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タイヤはクルマの走行装置であり、クルマの性能や安全を担う重要な部品です。
主に、4つの重要な役割を担っています。
タイヤの空気圧は、車種やタイヤのサイズ・規格によって適正値が変わります。車両の取扱説明書、または運転席側のドア付近に貼付されている空気圧表示シールなどで確認してください。タイヤは適正な空気圧でなければ、その性能を最大限に発揮できません。走行前には適正空気圧かどうかを点検しましょう。また、一度適正値に調整したとしても、時間が経てば徐々に空気圧が低下しますので、Hondaのお店で定期的にチェックすることが大切です。

●月に一度はエアゲージ(空気圧計)を使って点検しましょう。特に偏平タイヤの空気圧不足は、見た目にはわかりづらいため、必ずエアゲージを使って点検をしてください。
●空気圧のチェックは、走行前のタイヤが冷えているときに行いましょう。走行時および走行直後は熱によって空気圧が高くなりますが、絶対に空気を抜かないでください。

●クルマによっては高速道路の走行時や乗車人数に応じて、空気圧を変えなければならない場合もあります。
●厳密には指定空気圧に合わせることが望ましいですが、基本的には指定値を下回らず、上限は10%以内に
収めるようにしましょう。
●複輪間で空気圧差が大きいと、タイヤの損傷・偏摩耗等により経済性・安全性が損なわれます。同一の
空気圧が指定されている複輪間の空気圧は、差が出ないように注意してください。
走行中ハンドルが左右に取られたり重くなったりするなど、操縦性が悪くなってしまいます。クルマのふらつきの原因となり危険です。安全なドライブのためにも適正な空気圧を心がけましょう。
タイヤの空気圧が低いと走行時の抵抗が増加し、燃費に大きく影響します。適正空気圧で50km走った場合、50kPa{0.5kgf/cm2}減のときに比べてガソリン150ccの節約になります。
タイヤがつぶれた状態で走行することによって両側が中央より早く摩耗してしまい、その結果タイヤの寿命を縮めてしまいます。
空気圧が不足していると、偏摩耗が起こりやすくなります。
タイヤのたわみが増えるので、運転時の安定感が低下し、バースト(破裂)することもあります。
タイヤが異常に張っている状態だと走行時の衝撃を吸収できず、ゴツゴツした感じや跳ねるような感じの乗り心地になってしまいます。
空気圧が高いと、タイヤと路面との接地面積が小さくなるので、ブレーキが利きにくくなり、大変危険です。
路面との接地がタイヤの中央に集中するため、その部分の摩耗が早くなってしまいます。また傷を受けやすくもなり、タイヤの寿命を短くしてしまいます。
同じタイヤサイズでも、日本のJATMA規格と欧州のEXTRA LOAD規格では、適正空気圧が異なります。EXTRA LOAD規格のタイヤを装着する場合は、LI(ロードインデックス:最大負荷能力を示す指数)と空気圧の負荷能力対応表などを確認し、適正な空気圧を充填する必要があります。
※詳しくは、Honda販売店にお問い合わせください。
タイヤの寿命は、主にタイヤの残り溝の限界を示すスリップサインが目安になります。残り溝が少ないタイヤでの走行は大変危険ですので、スリップサインが現れたらすぐに交換が必要です。
タイヤには、残り溝1.6mmを表す目安としてスリップサインが設けられています。トレッド部に刻まれた縦の太い溝には、他の部分より1.6mm隆起した箇所があり、周りのゴムが摩耗したときにこの隆起が現れると、タイヤの残り溝が1.6mmになったことを表し、使用の限界に達したことを知らせてくれます。
タイヤは、滑り止め要件(摩耗限度)が道路運送車両法の保安基準で定められています。残り溝1.6mm未満のタイヤは使用が認められておらず、整備不良車になるため、車検時には不合格となります。

スリップサインの位置を示す△印が、タイヤの両側面にそれぞれ周上に4ヶ所以上表示されています。
トレッド部がすり減って溝が少なくなったタイヤは、排水・拭水機能が大きく低下します。そのため、雨などで濡れた路面を走行したとき、スリップやハイドロプレーニングを起こしやすく、大きな事故につながることもあり危険です。
●溝の深さが1.6mm以上ある場合でも、極端な偏摩耗でコード層が露出したタイヤは使用できません。
●積雪または凍結路走行の場合は、スタッドレスタイヤの残り溝が新品時の50%以上で
あることを確認してください。
●小型トラック用タイヤの場合、高速道路を走行する際のタイヤ使用限度は残り溝2.4mmです。
タイヤは日々の走行で雨や土、油などの影響を受けたり、駐車時でも直射日光などにさらされたりするため、ゴムが徐々に劣化していきます。このようなゴムの経年劣化により、ヒビやキズが表れた場合は、スリップサインが現れていなくても要注意です。普段から日常点検で、スリップサインと同様に、ヒビやキズなどゴムの劣化もチェックしましょう。
タイヤの表面に現われているキズ・ヒビ割れは大変危険です。走行中にバースト(破裂)など大きなトラブルにつながることがあります。日ごろから点検を行い、キズやヒビ割れがあるままのタイヤで走行しないように気をつけましょう。キズやヒビ割れのほか、ガラスや釘が刺さっているのを見つけたら、すぐに Hondaのお店に相談しましょう。
タイヤのサイドにコブのようなふくらみがあるときは、内部のコードが外部の衝撃などで切れている可能性があります。このような場合、タイヤは従来の強度を維持できずに、重大なトラブルを引き起こすことがあります。すぐにHondaのお店でタイヤを交換してください。
タイヤサイドに放射状のへこみができることがありますが、これは構造上のものであり不良品ではありません。そのまま安心して使用できます。
チューブレスバルブはチューブレスタイヤ専用のエアバルブで、ホイールの内側に取り付けられています。このパーツはゴムでできているので年月が経てば劣化し、また外から強い衝撃が加わると損傷することもあります。劣化や損傷していると、エア漏れなどトラブルを起こすことが考えられるため、タイヤ交換をするときに、あわせて交換することをおすすめします。
タイヤは4輪すべてが均等に摩耗するわけではなく、前輪駆動のFF車はフロントタイヤ、後輪駆動のFR車はリアタイヤの摩耗が早く進みます。そこで摩耗が均一化され、タイヤが長持ちするよう、タイヤの取り付け位置を入れ替えるローテーションを行います。
ローテーションの目安は5,000kmに一度程度で、定期的に行うことがおすすめですが、スタッドレスタイヤから夏タイヤへの履き替え時にローテーションを行うと、タイヤ交換も一度に済むので効果的です。
また、ホイールの回転バランスを調整するホイールバランス、車体と地面の接地の仕方を調整するホイールアライメントも、タイヤとホイールを交換した際に必要になることがあります。
もしもパンクしてしまったら、他の交通の妨げにならないようクルマを安全な場所(路肩や空き地など)に停め、非常点滅表示灯を点滅させましょう。また、必要に応じて停止表示板や停止表示灯、または発炎筒を使い、後続のクルマに故障車とわかるようにしましょう。
なお、パンクしたタイヤをスペアタイヤに交換する際、スペアタイヤの空気圧が不適正では、新たなトラブルを招くことになりかねません。日ごろからスペアタイヤの空気圧も点検しておくようにしましょう。
パンク時の応急処置用として、スペアタイヤのかわりに、応急パンク修理キットが装備されているクルマもあります。緊急時のために、日ごろから応急パンク修理キットも点検しておきましょう。特に、応急修理剤には有効期限がありますので、確認しておく必要があります。
●タイヤやチューブは主にゴムでできているので可燃物です。ゴムが劣化しやすい環境や、火気のあるところには保管できません。直射日光や雨および水気を避け、油類・ストーブなどの熱源や、火花の出る装置などに近い場所には置かないようにしてください。
●タイヤを単体で保管するときには、内側に水や異物が入らないように注意してください。
●長期間同じ場所に置いて保管する場合、タイヤ内部から薬剤がにじみ出ることがあります。床にダンボールを敷くなどして、薬剤による汚れを防止してください。
●タイヤとホイールを組んだ状態で保管する場合、縦置きにすると接地面が変形することがあります。空気圧を使用時の1/2程度に落とし、横置きで保管するようにしてください。また、ホイールバルブには必ずバルブキャップを取り付けておきましょう。
長期使用しているタイヤの点検・交換・保管上の注意については詳しくは、JATMA((社)日本自動車タイヤ協会)のウェブサイトをご覧ください。
※詳しくは、Honda販売店にお問い合わせください。