Round06スロバキアスロバキア

3日目

2018年7月15日(日)

会場:Slovakia Ring

コロネルがダブル入賞を果たす

スロバキアリンクで行われたWTCR第6戦のレース3で、トム・コロネル(Boutsen Ginion Racing)が8位入賞を果たしました。

17番手からレースに挑んだコロネルは、オープニングラップで10台が巻き込まれたアクシデントをうまく切りぬけてポジションを上げると、そのままフィニッシュを果たしました。予選1で6番グリッド、そしてレース1での7位と合わせ、コロネルにとっては2018年シーズンの自己ベストリザルトを連続して獲得した記念すべき大会となりました。

チームメートのベンジャミン・レッスン(Boutsen Ginion Racing)は、8番手からスタートして5位でフィニッシュ。レースでは好スタートを切り、オープニングラップのみでポジションを2つ上げる好走を見せましたが、残念ながらターン3で後続車から追突されてしまい、その影響でエステバン・グエリエリ(ALL-INKL.COM Münnich Motorsport)などを巻き込みながらスピンしてしまいました。

レッスンとグエリエリがコーストラックから押し出される中、ヤン・エアラッシ(ALL-INKL.COM Münnich Motorsport)はうまくそれを回避して走行を続けました。オープニングラップのアクシデントでトラックの外に押し出されてしまい、その際に草やタイヤかすをマシンの冷却機関に巻き込んでしまったエアラッシは、それによるエンジンの高熱化をものともせず、わずか半周で17位から12位へと浮上。すばらしい走りでポジションをばん回していきましたが、エンジンの高熱化と他車からの3度にわたる追突を受け、ピットインせざるを得なくなります。ピット作業が終わり次第レースに合流しましたが、最終的に15位でのフィニッシュとなりました。

第6戦を終え、シーズンはこれから夏休みに入ります。現在、ドライバーズランキングではエアラッシがドライバーズランキング4位、グエリエリが8位、レッスンが14位、コロネルが19位につけています。またチームランキングでは、ALL-INKL.COM Münnich Motorsportが3位、Boutsen Ginion Racingが9位につけています。

コメント

トム・コロネル(8位)
トム・コロネル 「昨日の7位と今日の8位を併せて、総合順位でも今季ベストリザルトを獲得でき、とてもうれしいです。オープニングラップで発生したアクシデント時には内側につけており、うまく回避してポジションを大幅にアップできたので、運にも助けられましたね。途中、他車が避けないとクラッシュしそうな動きで迫ってきたこと以外は、いいレースでした。今大会では、ここまでの数大会を合わせたよりも大きな前進が果たせたと思います。なので、これからのアジア地域での大会に向けてもポジティブな気持ちで挑めます」

ヤン・エアラッシ(15位)
ヤン・エアラッシ「今日のレースはかなりタフでしたね。13番グリッドからスタートしていくつかポジションを上げられたところまではよかったです。そのあと、オープニングラップでのアクシデントを回避するためにはらみ、その際にタイヤかすや泥などをタイヤや吸入口に巻き込んでしまいました。セーフティーカーが導入されている間にタイヤは綺麗にできたのですが、冷却ダクトがブロックされていたことでエンジンが高熱化してしまったんです。そのあとのレースでは他車からぶつかられ、マシンがより深く損傷してしまいました。結局、冷却システムを修理するためにピットストップせざるを得なくなりましたが、そのあとはかなりいいペースがありました。オープニングラップのアクシデントが起きたあとも、ポイント獲得を目指せる速さがあっただけに、残念です」

エステバン・グエリエリ(24位)
エステバン・グエリエリ 「なんてレースだったんでしょう。本当に残念です。3番手からのスタートだったので、もちろん好リザルトを獲得することしか考えていませんでした。しかしターン3でブレーキングしていた際に後ろから強くぶつかられ、それでレースが終わりになってしまいました。こういう不運なアクシデントがオープニングラップに起きて、大量ポイントを獲得するチャンスが無くなってしまうのは2度目です。次戦の中国大会までには長い準備期間がありますし、昨年、勝利を挙げている場所でもあるので、ポジティブな気持ちを失わずに向かいます」

ベンジャミン・レッスン(25位)
ベンジャミン・レッスン「今日は好リザルトを獲得できそうなペースがあったのに、残念な結果になってしまいました。ターン1からターン2では終始いいペースがあり、そのままターン3に向かおうとしたところで、ガブリエル・タルクィーニ(ヒュンダイ)に追突されてしまいました。あそこで僕のレースが終わりました。今日はもっと上のポジションを目指して走行していたので、悔しいです。マシンは見事な仕上がりでした。それだけに、チームのみんなに申し訳なく思います」

リザルト

レース3

順位 No. ドライバー マシン 周回数 タイム/差
15N.ミケリスヒュンダイ1332'25.458
27A.コンテプジョー13+2.005
322F.バービッシュアウディ13+8.273
411T.ビョークヒュンダイ13+8.312
544P.フリンクプラ13+8.796
631K.チェッコンアルファロメオ13+9.150
89トム・コロネル Honda13+9.729
1568ヤン・エアラッシHonda13+1'24.581
2486エステバン・グエリエリ Honda0 -
2563ベンジャミン・レッスンHonda0 -

ポイントランキング

ドライバー

順位 No. ドライバー マシン 総合ポイント
130G.タルクィーニヒュンダイ202
248Y.ミュラー ヒュンダイ199
35N.ミケリスヒュンダイ176
468ヤン・エアラッシHonda171
569J.カール・ベルネ アウディ166
611T.ビョークヒュンダイ164
886エステバン・グエリエリ Honda134
1463ベンジャミン・レッスンHonda58
1715ジェームス・トンプソン Honda36
199トム・コロネル Honda28

ランキング詳細

チーム
順位 チーム マシン 総合ポイント
1 BRC Racing Team ヒュンダイ 385
2 MRacing - YMR ヒュンダイ 375
3 ALL-INKL.COM Münnich Motorsport Honda 311
4 Audi Sport Leopard Lukoil Team アウディ 250
5 Sébastien Loeb Racing フォルクスワーゲン 207
6 Campos Racing クプラ 177
7 DG Sport Competition プジョー 147
8 Audi Sport Team Comtoyou アウディ 109
9 Boutsen Ginion Racing Honda 96
10 Comtoyou Racing アウディ 47
11 Mulsanne Srl アルファロメオ 35
12 Zengo Motorsport クプラ 27

ランキング詳細

フォトギャラリー

ニュース