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2016.6.26 世界ツーリングカー選手権 第7戦 ポルトガル ポルトガル 決勝

[決勝] ポールポジションスタートのモンテイロがメインレースで優勝

世界ツーリングカー選手権の第7戦ポルトガルラウンドの舞台は、ポルトより約100km内陸のヴィラ・レアルという古い街での市街地コース。この市街地コースは、1930年代に始まり、1960年代はF3も行われたという歴史あるコースです。前半は登りのワインディングコーナーが続き、後半は高速コーナーとストレートのダウンヒル。昨年のコースに対して、スタート直後にシケインが新設され、また、部分的に舗装が改修され、多少綺麗な路面となりました。なお、今回Honda勢は、サスペンションのセッティングを見直し、戦いに挑みました。

ティアゴ・モンテイロティアゴ・モンテイロ

ティアゴ・モンテイロティアゴ・モンテイロ

Q2の10番手までがリバースグリッドでスタートするオープニングレースは、13ラップの戦い。ロブ・ハフ(Castrol Honda World Touring Car Team)が7番手、ノルベルト・ミケリス(Honda Racing Team JAS)が8番手、ティアゴ・モンテイロ(Castrol Honda World Touring Car Team)が10番手からのスタートとなりました。

ティアゴ・モンテイロ(中央)、ノルベルト・ミケリス(右)ティアゴ・モンテイロ(中央)、ノルベルト・ミケリス(右)

表彰式表彰式

パスすることが難しい今回のコースで、レースはほぼスタート順のポジションを保ち展開。11ラップ目において、ハフが先行するテッド・ビョーク(ボルボ)のを抜いて6位フィニッシュ。ミケリスが8位、モンテイロ10位でした。

ロブ・ハフ(左)、ノルベルト・ミケリス(右)ロブ・ハフ(左)、ノルベルト・ミケリス(右)

ロブ・ハフ(#12)、ノルベルト・ミケリス(#5)ロブ・ハフ(#12)、ノルベルト・ミケリス(#5)

14ラップで争われたメインレースは、地元出身のモンテイロがポールポジション(PP)から、ミケリスが3番手、ハフが4番手からと、Honda勢はミスが絶対に許されない好ポジションからスタートしました。

レースは予想通りスタートポジションを守って進み、PPスタートのモンテイロが2位のミューラーに0.8秒差をつけて優勝。ミケリスが3位、ハフが4位となりました。

ノルベルト・ミケリスノルベルト・ミケリス

ノルベルト・ミケリス(手前)ノルベルト・ミケリス(手前)

今回のポルトガルラウンドをもって、ヨーロッパラウンドが終了。次のレースは8月7日(日)、南米アルゼンチンのテルマス・デ・リオ・オンドで行われます。

堀内大資|Civic WTCC開発プロジェクトリーダー
「母国でのレースで、モンテイロ選手がポールポジションから優勝を果たしました。我々はもちろん、地元のヒーローを応援する大勢のファンの皆さんにとっても最高の結果となり、とてもうれしく思っています。ヴィラ・レアルは、一般公道を使ったとてもリスクの高い難コースですが、Hondaのワークスドライバー3人は予選から好調で、レースでもとてもすばらしい戦いを披露してくれました。モンテイロ選手の活躍に加え、予選で3台がそろってQ3に進出できたこと、オープニングレースを無事に乗りきり、メインレースで1、3、4位という結果を残したことなど、ドライバーとチーム全員の努力の成果だと思います。マシンとしては、これまでと大きく変わっていませんが、サスペンションのセットアップがうまく決まり、グリップレベルが向上したことが、好結果につながった一因と考えています。これでヨーロッパラウンドは終わり、シーズン前半戦をいい状態で締めくくれました。開幕から3カ月で7大会14レースという非常に過密なスケジュールでしたが、それを乗りきり、マシンのレベルアップ、ドライバーのスキルの高さは十分に確認できました。7月にはテストを予定していて、後半戦に向けてさらなる速さを得る努力を続け、タイトル奪取に向けて全力を尽くします。そして、レベルアップしたHonda Civic WTCCを、9月の日本ラウンドで皆さんにお見せしたいと思うので、引き続き応援をよろしくお願いします」

Race1
順位 No. ドライバー マシン 周回数 タイム/差
19T.コロネルシボレー1326'11.089
23T.チルトンシトロエン13+0.597
310N.キャッツバーグラーダ13+2.626
425M.ベナーニシトロエン13+3.145
537J.ロペスシトロエン13+3.626
612ロブ・ハフHonda13+4.332
 
85ノルベルト・ミケリスHonda13+5.452
1018ティアゴ・モンテイロHonda13+8.054
1455フェレンツ・フィクザHonda13+30.555
1799ダニエル・ナギHonda13+1'07.844
Race2
順位 No. ドライバー マシン 周回数 タイム/差
118ティアゴ・モンテイロHonda1427'53.321
268Y.ミュラーシトロエン14+0.821
35ノルベルト・ミケリスHonda14+2.181
412ロブ・ハフHonda14+3.402
537J.ロペスシトロエン14+16.164
662T.ビョークボルボ14+17.374
 
1555フェレンツ・フィクザHonda14+47.654
1799ダニエル・ナギHonda3 +11Laps
ポイントスタンディング
ドライバー
順位 No. ドライバー マシン 総合ポイント
- 1 37J.ロペスシトロエン244
218ティアゴ・モンテイロHonda143
- 3 10N.キャッツバーグラーダ139
425M.ベナーニシトロエン134
- 568Y.ミュラーシトロエン133
- 65ノルベルト・ミケリスHonda127
 
712ロブ・ハフHonda125
18 55フェレンツ・フィクザHonda2
- 22 99ダニエル・ナギHonda0

ランキング詳細

マニュファクチャラー
順位 マニュファクチャラー 総合ポイント
- 1シトロエン 633
- 2Honda 459
- 3ラーダ 379
- 4ポールスター 185

ランキング詳細

ティアゴ・モンテイロ

ティアゴ・モンテイロ

ティアゴ・モンテイロ(中央)、ノルベルト・ミケリス(右)

表彰式

ロブ・ハフ(左)、ノルベルト・ミケリス(右)

ロブ・ハフ(#12)、ノルベルト・ミケリス(#5)

ノルベルト・ミケリス

ノルベルト・ミケリス(手前)