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RC211V MotoGPクラス参戦

  • 2002
  • 2003
  • 2004
  • 2006
マシンの歩み
  • 2002年世界選手権デビュー
  • 2002年16戦14勝でライダーズタイトルを獲得
  • 2002年ロッシがRC211Vを駆りチャンピオンに
  • 2004年メーカータイトルを防衛
  • 2005年ニッキー・ヘイデンがRC211Vを駆り優勝。
  • 2005年全タイトルを独占
RC211V

新時代最初のチャンピオンマシン

GP500クラスからMotoGPクラスへと名称が変わり、4ストロークマシンの最大排気量が990cc以下に改められるなど、レギュレーションが激変した2002年のロードレース世界選手権。これらの変更を受けてHondaは、4ストロークマシンであるRC211Vを投入しました。HondaにとってNR500以来、約20年ぶりの4ストロークマシンの開発となったRC211Vの排気量は、規定の上限である990cc。Hondaらしく、それまで前例のなかったV型5気筒エンジンに挑戦し、最高出力は240馬力以上となりました。2002年のMotoGPクラスは、2ストロークマシンと4ストロークマシンが混走しており、2ストロークマシンの最大排気量を500ccに定めることで、イコールコンディションを標ぼうしていました。そんな中、RC211Vは16戦中14勝という圧倒的な強さをみせ、ライダーズとコンストラクターズタイトルを手にしました。ちなみに、RC211Vを駆りチャンピオンに輝いたバレンティーノ・ロッシ選手は、11勝を挙げてライダーズランキングで355ポイントを獲得。この空前の大記録が、マシンの強さを証明していました。2003年はライダーズ、コンストラクターズを連覇。2004年は7勝を挙げてンストラクターズタイトルを防衛。2006年は8勝を挙げ、最終戦までもつれ込むチャンピオン争いをニッキー・ヘイデン選手が制してすべてのタイトルを獲得しました。

RC211V Spec

エンジン種類水冷4ストロークV型5気筒DOHC4バルブ
排気量 990cc
最高出力over 200PS
重量over 145kg
2003年 バレンティーノ・ロッシ

2003年 バレンティーノ・ロッシ