ROUND 18

バレンシアバレンシアGP バレンシア・サーキット 2017.11.10(金)・1日目フリー走行

第18戦 バレンシアGP

マルティンが初日トップタイム。カネットが2番手に続く

2017年11月10日(金)  フリー走行  天候:晴れ 気温:20℃
コースコンディション:ドライ

Moto3クラスは、ホームGPに闘志を燃やすスペイン勢が上位につけました。トップタイムをマークしたのは今季8回のポールポジションを獲得しているホルヘ・マルティン(Del Conca Gresini Racing Moto3)で最終戦では念願の初優勝に挑みます。2番手にはアーロン・カネット(Estrella Galicia 0,0)で今季4勝目に挑みます。総合3位のカネットと総合4位のマルティンとの差は21点差。この2人の戦いにも注目されます。

以下、5番手には今季10勝を挙げてタイトルを獲得したホアン・ミル(Leopard Racing)。6番手には佐々木歩夢(SIC Racing Team)で今季初表彰台に向けて絶好のスタートを切りました。8番手には総合2位が確定しているロマーノ・フェナティ(Marinelli Rivacold Snipers)、10番手にファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Del Conca Gresini Racing Moto3)でトップ10に6台のHonda勢が名前を連ねました。

以下、今大会ワイルドカードで出場の真崎一輝(Asia Talent Team)が13番手、鳥羽海渡(Honda Team Asia)が17番手、鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)は21番手で初日を終えました。

コメント

ホルヘ・マルティン(Moto3 1番手)
ホルヘ・マルティン 「今日は予想以上にポジティブな一日となりました。バレンシアはどちらかと言えば、得意なコースではでなく、モチベーションも高くなかったのですが、マシンに乗ってすぐに感触がいいことが分かり、自分の最速タイムを更新することができました。ユーズドタイヤでも1分40秒台後半を刻むなど、レースシミュレーションの作業も順調でした。ニュータイヤでは1分39秒2だったので、悪くないタイムだと思います。もっと早くアグレッシブな走りにしたいので、もう少しフロントの感覚をよくしてブレーキングを遅らせることができるようにしたいです」

アーロン・カネット(Moto3 2番手)
アーロン・カネット 「今日はとてもポジティブな一日でした。FP1、FP2ともにすばらしいペースで走れたし、常にトップグループにつけることができました。昨年の大会では優勝できる位置にいましたが果たせませんでした。今年は優勝を目指し、この調子をキープしたいです。今日は、新品タイヤとユーズドタイヤでもいいペースがありました。明日の予選ではフロントローを目指します」

ホアン・ミル(Moto3 5番手)
ホアン・ミル 「今日は2セッションともに限界まで攻めることができませんでした。FP1では転倒しました。幸いケガはしませんでしたが、そのため、セッションの大半を無駄にしました。午後のFP2では、タイムアタックができるだけの完ぺきなセットアップが見つかりませんでした。プッシュしましたが、リスクある走りになりました。ミディアムタイヤでのリズムには満足していますが、ソフトタイヤではグリップがよくない感じです。明日はポジションをもう少し上げようと思うし、がんばらなくてはいけません」

佐々木歩夢(Moto3 6番手)
佐々木歩夢 「FP1、FP2ともにいい走りができました。最後ニュータイヤ入れず走り続けたのですが、それでもセッションで5番手タイム。総合で6番手と、最後まで転ばないでしっかり走れてよかったです。バレンシアは好きなサーキットなので、明日の予選は2列目までに並べるようにしたいです。そうすればトップグループでいいレースができると思うし、シーズン最後なのでトップで終われるようにしたいです」

真崎一輝(Moto3 13番手)
真崎一輝 「午前中は気温も路面温度も低かったので転倒しないように気をつけて走りました。GPはさすがに速い選手が多いのですが、思っていたよりはついていくことができました。印象に残ったのは抜き方がうまいということ。CEVのように無理やり抜いてきて、結果的にどっちもタイムが落ちるということはありませんでした。予選になれば、全体的にペースは上がると思うので、しっかりついていってトップ10、出来ればシングルにつけて3列目までに並べたらと思います」

鳥羽海渡(Moto3 17番手)
鳥羽海渡 「転倒してしまいましたが、今日はフィーリングがとてもよくて、気持ちよく走れました。今日のベストタイムは1分40秒444ですが、それを出したときも、何回かミスをしてのタイムで、その後も40秒台を連続で出せたので、悪くないと思います。転倒しなければ間違いなく39秒台に入れられたたと思うので、土曜日の予選ではいいグリッドを得られるようにがんばります」

鈴木竜生(Moto3 21番手)
鈴木竜生 「予選に向けてタイヤを温存するために、午後は好みではないソフトタイヤで走ったので、いいタイムを刻めませんでした。ソフトではブレーキングスタビリティがよくなく、フィーリングもよくありません。明日の予選では、ミディアムでしっかりタイムを出して、いいグリッドを得られるようにしたいです」

Moto3 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
188ホルヘ・マルティンHonda1'39.209
244アーロン・カネットHonda+0.396
342M.ラミレスKTM+0.460
458J.ゲバラKTM+0.667
536ホアン・ミルHonda+0.755
671佐々木歩夢Honda+0.757
78N.ブレガKTM+0.776
85ロマーノ・フェナティHonda+0.849
919G.ロドリゴKTM+0.851
1021ファビオ・ディ・ジャンアントニオHonda+0.925
1165P.エッテルKTM+1.041
1233エネア・バスティアニーニHonda+1.047
1339真崎一輝Honda+1.058
1410D.フォッジャKTM+1.075
157アダム・ノロディンHonda+1.107
1664B.ベンドスナイダーKTM+1.109
1727鳥羽海渡Honda+1.235
1812M.ベッツェッカマヒンドラ+1.315
1916A.ミニョKTM+1.355
2048L.ダラ・ポルタマヒンドラ+1.369
2124鈴木竜生Honda+1.403
2240D.ビンダーKTM+1.526
2323N.アントネッリKTM+1.573
2495ジュール・ダニーロHonda+1.602
2596M.パリャーニマヒンドラ+1.681
2614トニ・アルボリーノHonda+1.782
2717ジョン・マクフィーHonda+1.892
2811リビオ・ロイHonda+2.069
2984J.コーンフェールプジョー+2.098
3075A.アレナスマヒンドラ+2.222
3141ナカリン・アティラプワパHonda+2.257
324P.プルキネンプジョー+2.384
336M.エレーラKTM+3.884

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ホルヘ・マルティン

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