モータースポーツ > 世界ツーリングカー選手権 > 第1戦 アルゼンチン > 予選

世界ツーリングカー選手権

round 01

SCHEDULE

March 7 2015, QUALIFYING WTCC Race of Argentina

アルゼンチンアルゼンチン

2015年シーズンがアルゼンチンで開幕
予選でモンテイロ選手が5番手、タルクィーニ選手が7番手に入る

2015年3月7日(土)・予選  会場:アウトドルモ・テルマス・デ・リオ・オンド(4.806km)  
天候:晴れ  気温:30℃  コースコンディション:ドライ

「カストロール・ホンダ・ワールド・ツーリングカー・チーム(Castrol Honda World Touring Car Team)」は、アルゼンチンで2015年シーズンの開幕を迎えました。ドライバーは前年同様、ガブリエーレ・タルクィーニ選手とティアゴ・モンテイロ選手の2名です。また、Honda Civic WTCCでの3シーズン目を迎えた「ゼングー・モータースポーツ(Zengő Motorsport)のノルベルト・ミケリス選手に加え、「ニカ・レーシング(Nika Racing)」のリカルド・ライデル選手、「プロチーム・レーシング(Proteam Racing)」のドゥサン・ボルコビッチ選手が、今シーズンから新たにHonda Civic WTCCで参戦。Honda Civic WTCC勢は、5台がシーズンタイトルの獲得を目指して戦います。開幕戦の舞台となるのは、アウトドルモ・テルマス・デ・リオ・オンド。なお南米での開幕は、同シリーズ初のことです。例年より約1カ月早い開幕戦となり、晩夏のアルゼンチンは気温30℃以上、路面温度は60℃にも達するコンディションで、過酷な環境での開幕戦となりました。

  • ティアゴ・モンテイロ選手ティアゴ・モンテイロ選手
  • ティアゴ・モンテイロ選手ティアゴ・モンテイロ選手
  • ティアゴ・モンテイロ選手ティアゴ・モンテイロ選手
  • ティアゴ・モンテイロ選手ティアゴ・モンテイロ選手
  • ガブリエーレ・タルクィーニ選手(#2)、ノルベルト・ミケリス選手(#5)ガブリエーレ・タルクィーニ選手(#2)、ノルベルト・ミケリス選手(#5)
  • ガブリエーレ・タルクィーニ選手ガブリエーレ・タルクィーニ選手
  • Honda Civic WTCCHonda Civic WTCC

午後3時10分から開始された20分間のQ1では、セッション中盤にモンテイロ選手が1分47秒321、タルクィーニ選手が1分47秒441の好タイムをマークし、4番手と5番手につけました。2台はタイヤを温存するために、このタイムでQ1を終了。最終的にモンテイロ選手が6番手、タルクィーニ選手が8番手でQ2への進出を決めました。ミケリス選手はアタック中に左前輪のトラブルが発生し、ピットイン。予選タイムを計測できずに終わりました。ボルコビッチ選手は13番手、ライデル選手は16番手と、ともにタイムを伸ばせず、Q1で予選を終えました。

上位12台による10分間のQ2では、タイヤ交換の余裕はなく、1セットでのアタックで勝負が決まります。セッション中盤、モンテイロ選手が1分46秒469で4番手、タルクィーニ選手が1分46秒967で7番手となり、モンテイロ選手はQ3進出を果たしました。

Q3は、Q2の上位5台が、5番手から順番に1台ずつタイムアタックを行う、前年同様の形式で行われます。2番目にアタックを行ったモンテイロ選手は、1分47秒633でタイムを伸ばせず、5番手に終わりました。

3月8日(日)に行われる決勝レースにおいて、モンテイロ選手は3列目5番手、タルクィーニ選手は4列目7番手からスタート。リバースグリッドで行われるレース2ではタルクィーニ選手は2列目4番手と、好ポジションからのスタートとなります。

コメント

ティアゴ・モンテイロ選手(4番手)
「オフのテストからの努力は結果に表れていますが、やるべきことはまだあります。Q3ではもっといいタイムを出せたかもしれませんが、流れが私に向きませんでした。Honda Civic WTCCを完ぺきにコントロールできるように、適切なタイヤ圧を見つけようと懸命に努力しましたが、うまくいきませんでした。しかし、シーズン初戦でQ3に進出することができて満足しています。明日は、いいレースをしたいです」

ガブリエーレ・タルクィーニ選手(7番手)
「昨シーズンのようないいペースを出すことができませんでした。Q1ではミスをしてしまいました。レース1ではモンテイロ選手が私の前にいるので、彼を激しくプッシュして、2人で表彰台を狙いたいと思います。レース2は2列目スタートですので、すべてうまくいけば、チャンスはあります」

アレッサンドロ・マリアーニ|Castrol Honda World Touring Car Team代表
「正直に言って、少し不満の残る結果でした。スピードはあるのですが、目標を達成できませんでした。しかし、ライバルに大きく近づき、2014年に比べて大きく進化しことは分かります。近々、新しいパーツを導入し、さらに挑戦を続けます。我々のレーシングスピリッツは熱く、勝利を目指してがんばりたいと思います。冬のテストでのマシン変更がプラスに出ていますし、レースではそれを証明できるでしょう」

堀内大資|Civic WTCC開発プロジェクトリーダー
「Honda Civic WTCCの直線スピードは、ライバルに引けを取らないレベルを発揮しました。それは、エンジンパワーが向上した結果です。次は予選でのパフォーマンスを上げなければならないと考えています」

予選リザルト

順位 No. ドライバー マシン タイム
1 37 J.ロペス シトロエン 1'45.461
2 68 Y.ミュラー シトロエン 1'46.701
3 9 S.ローブ シトロエン 1'47.061
4 33 M.キン・ハ シトロエン 1'47.203
5 18 ティアゴ・モンテイロ Honda 1'47.633
6 3 T.チルトン シボレー 1'46.738
 
7 2 ガブリエーレ・タルクィーニ Honda 1'46.967
13 98 ドゥサン・ボルコビッチ Honda 1'48.443
16 19 リカルド・ライデル Honda 1'49.267
17 5 ノルベルト・ミケリス Honda -