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世界ツーリングカー選手権

round 12

SCHEDULE

November 14 2014, QUALIFYING Race of Macau 2014

マカオマカオ

ミケリス選手がレース1の4番グリッドを獲得。 タルクィーニ選手が6番手、モンテイロ選手が7番手となる
Honda Civic WTCCは、レース1とレース2ともに2列目からのスタートとなり、マカオでの3年連続表彰台を目指す

2014年11月14日(金)・予選  会場:ギア・サーキット(6.120km)   天候:晴れ   気温:22℃  コースコンディション:ドライ

2014 世界ツーリングカー選手権(WTCC)は11月14日(金)、シリーズ最終戦となる第12戦をマカオで迎えました。舞台となるギア・サーキットは、長い歴史を誇るストリートコースです。マカオラウンドは予選が金曜日に行われ、予選時間も、Q1が30分間、Q2が15分間と、通常よりも延長されました。Hondaは、第10戦中国(上海)ラウンド、第11戦日本ラウンドと連勝。この最終戦には、シーズンの有終の美を飾るべく臨みました。

  • ノルベルト・ミケリス選手ノルベルト・ミケリス選手
  • ノルベルト・ミケリス選手ノルベルト・ミケリス選手
  • ガブリエーレ・タルクィーニ選手ガブリエーレ・タルクィーニ選手
  • ガブリエーレ・タルクィーニ選手ガブリエーレ・タルクィーニ選手
  • ティアゴ・モンテイロ選手ティアゴ・モンテイロ選手
  • ティアゴ・モンテイロ選手ティアゴ・モンテイロ選手
  • メディ・ベナーニ選手メディ・ベナーニ選手

午後3時10分から行われたQ1では、開始早々にスピンを喫したマシンがコースを塞いでしまい、赤旗中断となりました。約5分間の中断後、「カストロール・ホンダ・ワールド・ツーリングカー・チーム(Castrol Honda World Touring Car Team)」のガブリエーレ・タルクィーニ選手とティアゴ・モンテイロ選手が、最初のアタックに入ります。モンテイロ選手は2ラップ続けてアタックし、2周目に2分26秒661をマークしました。一方のタルクィーニ選手は、2分29秒185を出してピットに戻ります。「ゼングー・モータースポーツ(Zengő Motorsport)」のノルベルト・ミケリス選手は2分27秒354、「プロチーム・レーシング(Proteam Racing)」のメディ・ベナーニ選手は2分27秒630で、最初のアタックを終えました。セッションの残り時間が10分となった時点で、各車2度目のアタックを敢行。まず、タルクィーニ選手が2分26秒647とタイムを大きくアップさせ、続いてミケリス選手が、2分25秒920のトップタイムをマークしました。アタックに失敗したベナーニ選手は、ピットに戻りタイヤを交換。終了ギリギリのタイミングでアタックを始め、Q2進出にかけましたが、コース上にストップしたマシンが出たため再度赤旗中断。その時点でセッションが終了し、タイムを上げられませんでした。結果、ミケリス選手がトップ、タルクィーニ選手が6番手、1度だけアタックをしたモンテイロ選手が7番手でQ2進出を果たし、ベナーニ選手は13番手で予選を終えました。

上位12台によるQ2では、まずタルクィーニ選手が2分27秒401、モンテイロ選手が2分25秒825、ミケリス選手が2分25秒699をマーク。各車ピットに戻ってタイヤを交換し、2度目のアタックに臨みました。タルクィーニ選手は2分25秒769にタイムをアップさせましたが、モンテイロ選手とミケリス選手は、最初にマークしたタイムにわずかに届きませんでした。この結果、ミケリス選手が5番手となりQ3進出を果たす一方で、タルクィーニ選手は6番手、モンテイロ選手は7番手となり、Q2で予選を終えました。

Q2の上位5台が1台ずつアタックするQ3において、ミケリス選手は2分25秒327と、これまでのベストタイムをマーク。予選4番手となり、レース1において2列目スタートの好ポジションを獲得しました。

11月16日(日)に行われる決勝レースでは、レース1はミケリス選手が4番手、タルクィーニ選手が6番手、モンテイロ選手が7番手からのスタート。リバースグリッドで行われるレース2は、モンテイロ選手が2列目の4番手からスタートし、Hondaにとって3年連続となる、マカオでの表彰台を目指します。

コメント

ノルベルト・ミケリス選手(4番手)
「Honda勢で最もいいタイムを出し、Q3に進むことができてうれしいです。ミスをせずにラップできました。幅が狭く、硬い壁を備えるこのコースでは、ミスをしないことが重要です。このポジションからであれば、明日は表彰台に立つことが十分可能だと思います。マシンのバランスはよかったですが、レースに向けてもっとよくする余地があります。もっと楽にドライビングができるよう、レースに適したセットアップにしたいです」

ガブリエーレ・タルクィーニ選手(6番手)
「いつものように、いいタイムを出すために精一杯努力しました。Q1でもQ2でも、マシンには満足しました。フリープラクティスでは、私たちがほぼ1番だったので、潜在的な力を披露できたと思います。しかし、予選ではライバルたちも速くなり、思うようなポジションを獲得できませんでした」

ティアゴ・モンテイロ選手(7番手)
「ここはすばらしいサーキットですが、走れるラインが1つしかなく、リスクが大変高いです。予選は時間が短く、周回が少なすぎます。ライバルとの差は縮まりましたが、彼らよりも上位でレースを終えるには、十分ではありません。Q2で小さなミスをしました。映像で見ると、思ったより大きく横滑りしたようです」

メディ・ベナーニ選手(13番手)
「がっかりしています。私の目標はトップ10で、レース2でのポールポジションを狙っていました。明日、思いきりアタックして最高のレースにしたいです」

アレッサンドロ・マリアーニ|Castrol Honda World Touring Car Team代表
「上海と鈴鹿でのすばらしい結果を振り返ると、我々はレースではもっと速く走れますし、今日の予選でのあまりよくない結果をばん回できると思います。我々とほかのチームとの差は小さいので、レースを楽しみにしています」

堀内大資|Civic WTCC開発プロジェクトリーダー
「鈴鹿のあと、マシンに小さな変更を施しました。4台のHonda Civic WTCC同士の差は小さくなっており、Q3に進出したミケリス選手のがんばりと、好結果を非常にうれしく思っています。鈴鹿でもそうでしたが、レースセッティングでのマシンの速さには自信がありますので、マカオにおける連続での表彰台獲得に期待しています」

予選リザルト

順位 No. ドライバー マシン タイム
137J.ロペスシトロエン2'24.294
29S.ローブシトロエン2'24.522
31Y.ミュラーシトロエン2'24.779
45ノルベルト・ミケリスHonda2'25.327
54T.コロネルシボレー2'25.279
62ガブリエーレ・タルクィーニHonda2'25.769
 
718ティアゴ・モンテイロHonda2'25.825
1325メディ・ベナーニHonda2'27.630