Team Asia Report

TEAM & RIDERS

Moto2

IDEMITSU Honda Team Asia

広くアジア全域から、世界のトップレベルで戦い、活躍できるアジア人ライダーの才能を発掘・育成するためのチームとして2013年に発足。ロードレース世界選手権で最高峰クラス(当時)において、日本人最多の4勝を挙げた岡田忠之監督のもと、着実に経験を積み重ねながら、所属選手たちの活躍により、数々の好成績を収めてきました。2018年からはチーム監督にHRCテストライダーの青山博一を迎え、中上の後任ライダーとして、長島哲太が新加入。カイルール・イダム・パウィとの2名体制でシーズンに挑みます

長島哲太
#45長島哲太

生年月日:1992年7月2日
出身地:神奈川(日本)

3歳のときにポケバイに乗り始め、その後ミニバイクレースの世界へ。2008年には全日本ロードレース選手権GP-MONOクラスに参戦を開始し、ランキング2位となりました。09年にGP125にクラスを移しましたが、2ストロークマシンが自身の走りと会わずにランキング12位、翌10年も17位と苦しいシーズンに。11年からは再度GP-MONOクラスに参戦し、チャンピオンを獲得。その後J-GP3、J-GP2とステップアップし、14年に世界選手権Moto2クラスに参戦を果たしました。15年からはFIM CEV Moto2ヨーロッパ選手権に参戦。16年にランキング2位となると、17年より再び世界選手権Moto2クラスに戦いの舞台を移し、18年からは中上の後任ライダーとして、IDEMITSU Honda Team Asiaに加わる。

カイルール・イダム・パウィ
#89カイルール・イダム・パウィ

生年月日:1998年9月20日
出身地:ペラック(マレーシア)

Super KIPの愛称で親しまれているパウィは、2012年にアンダーボーンのマシンで争うMalaysian Cub PrixのWIRAクラスに参戦を開始しました。14年に、同選手権のチャンピオンを獲得。アジアドリームカップにも13年から参戦し、14年に年間での総合優勝を果たしました。15年はHonda Team Asiaのライダーに抜てきされ、FIM CEVレプソルインターナショナル選手権のMoto3ジュニアワールドチャンピオンシップに参戦。3レースで表彰台を獲得する活躍をみせました。そして翌16年には、世界選手権へフル参戦デビュー。第2戦アルゼンチンGPで初優勝、第9戦ドイツGPでは2勝目を挙げました。17年からMoto2クラスにステップアップ。デビュー年となったこのシーズンは2度の入賞を果たしてランキング24位。第13戦では9位とトップ10フィニッシュを果たしました。

Moto3

Honda Team Asia

才能あるアジアの若い選手たちが大きく羽ばたくための登竜門として、世界選手権のMoto3クラスに2016年シーズンからエントリー。監督は、Moto2クラスと同じく岡田忠之から青山博一にバトンが渡され、ライダーは2017年に引き続き、ナカリン・アティラプワパと鳥羽海渡の2名が参戦。Honda NSF250RWとともに世界を舞台に挑戦を続けます。

ナカリン・アティラットプワパット
#41ナカリン・アティラプワパ

生年月日:1996年1月17日
出身地:コーンケーン(タイ)

11歳でレース活動を開始したアティラプワパは、2014年にスタートしたアジアタレントカップに参戦し、15年シーズンに母国タイのチャーン・インターナショナル・サーキットやマレーシアのセパン・サーキットで優勝。総合4位となりました。16年は、アジアタレントチームの一員として、FIM CEV レプソル世界選手権のMoto3ジュニアワールドチャンピオンシップに参戦。17年は、Honda Team Asiaのライダーとして世界選手権のMoto3クラスに挑戦。4度の入賞を果たし、シーズンランキングは25位。今後の活躍が期待されています。

鳥羽海渡
#27鳥羽海渡

生年月日:2000年4月7日
出身地:福岡(日本)

5歳のときにレース活動を開始した鳥羽は、ミニバイクレースで数々の勝利を挙げて、2013年に全日本ロードレース選手権のJ-GP3クラスにデビューしました。翌14年は、アジアタレントカップの初代チャンピオンを獲得。15年からFIM CEVレプソルインターナショナル選手権 Moto3ジュニアワールドチャンピオンシップ、そしてMotoGPルーキーズカップへの参戦を開始しました。16年シーズンはCEV Moto3で年間総合4位、MotoGPルーキーズカップで年間総合5位となりました。17年から世界選手権のMoto3クラスへと活動の舞台を移し、世界の若手ライダーと戦いを繰り広げました。第2戦にはトップ10フィニッシュを決め、シーズンでは2度の入賞を果たすなど、成長に注目が集まっています。