ごめんね』と言って聞いてくれる。そんな実験結果が出ていたりします」

安井

「私たちも同じことを考えていると思ったんです。うちも言語でやっていたよね」

アニルド

「声のピッチによっても変わっていくし、何を喋っているかでも変わります。ロボットを作る時にある程度親切な言葉を入れていくんですが、そういう言葉でロボットが話したら人間が聞いてくれたり、逆に聞いてくれなかったりもする。キャラクターっぽくなりすぎないようになど、さまざまな観点から開発を進めています」

安井

「三重野先生、どうですか。車が助けてくれる、サポートしてくれるといった時にどう支えてほしいですか」

三重野

「私は、車の運転がすごく苦手なので、優しくサポートして導いてくれるといいなと思います。

また、お話を聞いていて思ったことは、運転すると性格が粗暴になってしまう人がいらっしゃるじゃないですか。安全に走らないといけないところ、スピードを出してしまうような方の気持ちを、もっと穏やかにして誘導する。そんな、社会が安定する方向に人を誘導する機能が車のコミュニケーションの中に出てくるといいなと」

安井

「運転すると性格が変わってしまう方は、本当にいるみたいです。リスクとか情報処理するものが多くなりすぎて間に合わなくなってきて、どんどん高揚して心拍数が上がり、スパイラルアップしていってしまうんです。

なので、エージェントがそばにいてあげて、呼吸クッションみたいに『落ち着きなよ』みたいな言葉をうまくかけていくといいのかなと。その点、岡田先生のNAMIDA0の『3つの個性』はポイントになるのではないかなと思うんです」

岡田

「ガミガミ言うより、肘で軽く突くくらいのほうが効果的だとか、促しやすいとかはあるかもしれないですね。

言語学の用語で『ラポートトーク』と『レポートトーク』というのがあって、レポートトークは情報伝達を主としていて、ただ淡々と事実を伝えるコミュニケーションなんですが、直に言われるときつすぎるというか命令されている感じがあるんです。一方、ラポートトークは感情に働きかける話し方ですが、共感的な話をすると馴染みやすい、受け入れやすいというのはあるかもしれないです。

自動運転システムも行為と知覚(※)がうまく絡んでいるので、だんだん生き物的になってきますよね。対面で言葉のやり取りをしなくても感情移入しやすいというか、車の気持ちがなんとなく伝わってくるという感じがありますよね。

※ アフォーダンスという概念を提唱したアメリカの心理学者J・J・ギブソンが“行為と知覚の循環“と言っており、岡田さんも論文で引用していたことがある

だから、グイグイと攻める感じは『こいつはアグレッシブな車だな』とか、モタモタしていると『自信がないのかな』とか、そういうコミュニケーションもおもしろいかなと思いました」

CIマイクロモビリティ技術でつながる、「振る舞う」コミュニケーション

安井

「私たちが研究しているCooperative Intelligence(※)は、将来的には『つながる車』みたいなものでつないでもいいなと思ってはいるんですけど、まずは、ダイレクトな振る舞いでつないでコミュニケーションできる技術を作ろうと」

※ Honda独自のAI、協調人工知能。「Honda CI」と呼ばれる、CIマイクロモビリティ技術

人間は、車とつながっていなくても意思疎通ができていますよね。なので、あれをCooperative Intelligenceとして実現しようと頑張っていたんです。あの動きは、どうやって実現しているんですか」

戸田

「たとえば、右折で渋滞しているところに入りたいとなった時は、人間もそうだと思うんですが動き続けることがアピールになるんです。なので、動き続けて『とにかく自分は入りたいんです』ということを周りにアピールしていく。

止まってくれたら、譲ってくれたということで入っていく。もしも止まってくれなかったら、譲ってくれないんだということで、こちらが待つ。その次のチャンスを狙うという動きになっています」

安井

「止まる、止まらないで判断できないようなシーンでは、譲ってくれる、譲ってくれないはどうやって判断しているんですか」

戸田

「中に乗っている人の表情とか手の動きで見られると思うんですけど、天気によっては見られない時もありますよね。それでも、人間は相手の車の動きや速度の加減、車間距離の差分を見て譲っている、譲っていないというのをうまく判断していることになります。

おもしろい話で、大型車とか重いものを載せている車は、速度が速いと譲ってくれないことが多いんです。中の荷物を壊したくないので。ただ、低速のときは結構譲ってくれたりすることもあって、そういう車種による差異は確かにあります」

安井

「言語だけでなく、振る舞いでもコミュニケーションができると。そうすると、スローな領域ほどそういうコミュニケーションがしやすいので、歩車融合しているところで低速モビリティが振る舞いでうまくコミュニケーショしながら走っていけたら……。そんな街って楽しそうですよね。三重野先生」

三重野

「今、フランスに行くと、街中にはいろいろなモビリティがあります。車と歩行者が共存している姿を見ると心のときめきが止まらなくて(笑)。世界中でそうなってほしいなと思いますし、ゆっくりだからいろいろな人のことを観察したり、待ったりする余裕が出てくると思うので、低速というのはすごく大事ではないかなと思います」

同時開催された「CiKoMa(サイコマ)」試乗レポート

車との共存には動きがすごく大切だという話も出たなかで、今回開催したオフラインイベントのメインコンテンツとして24名の参加者に自動運転車「CiKoMa(※)」に乗っていただきました。

※ 地図に頼らず自由に走行できる搭乗型マイクロモビリティ

社外の人が乗車する機会はほとんどないCiKoMa。実際に乗車した感想は……?
自動運転を体験した方たちのインタビューがこちらです。

体験者1

「自動運転って素人の運転に近いようなギスギスと動くイメージがあったんですが、本当にうまい人が運転しているような印象を受けました。加減速も滑らかで、連続して判断しているなっていう感じがあって。また、カメラがいろいろな方向を捉えているというのがわかり、画面が見えることで安心して乗ることができました」

体験者2

「初めてこういった形の車に乗ってみたんですが、本当に安心して乗れました。勝手に動くし、かつ、人だったら止まってしまいそうな不安に思うところも、ストップすることなくスイスイと進むので、頼もしさを感じました。

また、人が出てきたりとか車が来たりとか複雑な状況でも的確に動きを捉えていました。車内にセンシングの状況もモニタリングされていましたが、それを見ても安心できるというか、とても快適に乗れたというのが正直な感想です」

体験者3

「本当にナチュラルで、とても機械が操作しているとは思えない。人の運転との切り替えがあったのですが、そのつなぎ目が全然わからなかったです。
また、機械だからもうちょっとグッてブレーキかかるかなって思ったら、結構滑らかにかけてくれるし、ノッキングや急停車もなかったです。新しい体験を楽しめましたね」

また、イベント当日は、放送時間内に回答しきれないほど多数の質問をいただき、登壇者も刺激や発見がたくさんありました。最後に、司会と一緒にMCを務め会場を盛り上げた安井の言葉で話を締め括ります。

安井

「今日はありがとうございました。後半でも、一般の参加者の方からいろいろなご意見をいただくことができました。

低速のウォーカブルシティの話などからCiKoMaのコースができたんですが、『地方だと低速車だけではきついところがあるんです』というお話を受けました。

CiKoMaは、市街地に行くと時速20kmのグリーンスローモビリティになるんですが、この車でも車速は上げることができます。なので、必要なときには車速を上げるという、まさに可変グリーンスローモビリティのような可能性があるのではないでしょうか。

どうすれば街中でモビリティとコミュニケーションして、名前を付けてもらえるようになるのか。いろいろと話が出てきたことで、『はずれ値人材Meet Up! 』は、これからまだ発展しそうな予感がしております。

このイベントから生まれる今後の活動に、ご期待ください」

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