round 03

April 28 2013, RACE Race of Slovakia 2013 スロバキア

SCHEDULE

レース1でHonda Civic WTCCが表彰台を独占
タルクィーニ選手がHondaに初優勝をもたらし、レース2でも3位表彰台を獲得

2013年4月28日(日)・決勝 会場:スロバキアリンク(5.922km) 天候:晴れ
気温:22℃ コースコンディション:ドライ

Honda Civic WTCCはスロバキアリンクでの予選で1、2、3番手を獲得し、決勝レースに臨みました。午前8時45分から行われたウォームアップセッションでもZengő Motorsportのノルベルト・ミケリス選手がトップタイムをマークし、Honda Civic WTCC の好調さをアピールしました。

  • (右から)ガブリエーレ・タルクィーニ選手、ティアゴ・モンテイロ選手、ノルベルト・ミケリス選手(右から)ガブリエーレ・タルクィーニ選手、ティアゴ・モンテイロ選手、ノルベルト・ミケリス選手
  • ガブリエーレ・タルクィーニ選手ガブリエーレ・タルクィーニ選手
  • ガブリエーレ・タルクィーニ選手ガブリエーレ・タルクィーニ選手
  • (右から)ティアゴ・モンテイロ選手、ノルベルト・ミケリス選手(右から)ティアゴ・モンテイロ選手、ノルベルト・ミケリス選手
  • ティアゴ・モンテイロ選手ティアゴ・モンテイロ選手
  • (左から)ガブリエーレ・タルクィーニ選手、ティアゴ・モンテイロ選手(左から)ガブリエーレ・タルクィーニ選手、ティアゴ・モンテイロ選手
  • Honda Civic WTCCHonda Civic WTCC

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午後2時50分にスタートが切られたレース1では、ガブリエーレ・タルクィーニ選手(Castrol Honda World Touring Car Team)がポールポジション、そしてチームメートのティアゴ・モンテイロ選手が2番手、ミケリス選手が3番手から、それぞれのポジションを守る好スタートを見せ、Honda Civic WTCC の1-2-3態勢を形成しました。

その後、後続の激しいポジション争いをよそに、タルクィーニ選手は安定した走りでトップをキープ。2番手のモンテイロ選手と3番手のミケリス選手は接戦を繰り広げながらも、それぞれのポジションをしっかりと守りながら周回を重ねました。10周のレースはそのままチェッカーを迎え、Honda Civic WTCCは1-2-3フィニッシュを達成。タルクィーニ選手のWTCC 18回目の勝利は、Hondaに初優勝をもたらすものとなりました。

レース2はリバースグリッドで、タルクィーニ選手は10番手、モンテイロ選手は9番手、ミケリス選手は8番手からのスタートとなり、午後3時50分にスタートが切られました。

「カストロール・ホンダ・ワールド・ツーリングカー・チーム」の2台はスタートダッシュを決め、1周目にモンテイロ選手が4番手、タルクィーニ選手が6番手へとポジションアップに成功します。しかし、モンテイロ選手は2周目に後続車と接触し、7番手に順位を落としました。これによりタルクィーニ選手は5番手に浮上、さらに上位を目指します。ここから激しい接近戦が幕を開け、レース終了までテール・トゥ・ノーズのポジション争いとなりました。

4周目終了時点でタルクィーニ選手が5番手、モンテイロ選手が6番手となり、6周目終了時点では2選手ともにポジションを1つ上げ、それぞれ4番手、5番手に浮上しました。そして9周目、3台による激しい2番手争いを繰り広げていたタルクィーニ選手がポジションを3番手に上げ、ついに表彰台圏内に入りました。そのポジションを守りきり、レースは終了。タルクィーニ選手はレース1、レース2で連続表彰台を獲得しました。モンテイロ選手は5位、ミケリス選手は終盤まで8番手のポジションを守っていましたが、最終ラップで大きく順位を落とし、21位でレースを終えました。

シリーズポイントはタルクィーニ選手が96ポイントでランキング2位。モンテイロ選手は46ポイントで8位に浮上しました。Hondaはマニュファクチャラーズポイントを240に伸ばし、1位をキープしています。

コメント

ガブリエーレ・タルクィーニ選手(優勝/3位)「レース1では、スタートから快調でした。スムーズに走ることができ、速いペースを維持できたので、後続との差を少し広げることができました。その一方で、後ろの2台が競り合っていたので、ミラーで後ろの様子をうかがいながら走らなければなりませんでした。Honda Civicでの初優勝をものにしたいと思っていました。マシンの準備を整えるために冬の間に行ったテストや作業を思うと、初優勝は私にとって非常に重要なことです。まだ学ぶ事もたくさんあり、これからも最大限のポテンシャルを探らなければなりませんが、走るたびによくなっています。このマシンを、参加車の中で最も競争力のあるマシンにするために努力を続けます」

ティアゴ・モンテイロ選手(2位/5位)「マシンはセッションを経るごとによくなっていったと思います。レースでは、スタートから完ぺきでした。フロントローからスタートできたのは、マシンの準備をしてくれたJASとHondaの皆のおかげです。レース1ではガブリエーレについていこうと努力しましたが、終盤に向けてタイヤを使いすぎてしまいました。ノルベルトとは接戦になりましたが、結果にとても満足しています」

ノルベルト・ミケリス選手(3位/21位)「私のシーズンがやっと始まったと思います。ガブリエーレとティアゴと共にHondaで表彰台を独占できて、本当にうれしく思っています」

アレッサンドロ・マリアーニ|Castrol Honda World Touring Car Team代表「チームはすばらしい仕事をしてくれました。しかし、長いシーズンであり、これからあと何戦もあることを忘れてはいけません。私たちはどんなタイプのサーキットでも強くなれるよう、常に努力をしています。来週はハンガリーですが、Honda Civic WTCCは必ずいい走りをしてくれるでしょうから、さらに上の結果を目指して頑張ります」

堀内大資|Civic WTCC開発プロジェクトリーダー「レースで走るたびに少し変更を加え、すべてのエリアでパフォーマンスを向上させています。今回はすばらしい結果で、さらによい結果を出すための前進であったと思います。ミケリスのチームも、Civicをこれだけ好調に走らせてくれているので、Honda Racingのファミリーとして、とても心強く思います」

決勝

レース1

順位 No. ドライバー マシン 周回数 タイム/差
1 3 ガブリエーレ・タルクィーニ Honda 10 22:18.761
2 18 ティアゴ・モンテイロ Honda 10 +1.202
3 5 ノルベルト・ミケリス Honda 10 +1.616
4 12 Y.ミュラー シボレー 10 +5.091
5 15 T.コロネル BMW 10 +5.975
6 14 J.ナッシュ シボレー 10 +7.748

レース2

順位 No. ドライバー マシン 周回数 タイム/差
1 15 T.コロネル BMW 10 22:26.224
2 12 Y.ミュラー シボレー 10 +2.990
3 3 ガブリエーレ・タルクィーニ Honda 10 +3.345
4 1 R.ハフ セアト 10 +4.954
5 18 ティアゴ・モンテイロ Honda 10 +5.222
6 74 P.オリオラ セアト 10 +11.365
 
21 5 ノルベルト・ミケリス Honda 10 +54.663

ポイントスタンディング

ドライバー

順位 ドライバー マシン 総合ポイント
1 Y.ミュラー シボレー 120
2 ガブリエーレ・タルクィーニ Honda 96
3 M.ニュケア シボレー 57
4 T.チルトン シボレー 55
5 J.ナッシュ シボレー 51
6 P.オリオラ セアト 49
 
8 ティアゴ・モンテイロ Honda 46
12 ノルベルト・ミケリス Honda 22

マニュファクチャラー

順位 マニュファクチャラー 総合ポイント
1 Honda 240
2 ラーダ 129