青山博一チャンネル〜Go! Go! Hiroshi〜

Go! Hiroshi92010/06/20

イギリス
シルバーストーン・サーキット

シルバーストーン・サーキットとは

ドニントンパーク・サーキットに代わって24年ぶりにイギリスGPの舞台として復帰したシルバーストーン・サーキット。F1の開催コースとして有名なサーキットでしたが、今年、WGPの開催のために大幅なコース改修を実施し、新レイアウトのニューサーキットが準備されました。

イギリスGPレースレポートはこちら

ファンのみなさんへ

ニュースなどでも既報のとおり、シルバーストーン・サーキットで行われた第5戦イギリスGP決勝日の6月20日午前、青山博一はウオームアップ走行で転倒を喫し、脊椎(第12胸椎)を圧迫骨折するケガを負った。サーキット近郊、オックスフォードのジョン・ラドクリフ病院に搬送され、専門医による診察とひと晩の経過観察が行われた結果、中枢神経への悪影響はないことが判明。また、骨折部分に関しても現状以上に悪化する恐れはないという判断がくだされて、住まいのあるバルセロナへ戻る許可がおりた。

22日にイギリスからバルセロナへ移動し、市内の病院で医師からセカンドオピニオンを受けた青山は、英国、スペイン両専門医の意見を参考にしたうえで、回復と復帰に向けた今後の治療方針を近日中に最終決定する。

このケガのために、第6戦オランダGPと第7戦カタルーニャGPは欠場を余儀なくされたが、青山の代替選手として、HRCテストライダーの秋吉耕佑がインターヴェッテンホンダ・モトGPからこの2戦に参戦する。

青山博一

今回のケガと欠場に関して、6月22日(火)夕刻にバルセロナへ戻ってきた青山のコメントは以下の通り。

「今回の負傷で、ファンのみなさまや関係者の方々には多大なご心配をおかけすることになってしまいました。現状では多少の痛みがあるのも事実ですが、鎮痛剤を服用しながら日々を過ごすことができています。たくさんの方々から温かいご声援やメッセージをいただき、本当に感謝しています。

現在は、イギリスとバルセロナの専門医から受けた説明をもとに、どのような治療方法がいいのか慎重に検討をしているところです。数日中に、早期回復と治癒のために最良と思われる方法を選択し、復帰に向けた治療を進めていく予定です。

運悪く大きな負傷になってしまいましたが、幸いにも中枢神経への影響はなく、手脚に深刻な影響が及ぶこともなかったので、その意味では幸運だったと考えています。

治療と復帰に向けて、すでにいろいろなことを進めています。少しでも早くみなさまの前で再びレースができるよう、全力で治療に専念します」

プロフィール

青山博一
Hiroshi Aoyama

5歳からポケバイに乗り始め、15歳でミニバイク関東選手権を制覇。2000年から全日本選手権250ccクラスに参戦して、03年に全日本タイトルを獲得しました。翌04年からHondaのライダー育成制度「Honda Racingスカラーシップ」の第1期生として世界選手権250ccクラスにフル参戦を開始。昨年、日本人として8年ぶりとなる250cc世界チャンピオンに輝きました。2010年は世界最高峰レースMotoGPにステップアップして、次なる頂点を目指して戦っています。