recyclemarc 廃棄段階のリサイクル
自動車リサイクル法 3品目の具体的取り組み

自動車メーカーに課せられたフロン類、エアバッグ類の回収・再資源化、およびシュレッダーダストの再資源化を実施するため、Hondaでは、関係事業者、自動車工業会・指定法人の協力のもと、下記のような取り組みを積極的に進めています。

 フロン類

フロン類
フロン類の抜き取り作業
カーエアコンに充填されているフロン類を大気に放出することなく、適正に処理するシステムを構築し、一般社団法人自動車再資源化協力機構に「回収〜運搬〜破壊処理」の一連の業務を委託して進めています。
一方、フロン充填量の削減や、フロンを使わないエアコンの開発など、今後の新型車に対しても積極的な展開を図っていきます。

見出しマーク エアバッグ類

エアバッグ類
エアバッグ車上展開作業
安全装備であるエアバッグを展開させるためのインフレーター(ガス発生装置)を適正にリサイクルすることが必要です。リサイクルの手法としては、インフレーターを車体から取り外して指定した施設でリサイクルする方法と、使用済み自動車に装着したまま車の中で展開してリサイクルする2つの方法があります。どちらの方法で実行するかは、解体事業者にお任せすることになりますが、Hondaはツールや設備の開発を行いながら、事業者の方々と協力しつつ、車上展開によるリサイクルを推奨していきたいと考えています。
また、車上展開する際に、数多く装備されているエアバッグを1つずつ展開するのではなく、1回で同時に展開できるシステムを‘98年モデルより適用し、現在ほとんどのHonda車が、このシステムを装備しています。これにより、解体事業者の処理作業の手間が大きく削減できるようになります。
これら一連の取り組みを自動車再資源化協力機構に委託、協力して進めています。

*「フロン、エアバッグの業務委託先」は、こちらをご覧ください。
 自動車再資源化協力機構HP

見出しマーク シュレッダーダスト(ASR)

ASR
シュレッダーダスト
使用済み自動車が、解体工程を経て破砕工程でシュレッダー設備にかけられ、金属類と分離されて残ったものがASRであり、自動車リサイクル法施行以前は、ほとんどが埋め立てられていました。法の施行後は、このASRを自動車メーカーが引き取ってリサイクルを進めています。リサイクルを効率的、確実に行うために、Hondaはトヨタ自動車、ダイハツ工業、日野自動車と共同で、THチームを作り活動を展開しています。
ASRのリサイクルは設備によって多くの手法があり、リサイクル率とリサイクル費用のバランスを取りつつ、お客様の費用負担を削減すべく取り組んでいます。
また、ASRのリサイクル率は段階的な向上が法律で設定されており(2005年30%、2010年50%、2015年70%)、これらを遵守し早期展開を図ります。(2007年度77.8%早期達成済み)
一方、新型車においては、ASRの発生量を減らすように軽量化を図り、燃焼時に有害物質を出さないような材料開発を積極的に進めていきます。

*「シュレッダーダストの業務委託先」は、こちらをご覧ください。
 豊通リサイクル株式会社ASR再資源化事業部HP
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