round 05

May 19 2013, RACE Race of Austria 2013 オーストリア

SCHEDULE

レース2で、ゼングー・モータースポーツのミケリス選手が3位表彰台を獲得
カストロール・ホンダ・ワールド・ツーリングカー・チームのモンテイロ選手は4位

2013年5月19日(日)・決勝  会場:ザルツブルグリンク(4.241km)  天候:曇り
気温:レース1/23℃、レース2/22℃  コースコンディション:ドライ

前日の予選でHonda Civic WTCCの3台は、Castrol Honda World Touring Car Teamのガブリエーレ・タルクィーニ選手が6番手、ティアゴ・モンテイロ選手が7番手、そしてZengő Motorsportのノルベルト・ミケリス選手が9番手となりましたが、予選後の車検において、リアウイングの寸法違反を指摘されました。これにより、レース1において3台はグリッド最後尾からのスタートというペナルティーを科せられました。レース1ではタルクィーニ選手が21番手、モンテイロ選手が22番手、ミケリス選手が23番手からのスタートとなりました。

  • ティアゴ・モンテイロ選手ティアゴ・モンテイロ選手
  • ティアゴ・モンテイロ選手ティアゴ・モンテイロ選手
  • ティアゴ・モンテイロ選手ティアゴ・モンテイロ選手
  • ガブリエーレ・タルクィーニ選手(#3)ガブリエーレ・タルクィーニ選手(#3)
  • ガブリエーレ・タルクィーニ選手ガブリエーレ・タルクィーニ選手
  • ガブリエーレ・タルクィーニ選手(#3)、ティアゴ・モンテイロ選手(#18)ガブリエーレ・タルクィーニ選手(#3)、ティアゴ・モンテイロ選手(#18)
  • ティアゴ・モンテイロ選手(左)、ガブリエーレ・タルクィーニ選手(右)ティアゴ・モンテイロ選手(左)、ガブリエーレ・タルクィーニ選手(右)

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午後0時47分にスタートが切られたレース1は、タイム差の少ない接近戦となりました。大きな集団の中で、タルクィーニ選手、モンテイロ選手、ミケリス選手の順で3台のHonda Civic WTCCが並び、18-19-20番手での走行が続きました。終盤にかけて、中団でのいくつかのアクシデントにより3台はポジションを上げ、12周のレースを、12-13-14位で終えました。

レース2はリバースグリッドで行われるため、予選9番手のミケリス選手はフロントローから、モンテイロ選手は4番手、タルクィーニ選手は5番手からのスタートとなりました。

午後1時49分にスタートが切られたレース2で、ミケリス選手はスタート直後にいったんトップに出たものの、抜き返されて2番手のポジションをキープ、モンテイロ選手とタルクィーニ選手は1周目にポジションを1つ上げて3、4番手につけました。3周目にタルクィーニ選手は後続にパスされ、7番手にポジションを落としますが、ミケリス選手とモンテイロ選手は2番手と3番手を保ったまま、レースは後半に進みます。8周目にモンテイロ選手が、そして終盤11周目にミケリス選手が後ろから追い上げるライバルにポジションを奪われましたが、ミケリス選手が3位、モンテイロ選手が4位でチェッカーフラッグを受けました。ミケリス選手は前戦ハンガリーに続いて表彰台を獲得しました。タルクィーニ選手は、ポジションを落としたあとペースが上がらず、8位でフィニッシュしています。

シリーズポイントはタルクィーニ選手が118ポイントでランキング2位、ミケリス選手が63ポイントで9位、モンテイロ選手が60ポイントで10位となっています。Hondaはマニュファクチャラーズポイントを417に伸ばし、1位をキープしています。

コメント

ガブリエーレ・タルクィーニ選手(12位/8位) 「レース2では、ポジションを守るために懸命に努力しましたが、うまくいきませんでした。6月に開催される次のモスクワ戦までに、少しテストの時間が取れるので、マシンのレベルアップに力を注ぎます」

ティアゴ・モンテイロ選手(13位/4位) 「順位を上げるため、ポイントを獲得するために戦い続けなければなりません。まだシーズンは先が長いですし、戦いの激しい選手権ですから、楽に得られるものは一つもないと思っています。私たちは最後まで、ポイントを獲得し続けることができると信じています」

堀内大資|Civic WTCC開発プロジェクトリーダー 「リアウイングの製造ミスで、ほんのわずかにサイズが小さく、レギュレーション違反となり、3台ともにレース1で大きくグリッドを下げたことは残念でした。レース1では無理をせず、アクシデントに気をつけ、レース2にかける作戦でした。結果として3位表彰台を獲得できたことにはホッとしています。今回、エンジンの向上は確認できましたが、さらにターボのブーストと、イグニッションのコントロールの改善に臨みます。また、やはり直線の多いコースでは、ドラッグの対策も必要なことが分かりましたので、それが次の課題です。ウエイトハンディもトップレベルとなり、トップチームとしての自覚を持って、これからさらにマシンを速くするために、チーム一丸となってがんばります」

決勝

レース1

順位 No. ドライバー マシン 周回数 タイム/差
117M.ニュケアシボレー1217:41.335
214J.ナッシュシボレー12 +0.298
312Y.ミュラーシボレー12 +0.645
425M.ベナーニBMW12 +1.586
59A.マクドウォルシボレー12 +4.374
673F.バースBMW12 +5.121
 
123ガブリエーレ・タルクィーニHonda12 +18.388
1318ティアゴ・モンテイロHonda12 +19.097
145ノルベルト・ミケリスHonda12 +19.604

レース2

順位 No. ドライバー マシン 周回数 タイム/差
114J.ナッシュシボレー1217:36.853
212Y.ミュラーシボレー12 +1.438
35ノルベルト・ミケリスHonda12 +1.818
418ティアゴ・モンテイロHonda12 +3.483
517M.ニュケアシボレー12 +4.064
69A.マクドウォルシボレー12 +4.574
 
83ガブリエーレ・タルクィーニHonda12 +9.025

ポイントスタンディング

ドライバー

順位 ドライバー マシン 総合ポイント
1Y.ミュラーシボレー198
2ガブリエーレ・タルクィーニHonda118
3J.ナッシュシボレー108
4M.ニュケアシボレー96
5R.ハフセアト77
6T.チルトンシボレー77
 
9ノルベルト・ミケリスHonda63
10ティアゴ・モンテイロHonda60

マニュファクチャラー

順位 マニュファクチャラー 総合ポイント
1 Honda 417
2 ラーダ 248