Round05フランスフランスGP

Moto2 プレビュー

2018年5月17日(木)

会場:ル・マン・サーキット

バルダッサーリ、オリベイラらが首位のバグナイアを追う

Moto2クラスは、4戦を終えて2勝、3回の表彰台を獲得しているフランセスコ・バグナイア(SKY Racing Team VR46)が総合首位につけています。開幕戦から安定した戦いを見せてきたバグナイアにとって、ル・マンは得意とするサーキットの一つ。昨年の大会ではレースウイークを通じて常にトップ3につける走りで、大きなステップを刻んだサーキットです。今年は今季3勝目、ル・マンの初制覇に挑みます。

総合2位には、前戦スペインGPで今季初優勝を果たしたロレンソ・バルダッサーリ(Pons HP40)がつけており、開幕戦からの好調ぶりをやっと結果につなげることができました。勢いに乗るバルダッサーリの2戦連続今季3回目の表彰台、そして初の連勝に期待が集まります。

総合3位にはミゲル・オリベイラ(Red Bull KTM Ajo)で、4戦連続の表彰台と今季初優勝に挑みます。昨年のシーズン終盤戦から優勝争いの常連になったオリベイラは、今年もアルゼンチンGP、アメリカズGPで連続3位、スペインGPでは2位と、安定した結果を残しています。今大会も優勝争いに加わることは確実で、注目が集まります。

以下、マティア・パシーニ(Italtrans Racing Team)が総合4位、前戦スペインGPで転倒リタイアに終わったアレックス・マルケス(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が総合5位。ウインターテストからの好調さをなかなか結果につなげられないマルケス弟ですが、今大会は3回目の表彰台と、今季初優勝に挑みます。

総合6位にチャビ・ビエルゲ(Dynavolt Intact GP)、昨年のMoto3チャンピオンでこの数戦めきめきと力をつけているホアン・ミル(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が総合7位。今大会はMoto2クラスでの初表彰台が期待されます。総合8位にはブラッド・ビンダー(Red Bull KTM Ajo)、総合9位にはマルセル・シュローター(Dynavolt Intact GP)、総合10位にイケル・レクオナ(Swiss Innovative Investors)が続いています。

前戦スペインGPで13位になり、今季初ポイント獲得の長島哲太(IDEMITSU Honda Team Asia)は、2戦連続ポイント獲得と目標とするシングルフィニッシュに挑みます。

コメント

フランセスコ・バグナイア(Moto2 総合1位)
「4戦連続でポジティブな結果を残しました。そして、先週のアラゴンでのテストを終え、ル・マンに到着します。このサーキットはとても好きです。いろいろなカテゴリーで重要な結果を残してきました。Moto3では表彰台、そして昨年Moto2ではチェッカーフラッグまでモルビデリと優勝争いをしました。一番の問題は、いつものようにどうなるか分からない天候です。いい天気になることを願っていますが、雨が降らなければ、昨年から新しい路面になっているので、少なくともグリップ力は増えていると思います」

ロレンソ・バルダッサーリ(Moto2 総合2位)
「ヘレスの結果に満足して次のレースに向かいます。今回もいい週末になることを楽しみにしています。自分自身とチームが優勝できる力を証明できたことはすばらしいことでしたが、この調子を続けていかなければなりません。日曜日にできる限りいいかたちになっているよう、レースウイークを通して一生懸命取り組まなければなりません。Moto2は簡単なクラスではありません。表彰台を獲得するためにすべてを完ぺきにこなさなければなりません。ル・マンは僕にとってこれまで難しいサーキットだったので、今回はもっといい方法を見つけられることを願っています。表彰台の獲得に集中したいです」

ミゲル・オリベイラ(Moto2 総合3位)
「目標は、3レース連続で獲得してきた表彰台獲得の勢いをキープすることです。改善しなければならないのは、予選でもっと上位を獲得することです。昨年のフランスはとても難しいレースでした。サーキットに合わせた最良のセットアップを見つけることができませんでした。このサーキットはハードブレーキングが求められ、さらに急加速、そしてシケインがあるので、速く快適に走れるセットアップを見つなければなりません。重要なことはミスをせず、ポイントを獲り続け、表彰台の回数を増やすことです。トップ3でフィニッシュすればすばらしい結果です」

長島哲太(Moto2 総合22位)
「前戦スペインでは、今季初めてポイントを獲得しました。ヘレスでは2年連続でしたが、内容的にはすごく手応えのあるものだったので、さらに前進したいです。今年はアメリカズGP、スペインGPでブレーキングのスタビリティが上がり、それがタイム短縮とリザルトアップにつながっています。今大会もブレーキングがとても重要なサーキットなので、ここまでのセットアップを活かしたいです。まずは、とりあえずの目標であるシングルフィニッシュを目標に戦います」

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