ROUND 15

日本日本GP ツインリンクもてぎ 2017.10.13(金)・1日目フリー走行

第15戦 日本GP

ランキング首位奪還を狙うルティがトップタイムをマーク

10月13日(金)・1日目フリー走行  天候:雨
気温:15℃  コースコンディション:ウエット

Moto2クラスは、14年と16年に日本GPで優勝しているトーマス・ルティ(CarXpert Interwetten)がトップタイムをマークしました。2回目のセッションで転倒しましたが、2年連続優勝に向けて大きく前進しました。

2番手にはアレックス・マルケス(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)で、第13戦サンマリノGPをケガで欠場、第14戦アラゴンGPも体調不調のためリタイアしましたが、今大会は復調をアピール。好調なスタートを切りました。3番手にはミゲル・オリベイラ(Red Bull KTM Ajo)で、ウエットコンディションを順調に攻略、Moto2クラス初優勝に向けて好調なスタートを切りました。

トーマス・ルティ

アレックス・マルケス

以下、ウエットコンディションを得意とするハフィズ・シャーリン(Petronas Raceline Malaysia)、総合首位のフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)、ザビエル・シメオン(Tasca Racing Scuderia Moto2)と続き、日本人勢は、長島哲太(Teluru SAG Team)が11番手とまずまずのスタートを切り、中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)は16番手でした。

ワイルドカードで出場の榎戸育寛(Teluru MOTOBUM Racing Team)は22番手、水野涼(MuSASHi RT HARC-PRO.)は、2度の転倒を喫し31番手でした。

コメント

アレックス・マルケス(Moto2 2番手)
アレックス・マルケス「ウエットコンディションでは身体への負担が少ないので、少し楽に仕事ができました。また、雨の日にはミスをしたり転倒したりするリスクが常に高くなるので、今日の作業には非常に満足しています。今朝の最初のラップから自信が持てましたし、バイクの感触もよく、ポジティブでした。後続のチームもいいペースに上げてくると思うので私たちも改善をし続けなければなりません。自分たちの仕事に集中して、このいいスタートを維持していかなくてはなりません」

ミゲル・オリベイラ(Moto2 3番手)
ミゲル・オリベイラ「日本での初日は、午前も午後も雨となり、コース上は非常に水が多かったですが、上手く行ったと思います。いいセットアップを見つけることができ満足しているので、このような状況下でも気持ちがいいです。明日の予選のコンディションがどのようになるのかを理解しなくてはなりませんが、今日と同じようなコンディションであれば、同じやり方で続けたいと思います」

フランコ・モルビデリ(Moto2 5番手)
フランコ・モルビデリ「今日の状況では簡単ではありませんでしたが、それは皆にとって同じことです。転倒やミスをしないことが重要でしたので、それを上手く実現できたと思います。今日のゴールは明らかに、ウエットの状況でのマシンのセッティングを改善することでしたし、自分自身はいい仕事をしたと思います。今日一日を通して改善をしたので、明日はまたラップタイムの面でも改善していけると確信しています」

長島哲太(Moto2 11番手)
長島哲太「ユーズドタイヤでFP1を走り始めました。フィーリングは悪くなく、走行をこなし、FP2も、そのままのタイヤで走行に出て、新品タイヤに履き替えたのですが、感触はユーズドタイヤの方がよく、それを確かめることができたこともよかったと思います。今回の走行では一人でタイムを出すこともできていますし、転びそうになる自分をコントロールできているので、この調子で、予選グリッドの上位につけたいと思います」

中上貴晶(Moto2 16番手)
中上貴晶「天気予報通りに雨となりました。そして、FP1、FP2と短いセッションの中で、コンデションの変化があり、転倒者も多くでた中で、自分自身も転倒しそうになる場面が何度もありました。しかし、転ぶことなく、無事に一日を終えることができました。まだ、タイム的にも内容的にも納得はできていません。問題を抱えていますが前進しています。課題はフロントのブレーキングのスタビリティーで、一次旋回でフロントがいまひとつ決まらず、攻められません。それは、データにも表れています。Moto2のセッティングはシビアなので、フロント加重を変えて、バランスを崩した経験もあるので、コンデションを見極めながら結果を残せるようにしたいと思っています」

榎戸育寛(Moto2 22番手)
榎戸育寛「朝ごはんを食べるのを忘れるくらい緊張していましたが、FP1を走り始めたら、緊張が取れました。オーバーランしながら、限界を見極めるといった走りをしているライダーも多く刺激になりました。本当にすべてのライダーが速いです。タイム差がなく、全員が速いという印象です。アジアロードレース選手権に出させてもらったときも、自分のレベルを上げて行こうと前向きな気持ちになりましたが、今回は、更に学びたいと思っています。明日は、もっと、周りのライダーの走りを見たいと思っています。天気予報は曇りですが、ぜひ、ドライで予選に挑みたいです」

水野涼(Moto2 31番手)
水野涼「FP1もFP2も転倒してしまい、トータルで10ラップしかできていません。ダンロップのレインタイヤを履くのは初めてで、フィーリングをつかむ前に転倒してしまい、ブレーキングから倒しこんだ瞬間に転倒しているという状態です。攻めての転倒なら納得できますが、なにも、まだ、できていない状態です。全日本のタイムにも届いていません。転倒してしまうのは経験不足からだと思います。本当は、もっと高い目標を持ってもてぎに来たのですが、まずは転倒しないことを第一に考えて明日からの走行に挑みます。まだ、なにもできてないということは、悔しいことですが、希望を持って、少しでも納得できる走りをしたいと思っています」

Moto2 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
112トーマス・ルティKALEX2'05.282
273アレックス・マルケスKALEX+0.178
344ミゲル・オリベイラKTM+0.525
455ハフィズ・シャーリンKALEX+0.930
521フランコ・モルビデリKALEX+0.938
619ザビエル・シメオンKALEX+0.946
742フランセスコ・バグナイアKALEX+1.144
811サンドロ・コルテセSUTER+1.359
977ドミニク・エガーターSUTER+1.372
1062ステファノ・マンシィKALEX+1.526
1145長島哲太KALEX+1.664
129ホルヘ・ナバロKALEX+1.739
1310ルカ・マリーニKALEX+1.753
145アンドレア・ロカテリKALEX+1.794
1597チャビ・ビエルゲTECH 3+1.996
1630中上貴晶KALEX+2.030
177ロレンソ・バルダッサーリKALEX+2.031
1832アイザック・ビニャーレスKALEX+2.205
1924シモーネ・コルシSPEED UP+2.396
2087レミー・ガードナーTECH 3+2.442
2154マティア・パシーニKALEX+2.501
2233榎戸育寛KALEX+2.518
2341ブラッド・ビンダーKTM+2.624
2437アウグスト・フェルナンデスSPEED UP+2.671
2527イケル・レクオナKALEX+2.719
262イェスコ・ラフィンKALEX+2.720
2789カイルール・イダム・パウィKALEX+2.825
286タラン・マッケンジーSUTER+3.084
2940ファビオ・クアルタラロKALEX+3.364
3023マルセル・シュローターSUTER+3.569
3134水野涼KALEX+3.779
3257エドガー・ポンスKALEX+4.254
3349アクセル・ポンスKALEX+4.603

フォトギャラリー

トーマス・ルティ

トーマス・ルティ

トーマス・ルティ

アレックス・マルケス

アレックス・マルケス

アレックス・マルケス

アレックス・マルケス

ミゲル・オリベイラ

ミゲル・オリベイラ

ミゲル・オリベイラ

ハフィズ・シャーリン

フランコ・モルビデリ

フランコ・モルビデリ

ザビエル・シメオン

フランセスコ・バグナイア

サンドロ・コルテセ

ドミニク・エガーター

ステファノ・マンシィ

ステファノ・マンシィ

長島哲太

ホルヘ・ナバロ

ルカ・マリーニ

アンドレア・ロカテリ

チャビ・ビエルゲ

中上貴晶

中上貴晶

中上貴晶

ロレンソ・バルダッサーリ

アイザック・ビニャーレス

シモーネ・コルシ

レミー・ガードナー

レミー・ガードナー

マティア・パシーニ

マティア・パシーニ

榎戸育寛

榎戸育寛

ブラッド・ビンダー

ブラッド・ビンダー

アウグスト・フェルナンデス

イケル・レクオナ

イェスコ・ラフィン

イェスコ・ラフィン

カイルール・イダム・パウィ

タラン・マッケンジー

ファビオ・クアルタラロ

マルセル・シュローター

水野涼

エドガー・ポンス

アクセル・ポンス

ニュース