Round03アメリカアメリカズGP

Moto3 決勝

2018年4月22日(日)

会場:サーキット・オブ・ジ・アメリカズ
天候:晴れ
気温:22℃

マルティンが今季2勝目を挙げる

Moto3クラスは、予想通り大集団の戦いとなり、その集団から抜け出したホルヘ・マルティン(Del Conca Gresini Moto3)が今季2勝目を挙げました。今大会はフリー走行、予選と力強い走りをみせて今季初のポールポジション(PP)を獲得。決勝では、中盤までトップグループの中でライバルのペースに合わせ、後半になると一気にペースを上げて後続を引き離す力強い走りでした。

そのマルティンをただ一人追撃したエネア・バスティアニーニ(Leopard Racing)が2位でフィニッシュして今季初の表彰台を獲得。Honda勢が1-2フィニッシュを達成しました。

以下、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Del Conca Gresini Moto3)が5位、アーロン・カネット(Estrella Galicia 0,0)が8位、鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)が9位、佐々木歩夢(Petronas Sprinta Racing)が11位でポイントを獲得しました。

不安定なコンディションとなった予選で28番手グリッドからスタートした鳥羽海渡(Honda Team Asia)は、スタート直後の1コーナーの多重クラッシュに巻き込まれ転倒。再スタートしますがピットに戻り、リタイアとなりました。

コメント

ホルヘ・マルティン(Moto3 優勝)
「ハードタイヤを選択したので最初はペースを上げられませんでした。序盤は落ち着いて、リスクを避けてうまく走りました。しかし、残り5周になってからは100%の力を出し引き離そうとしました。バスティアニーニががんばって着いてきていたので簡単ではありませんでしたが、今日は負けない感じがしました。完ぺきなマシンを与えてくれたチームに感謝したいです」

エネア・バスティアニーニ(Moto3 2位)
エネア・バスティアニーニ 「今回の表彰台はうれしいです。小さなミスをしなければ、開幕戦カタールGPで表彰台を獲得していたはずなので、今日はこうして表彰台に立ててうれしいです。決勝になってやっといいコンディションになり、いいレースができました。特にエッテル(KTM)とのバトルはハードで、そのときに少しタイムを落しました。でもマルティンが前にいたので一生懸命プッシュしました。彼に追いつけると思ったのですが、すでに僕は限界でした。今回はなんとしても表彰台に立ちたかったので、それ以上、無理はしませんでした。このサーキットではこれまで苦しんできましたが、今日はいいフィーリングがありました。優勝争いをする準備はできているので前を向きたいです」

ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Moto3 5位)
「今日はまずまずでした。ミディアムタイヤを選択したのですが、レース終盤にかけてグリップがなくなりました。レースウイークを通して素晴らしいスピードがあったので優勝争いがしたかったです。残念です。へレスでそれができることを願っています」

鈴木竜生(Moto3 9位)
鈴木竜生(#24) 「ようやくポイントを獲得しました。やっといつものポジションに戻ってきたかなという気持ちです。今日の結果には満足していませんが、自分としてはやっとシーズンがスタートしたという感じです。今日はスタートはよかったのですが、コースアウトしたライダーがコースに戻ってきたときに接触して転びそうになり、それで集団から離されてしまいました。今年はカタールGPでケガをして、アルゼンチンGPでは追突されて転ぶというツキのないレースが続いていました。これをきっかけにヨーロッパラウンドではいいレースをしたいです」

佐々木歩夢(Moto3 11位)
佐々木歩夢 「今週はセットアップに苦しみましたが、最終的には今季一番といってもいい状態に仕上がりました。ウォームアップで走り出したときもフィーリングがよくて、いいレースをする自信がありました。今日はスタートもよく、トップグループに加わりましたが、あとで振り返れば、ちょっと慎重に走り過ぎたことが結果的にトップグループから離される原因になりました。集団の後ろの方で様子を見ていたのですが、前のライダーのペースが落ちたときに、僕を含めて3人のライダーが集団から離されてしまい、そこから追いつくことができませんでした。もっと積極的だったらよかったと思いますが、今日の反省を次戦に活かしたいです」

鳥羽海渡(Moto3 DNF)
鳥羽海渡 「スタートがよくて、アウト側から10台くらい抜けたと思います。しかし、1コーナーで前のライダーがクラッシュし、それを避けようとしたライダーのマシンに接触して転倒してしまいました。去年の大会は1レースで2度も転倒しています。今年はマシンの破損もあり、無理に走ってもいけないと思いリタイアすることを決めました。2戦連続ノーポイントに終わり本当に残念です」

Moto3 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
188ホルヘ・マルティンHonda39'12.869
233エネア・バスティアニーニHonda+1.451
312M.ベツェッキKTM+4.112
416A.ミニョKTM+4.172
521ファビオ・ディ・ジャンアントニオHonda+4.186
665P.エッテルKTM+4.374
784J.コーンフェールKTM+5.452
844アーロン・カネットHonda+7.971
924鈴木竜生Honda+8.287
1011L.ロイKTM+8.711
1171佐々木歩夢Honda+10.909
1219G.ロドリゴKTM+13.745
1340D.ビンダーKTM+14.532
1417J.マクフィーKTM+16.071
1575A.アレナスKTM+16.181
1610D.フォッジャKTM+19.895
1772アロンソ・ロペスHonda+23.516
1848ロレンソ・ダラ・ポルタHonda+23.757
1976M.ユルチェンコKTM+25.424
2014トニ・アルボリーノHonda+25.439
215J.マシアKTM+33.897
2222真崎一輝KTM+38.352
2341ナカリン・アティラプワパHonda+38.362
2423ニッコロ・アントネッリHonda+59.078
RT42M.ラミレスKTM+5Laps
RT8N.ブレガKTM+12Laps
RT7アダム・ノロディンHonda+15Laps
RT27鳥羽海渡Honda+16Laps

Moto3 ポイントランキング

ライダー

順位 No. ライダー マシン 総合ポイント
188ホルヘ・マルティンHonda55
244アーロン・カネットHonda48
312M.ベツェッキKTM43
421ファビオ・ディ・ジャンアントニオHonda37
533エネア・バスティアニーニHonda33
648ロレンソ・ダラ・ポルタHonda25
716A.ミニョKTM22
819G.ロドリゴKTM22
923ニッコロ・アントネッリHonda21
1084J.コーンフェールKTM18
117アダム・ノロディンHonda16
1271佐々木歩夢Honda13
1372アロンソ・ロペスHonda10
1465P.エッテルKTM10
1527鳥羽海渡Honda9
1624鈴木竜生Honda7
1711L.ロイKTM7
1814トニ・アルボリーノHonda6
1942M.ラミレスKTM5
205J.マシアKTM4
2122真崎一輝KTM3
2240D.ビンダーKTM3
2317J.マクフィーKTM2
2475A.アレナスKTM1
2510D.フォッジャKTM0
2641ナカリン・アティラプワパHonda0
2776M.ユルチェンコKTM0

コンストラクター

順位 コンストラクター 総合ポイント
1Honda70
2KTM52

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