シリーズ後半の初戦となる日本ラウンド
初開催のツインリンクもてぎで、Honda Civic WTCCはホームレースに挑む

世界ツーリングカー選手権(WTCC)は、約2カ月のサマーブレイクを経てシーズン後半戦に入ります。第9大会となる日本ラウンドは、栃木県のツインリンクもてぎで開催されます。これまでWTCCの日本ラウンドは、岡山国際サーキット、鈴鹿サーキットで開催されてきましたが、ツインリンクもてぎでのWTCC開催は初めてで、同サーキットにとって初のFIA世界選手権となります。

7月のポルトガル大会後、ワークスチームである「Castrol Honda World Touring Car Team(カストロール・ホンダ・ツーリングカー・チーム)」は、後半戦での躍進を期しテストを行いました。シーズン途中にベース車のモデルチェンジに伴って外観をリファインしたCivic WTCCは、空力面での性能向上を果たしました。その後2勝を挙げたCivic WTCCは、後半戦に向けてマシンの熟成を進め、さらなる好結果を目指します。

日本ラウンドには、ワークスチームからガブリエーレ・タルクィーニ選手、ティアゴ・モンテイロ選手、「Zengő Motorsport(セングー・モータースポーツ)」からノルベルト・ミケリス選手、「Honda Racing Team Sweden(ホンダ・レーシングチーム・スウェーデン)」からリカルド・ライデル選手の4名が、Honda Civic WTCCをドライブ。3年連続の日本ラウンド優勝を目指します。

シリーズ後半戦にあたり、ハンディウエイトの見直しが行われ、Honda Civic WTCCのウエイトハンディは0kgとなりました。Hondaのホームレースとなるツインリンクもてぎでの戦いに、ドライバー、チームは意欲を燃やしています。

WTCC日本ラウンドは、9月12日に予選、13日に決勝が行われます。

コメント

ガブリエーレ・タルクィーニ選手
「今シーズンはイタリアでのレースがないので、私にとって、もてぎがホームレースです。Hondaのチームにとってシーズンで最も大事な一戦です。昨年、私は鈴鹿のレース2で優勝し、日本のファンの情熱を直に感じました。日本人ファンは、イタリアのティフォシのようにとても熱狂的です。ファンの声援に応えるためにも、日本ラウンドはいい週末にしたいと思っています。もてぎでレースをしたことはありませんが、日本のファンの応援があればライバルに迫ることができると思います。2年前、『Honda Racing THANKS DAY』で、HondaのSUPER GTマシンに乗ってもてぎを数周したことがあります。すばらしいサーキットだと思いますので、ツインリンクもてぎでのレースをとても楽しみにしています」

ティアゴ・モンテイロ選手
「ツインリンクもてぎでのレースは、私にとってポルトガルのヴィラレアルに続く第二のホームレースです。しかも、ヴィラレアルの次戦がもてぎです。日本に来るのはいつも楽しみです。すばらしい人たちと豊かな文化、そしておいしい食べ物があり、私は日本が大好きです。いつも、日本を訪れるのを心待ちにしています。SUPER GTのマシンで何周か走ったことがあるので、コースのことは少しだけ知っています。それに、Civic WTCCに合ったコースであるはずです。夏休みが終わり、私は今まで以上に表彰台獲得に意欲を燃やしています。もちろん、優勝も狙ってがんばります」