バブリシェフが両レースを好結果で終え、2位表彰台に登壇

2015年7月26日(日)・決勝 会場：ロケット 天候：晴れ 気温：18℃

Team HRCのイブジェニー・バブリシェフは、ロケットのコースに対する恐怖心を克服し、総合2位(2位/2位)を獲得した。

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• ゴーティエ・ポーリン
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今大会のバブリシェフは一貫したペースを保ち、レース1ではホールショットを取った後にファステストラップを記録。好調を維持したまま、2位でフィニッシュした。レース2ではスタート2番手で飛び出し、いったん3番手に後退するも力強くばん回して2位となった。これによりバブリシェフは今季自己ベストとなる44ポイントを獲得し、総合ランキング4位に躍進した。

ゴーティエ・ポーリンは、レース1の序盤で3番手を確保し、Team HRCのダブル登壇が期待されたが、クラッシュによりヒザを負傷。その後、勢いを失い、ポーリンは7位/7位にとどまった。それでも今レースでポーリンが得たポイントによって、総合ランキングで2位に浮上した。

MX2クラスのティム・ガイザー(Honda Gariboldi)は、レース1では5番手走行中のクラッシュでリタイアしましたが、レース2では2位という対照的なリザルトとなりました。

レース1、ガイザーは1コーナーで12番手でしたが、すぐに追い上げを開始。クラッシュに見舞われながらも再スタートしましたが、排気系統に受けたダメージによってリタイアを強いられました。1周目22番手からばん回したチームメートのホルヘ・ザラゴザは、16位でフィニッシュしました。

レース2、好スタートを切ってレースの大半をリードしたガイザーは、終盤にレース前の負傷の影響からポジションを下げ、2位でチェッカーを受けました。ザラゴザは12番手からスタートし、14位でゴールしました。

ポイントリーダーのジェフリー・ハーリングス(KTM)が、負傷によって今シーズンの残りを全戦欠場することが決定的となり、現在は2位のガイザーを含む上位3人がわずか24ポイント差で競り合っています。MX2クラスは先の読めない混戦に突入したようです。

残るレースはあと5大会。次戦のベルギーGPは、8月2日(日)にロンメルで開催されます。

コメント

イブジェニー・バブリシェフ(MXGP 2位/2位 総合2位)
「正直に打ち明けると、このコースは怖くて苦手意識があったので、表彰台に立てたことにとても満足しています。両レースともにコースがトリッキーだったので、転倒せずに走りきり、安定した成績を残せたことがうれしいです。ランキングの順位が上がってきましたが、まだ5レースも残っていますので、あまり意識せずにレースに集中し、可能な限りポイントをかせぎたいです。そうすればおのずとトップ3には入れるでしょう。昨日の予選レースはスタートで足踏みし、追い上げが大変でしたので、今日はスタートの方法と位置を少し変えてみました。レース1ではホールショットが取れ、レース2でもトップ3でしたので、作戦が功を奏したようです。今大会の結果にはとても満足しています」

ゴーティエ・ポーリン(MXGP 7位/7位 総合7位)
「タフな一日でした。両レースともスタートは悪くありませんでした。レース1では軽いクラッシュがあって転倒してしまい、7位までばん回したところでフィニッシュとなりました。ヒザに痛みがありましたが、レース2ではそれほど気にならなかったです。ただ、いつものようなコンディションではありませんでした」

ティム・ガイザー(MX2 33位/2位 総合10位)
「レース1の結果にはがっかりしました。いいスタートが切れたし、よいラインを駆使して、パッシングも順調でした。ところが4周目にミスをして転倒した時に、すぐ後ろにいたジェレミー・シーワー(スズキ)に突っ込まれ、エキゾーストが壊れてしまいまい、レースが終了しました。レース2では最高のスタートを切り、トップに立ちましたが、その後ミスを連発してしまいました。それでも2位になれたので、よかったです。チャンピオン争いが接戦になってきました。クラッシュの影響で身体が痛みますが、モトクロスは厳しいスポーツだと自覚しているので大丈夫です。昨日、ジェフリー・ハーリングス選手の転倒を見ました。あのアクシデントにより、彼の今シーズンの復帰は難しいかもしれませんが、少しでも早く回復していてほしいと祈っています」

ホルヘ・サラゴサ(MX2 16位/14位 総合15位)
「何度も転倒してしまい、厳しい大会になりました。いつもなら硬質路面のコースは得意なのですが、今回はイメージ通りにできませんでした。今は残りのレースと、来季でどう成長できるかを考えています。次の舞台となるロンメルは、とても厳しいサンドコースですが、努力を続けてベストを尽くします」

決勝リザルト

ポイントスタンディング