2017年11月13日(月)
2017年11月13日(月)、Honda Team Asiaは、2018年シーズンの新体制について、以下の通り発表しました。
Honda Team Asiaは、広くアジア全域から、世界のトップレベルで戦い、活躍できるアジア人ライダーを発掘・育成するためのチームとして発足し、FIM ロードレース世界選手権 Moto3クラスに参戦を続けています。
2018年シーズンは、チーム監督にHRCテストライダーの青山博一を迎えます。ライダーは2017年に引き続き、ナカリン・アティラプワパと鳥羽海渡の2名が参戦し、世界を舞台に活躍が期待されます。
アティラプワパは2016年、アジアタレントチームの一員として、FIM CEVレプソルインターナショナル選手権のMoto3ジュニアワールドチャンピオンシップに参戦。2017年から、Honda Team Asiaのライダーとして世界選手権のMoto3クラスに参戦し、2018年シーズンも挑戦を続けていきます。
鳥羽は、2014年にアジアタレントカップの初代チャンピオンを獲得。2016年シーズンのFIM CEVレプソルインターナショナル選手権 Moto3ジュニアワールドチャンピオンシップで年間総合4位、MotoGPルーキーズカップで年間総合5位となりました。2017年から世界選手権のMoto3クラスに参戦を開始。さらなる成長が期待されています。
青山博一 チーム監督
「監督という機会を下さったHonda Team Asiaに感謝します。私自身がチャンピオンになれたのも、多くの方々の協力があってのことでしたので、今度は私が次の世代のライダーたちをサポートしたいと思っています。鳥羽選手とナカリン選手は、彼らがアジアタレントカップ、CEVレプソルインターナショナル選手権で走っている頃から知っているライダーたちです。それぞれのキャラクターも分かっているので、彼らがMoto3の選手としてさらに成長できるような環境を整えたいと考えています」
ナカリン・アティラプワパ
「今シーズンは失敗からさまざまなことを学んだので、それを活かして来季を戦いたいと思っています。来年に向けて一層トレーニングに励む必要があります。レースでいい成績を収めるために必要なフィジカルとメンタルのトレーニング、コミュニケーションを円滑にするための英語の勉強が特に重要だと考えています」
鳥羽海渡
「今シーズンは世界選手権への参戦1年目で苦戦しましたが、多くのことを学ぶことができました。来シーズンは青山さんが監督になられますが、青山さんは2015年のCEV Moto3参戦時から、コースサイドで自分の走りを見てくださっているので、自分のことをよく分かっていただけていると思います。今期の経験を活かし、また、青山さんのアドバイスをいただきながら、チャンピオン争いができるよう、オフシーズンからしっかりと準備をしてがんばります」