round 09

September 7 2013, QUALIFYING Race of United States 2013 アメリカ

SCHEDULE

モンテイロ選手が予選3番手のタイムをマーク
タルクィーニ選手はレース2のフロントローを獲得
Honda Civic WTCCはシーズン2度目の勝利を目指し、決勝レースに挑む

2013年9月7日(土)・予選  会場:ソノマ・レースウェイ(4.032km)  天候:晴れ
気温:34℃  コースコンディション:ドライ

世界ツーリングカー選手権はシーズン第9戦をアメリカ・カリフォルニア州のソノマ・レースウェイで迎えました。前戦アルゼンチンからおよそ1カ月のインターバルがあり、シーズンは終盤戦へと向かいます。昨年に続き2度目の開催となるソノマ・レースウェイは、サンフランシスコとサクラメントの中間に位置し、アップダウンが特徴のテクニカルなサーキットです。Honda Civic WTCCは、前戦アルゼンチンでの結果により、このレースから10kgのウエイトハンデを課されています。

  • ティアゴ・モンテイロ選手ティアゴ・モンテイロ選手
  • ティアゴ・モンテイロ選手ティアゴ・モンテイロ選手
  • ティアゴ・モンテイロ選手ティアゴ・モンテイロ選手
  • ティアゴ・モンテイロ選手ティアゴ・モンテイロ選手
  • ガブリエーレ・タルクィーニ選手ガブリエーレ・タルクィーニ選手
  • ガブリエーレ・タルクィーニ選手ガブリエーレ・タルクィーニ選手
  • ガブリエーレ・タルクィーニ選手ガブリエーレ・タルクィーニ選手

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午後2時、気温34℃の暑さの中、開始された20分間のQ1では、まずCastrol Honda World Touring Car Teamのティアゴ・モンテイロ選手が1分47秒317、ガブリエーレ・タルクィーニ選手が1分48秒054のタイムで1回目のアタックを終えました。そしてZengő Motorsportのノルベルト・ミケリス選手が1分46秒543をマークし、その時点で2番手につけました。早々に2回目のアタックに挑んだCastrol Honda World Touring Car Teamの2台は、モンテイロ選手が1分46秒340の好タイムをマーク、タルクィーニ選手も1分46秒716のベストラップを更新しました。さらに、セッション終了間際に2回目のアタックに臨んだミケリス選手が1分46秒346をマークし、3番手に上昇。モンテイロ選手は2番手、タルクィーニ選手は7番手となり、Honda Civic WTCCは3台ともにQ2進出を果たしました。

10分間のQ2では、1回目のアタックで、モンテイロ選手が1分46秒240、ミケリス選手が1分46分648をマークしました。タルクィーニ選手はクリアラップが取れず、ピットに戻りました。セッション終了間際に3台は2回目のアタックを行い、タルクィーニ選手が1分46秒865のタイムで10番手に上がりました。モンテイロ選手とミケリス選手はタイムを更新できず、セッションは終了しました。この結果、モンテイロ選手が3番手、ミケリス選手は7番手、タルクィーニ選手は10番手のポジションを獲得しました。なお、予選後の車検において、上位選手がタイム取り消しとなり、タルクィーニ選手は9番手に繰り上がりました。

9月8日(日)に行われる決勝において、Honda Civic WTCCは、レース1においてモンテイロ選手がセカンドローから、レース2においてタルクィーニ選手がフロントローからのスタートとなり、表彰台獲得と勝利を目指してレースに挑みます。

コメント

ティアゴ・モンテイロ選手(3番手)「今日はマシンのバランスに大変満足しています。予選開始直後から、フルアタックができました。フリープラクティス中にシャシーのセッティングがうまく決まりましたし、予選に向けて新しいタイヤを温存することができました。トラックの温度は約50℃まで上がっていますが、Honda Civic WTCCはタイヤに優しく、レースにおいては終盤になったときに有利な状況が生まれると思います。レースでは、スタートからライバルにプレッシャーをかけることができ、いい結果を残せることでしょう」

ガブリエーレ・タルクィーニ選手(9番手)「予選では、ポールポジションに近い位置を得るタイムを出すのは厳しいだろうと分かったので、予選の途中で作戦を変更して、レース2をフロントからスタートできるように10番手を狙うことにしました。それが完ぺきに実行できましたね。Honda Civic WTCCはタイヤをかなり温存できるので、レース2では勝利のチャンスがかなり大きいと思います」

堀内大資|Civic WTCC開発プロジェクトリーダー「今回、エンジン制御系のマッピングを向上させています。エンジン側としては、3台とも全く問題なく作動し、予選を戦うことができました。しかし、パワーステアリングに若干の不具合が出ています。ソノマのコースはアップダウンがあり、タイトなコーナーが続き、WTCCが行われるコースの中でも非常にパワーステアリングの負担が大きいので、ドライバーにとって厳しいものとなりました。対策は施していますが、万全とは言えない状況です。また、ミケリス選手のエンジンをフレッシュなものに交換しました。シーズン開幕以来、ずっと同じエンジンでしたので、鈴鹿に向けて万全を期すという点でも、ここで換える決断をしました。その結果、レース1ではグリッドダウンとなりますが、ミケリス選手は好調なのでレース2ではがんばってくれると思います。予選結果は、レース1、レース2ともに期待の持てるポジションです。レース1ではモンテイロ選手が2列目から、レース2ではタルクィーニ選手がフロントローからスタートできるので、表彰台はもちろん、勝利を目指して戦います」

予選

順位 No. ドライバー マシン タイム
123T.チルトンシボレー1:45.583
212Y.ミュラーシボレー1:45.708
318ティアゴ・モンテイロHonda1:46.240
474P.オリオラシボレー1:46.266
59A.マクドウォルシボレー1:46.411
614J.ナッシュシボレー1:46.565
 
75ノルベルト・ミケリスHonda1:46.648
93ガブリエーレ・タルクィーニHonda1:46.865