Round04スペインスペインGP

Moto3 予選

2018年5月5日(土)

会場:ヘレス・サーキット・アンヘル・ニエト

マルティンが予選トップタイムを記録

Moto3クラスは、総合首位のホルヘ・マルティン(Del Conca Gresini Moto3)が、前戦アメリカズGPから2戦連続のポールポジション(PP)を獲得、決勝では、2戦連続優勝と今季3勝目に挑みます。初日のフリー走行では、マシンにマイナートラブルを抱えて2番手に終わったマルティンですが、土曜日のフリー走行、そして予選では、マシンも完ぺきでライバルを圧倒する走りを見せました。昨年の大会ではPPを獲得するも、表彰台に立つことができませんでした。今年は昨年の最終戦バレンシアGPに続き、スペイン大会2連覇と、昨年の大会で果たせなかったポール・トゥ・ウインを目指します。

チームメートで今大会、好調な走りを見せるファビオ・ディ・ジャンアントニオが3番手につけており、決勝ではDel Conca Gresini Moto3の2人が揃ってフロントローから挑みます。

4番手にはニッコロ・アントネッリ(SIC58 Squadra Corse)がつけており、今季初表彰台と今季初優勝に挑みます。

以下、アロンソ・ロペス(Estrella Galicia 0,0)、エネア・バスティアニーニ(Leopard Racing)、ロレンソ・ダラ・ポルタ(Leopard Racing)、鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)と続き、トップ10に7台のHonda勢が名前を連ねました。

今大会はPPのマルティンから1秒差以内に18台という大接戦となり、その中で11番手に鳥羽海渡(Honda Team Asia)、昨年の優勝者のアーロン・カネット(Estrella Galicia 0,0)が15番手につけました。

ワイルドカードで出場の小椋藍(Asia Talent Team)は、トップから1.022秒差の19位。佐々木歩夢(Petronas Sprinta Racing)はアタックのタイミングが決まらず、23番手から追い上げのレースに挑みます。

コメント

ホルヘ・マルティン(Moto3 ポールポジション)
「気温も路面温度も高く、難しい週末となりました。ウインターテストのときの感触を取り戻せるように、チームと一生懸命取り組みました。簡単なことではありませんでしたが、こうして、11回目のポールポジションを獲得できて本当にうれしいです。でも、明日は簡単ではありません。リアのグリップが少し足りないので、戦闘的になれるようにウォームアップで調整しなければいけません」

ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Moto3 3番手)
「すばらしい予選でした。フリープラクティスがうまくいったことで、予選に向けて準備ができました。今日はフロントのフェアリングに石が当たり、集中力が切れてしまいましたが、最後にすばらしいラップをこなすことができました。前方からのスタートになりますが、自分のペースで走って、自分の持ち味をしっかり発揮したいと思います」

ニッコロ・アントネッリ(Moto3 4番手)
「このサーキットはいつも接戦になるので、フロントローに近いところを獲得できてとてもうれしいです。でも、わずかな差でトップ3を逃してしまったことは残念でした。明日のコンディションは難しいと思います。そのため、マシンとタイヤから最高のパフォーマンスを引き出すために一生懸命考えて取り組まなければなりません。明日の決勝が待ち遠しいです」

鈴木竜生(Moto3 10番手)
「昨日の課題だった一発のタイムが出ないという課題は克服することができました。ブレーキングのスタビリティを上げるために、フロントを硬めにセッティングしたことがよかったです。しかし、決勝に向けて安定性を犠牲にした部分もあるので、明日のウォームアップでしっかり最後の調整をしたいと思います。今日の予選はなかなかいいグループを見つけることができず、ほとんど単独で走ってタイムを出しました。グループの中での走りは、明日のウォームアップで試してみて、ギアなどを最終的にチェックしたいです。2戦連続のポイント獲得はもちろんのこと、トップ5を目標にがんばります」

鳥羽海渡(Moto3 11番手)
「思っていたようなポジションではありませんが、フィーリングはよかったし、一人で走っても安定したタイムで走ることができました。予選のベストタイムも一人で出したもので、それを思えば11番手は悪くないと思います。決勝に向けてマシンの状態はいいと思います。ただ、スタートが4列目なので、序盤にしっかりペースをあげていけるようにしたいです。今回は全体的にエンジンブレーキを減らし、乗りやすい方向にしたのですが、それもよかったです。1分47秒台前半で走れているので悪くないと思います。今回はカタールの7位より上でフィニッシュしたいです。序盤の3周をしっかり走れれば、トップ集団で走れると思います」

小椋藍(Moto3 19番手)
「初めてのグランプリでしたが、本当にいろいろ勉強になりました。CEVでもそうですが、グランプリライダーは特にタイムの詰め所をよく知っているなあと感じました。ここは、ついついブレーキングを無理してしまうのですが、立ち上がり重視にしてタイムを上げることができました。今回、トップ5の選手の走りは強烈でしたが、それ以下はなんとか戦えると感じました。一つでも上のポジションでフィニッシュできるようにがんばります。前にいる日本人選手にはついていって、前に出たいです」

佐々木歩夢(Moto3 23番手)
「難しい予選になりました。今回、コース上で待っている選手も多く、最後までクリアラップで走ることができませんでした。今日は、速いグループを見つけられれば5番手以内のタイムを出せる可能性もありましたが、いいグループを見つけることができなかったこともポジションを落とす要因でした。今回はハードとミディアムで、同じようなタイムで走れているので、それが自分にとってはアドバンテージになると思います。グリッドは悪いですが、自分のアドバンテージを活かし、追い上げのレースができるようにしたいです」

Moto3 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム
188ホルヘ・マルティンHonda1'46.193
265P.エッテルKTM1'46.346
321ファビオ・ディ・ジャンアントニオHonda1'46.599
423ニッコロ・アントネッリHonda1'46.614
512 M.ベツェッキKTM1'46.739
616A.ミニョKTM1'46.770
772アロンソ・ロペスHonda1'46.820
833エネア・バスティアニーニHonda1'46.894
948ロレンソ・ダラ・ポルタHonda1'46.898
1024鈴木竜生Honda1'46.905
1127鳥羽海渡Honda1'46.931
1210D.フォッジャKTM1'46.955
1376M.ユルチェンコKTM1'46.967
1422真崎一輝KTM1'46.969
1544アーロン・カネットHonda1'47.037
1684J.コーンフェールKTM1'47.042
1717J.マクフィーKTM1'47.105
1842M.ラミレスKTM1'47.181
1932小椋藍Honda1'47.215
2019G.ロドリゴKTM1'47.218
2114トニ・アルボリーノHonda1'47.230
228N.ブレガKTM1'47.253
2371佐々木歩夢Honda1'47.261
2475A.アレナスKTM1'47.282
255J.マシアKTM1'47.450
2652ジェレミー・アルコバHonda1'47.484
277アダム・ノロディンHonda1'47.632
2811L.ロイKTM1'47.763
2941ナカリン・アティラプワパHonda1'48.180
RT40D.ビンダーKTM1'58.297

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