Honda Riders Close Up

Moto3 佐々木歩夢 #71

Ayumu Sasaki

佐々木歩夢
生年月日
2000/10/04
出身地
神奈川県(日本)
身長・体重
164cm・59kg
チーム(マシン)
Petronas Sprinta Racing(NSF250RW)
2017年の成績
Moto3 総合20位
  • Vol.1

@AyumuSasaki1

Vol.1「順位争いで前に行くことが楽しくて充実したレースができた」

Moto3クラスで2年目のシーズンを迎えるPetronas Sprinta Racingの佐々木歩夢は、開幕戦を8位で終えた際に「リザルトは残念ですが、今日のレースでは初めてミニバイク時代のように楽しくバトルをできました」と話しました。

そのように楽しく走れた理由はどこにあるのでしょうか。

「去年より落ち着きが出て、チームとも2年目でうまくやりとりできるようになり、緊張や焦りよりも今までのように楽しくマシンに乗れることが増えてきたからだと思います。レースではもちろんいい順位を目指していましたが、バトルで前にいくことが楽しくておもしろいレースができました」

昨年のMoto3クラスはHonda陣営が18戦17勝と圧倒的な強さをみせましたが、おそらく今年も同様の戦況になるだろうと、佐々木は見ています。その中でも佐々木が最もマークしている選手は、エネア・バスティアニーニ、ホルヘ・マルティン、アーロン・カネットの3選手だと話します。

「この3人は、全体の中でも少し抜けていると思います。決勝レースで彼らについていくことができれば、展開がもっと楽になるし、表彰台も見えてくると思うので、常にそのグループの中にいるようにしたいですね」

今シーズンのMoto3クラスには、佐々木以外に3名の日本人選手が参戦しています。同世代の彼らの存在も、佐々木にとっていい刺激になっているようです。

「今年から、(真崎)一輝がライバル陣営のチームでMoto3クラスにやってきました。(鳥羽)海渡も、彼本来の調子を確実に取り戻してきています。2人とも、世界選手権を走る前から一緒に走ってきた間柄です。また、(鈴木)竜生も鋭い速さがあるので、それぞれがそれぞれにとっていいライバル関係になっているし、互いに刺激しあってこれからも切磋琢磨していきたいです」

佐々木の2018年シーズンの目標は、ランキングで6番手以内に定着することです。

「毎戦トップ8の位置でレースをできれば、ランキングでトップ6に入ることができると思います。そして、トップ6にいることができれば、トップ3も射程範囲に収められると考えています。自分の中ではそれが見えているので、焦りは特に感じないし、表彰台は時間の問題だと確信しています」