ROUND 15

日本日本GP ツインリンクもてぎ 2017.10.15(日)・決勝

第15戦 日本GP

フェナティが今季3勝目を挙げてタイトルへ望みをつなぐ。鈴木は自己ベストリザルトの4位入賞

10月15日(日)・決勝  天候:雨
気温:15℃  コースコンディション:ウエット

朝のウォームアップでコース上にオイルが出て進行が遅れたため、Moto3クラスは20周のレースが13周に短縮して行われました。レースでは、ウエットコンディションを得意とするロマーノ・フェナティ(Marinelli Rivacold Snipers)が予選6番手から好スタートを切ると、独走で今季3勝目を挙げました。総合首位のホアン・ミル(Leopard Racing)はタイトル王手で今大会を迎えましたが、17位となり、今季初のノーポイントに。タイトルの決定は次戦オーストラリアGPへと持ち越しとなりました。

以下、Honda勢は、ホームグランプリに闘志を燃やした鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)が今季ベストの4位でフィニッシュ。総合3位のアーロン・カネット(Estrella Galicia 0,0)は5位でフィニッシュしました。

以下、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Del Conca Gresini Racing Moto3)が7位、ジョン・マクフィー(British Talent Team)が10位。ナカリン・アティラプワパ(Honda Team Asia)が11位、ホルヘ・マルティン(Del Conca Gresini Racing Moto3)が15位でそれぞれポイントを獲得しました。

鳥羽海渡(Honda Team Asia)は21位。佐々木歩夢(SIC Racing Team)は転倒リタイアとなりました。

コメント

ロマーノ・フェナティ(Moto3 1位)
ロマーノ・フェナティ 「チャンピオンシップは、最終結果が出るまでは分かりません。そして今日は、それについては考えませんでした。このレースウイークはいい作業をしてきて、今朝のウォームアップではマシンの感触がよくなったことで、すべてうまくいきました。簡単ではない寒いレースでした。週末はほとんどがウエット状態でしたが、上位にいるのは簡単でした。自分はウエットが得意なんだと思います。おそらく、チームとマシンを信用しているからです。今日のレースは優勝したので、楽しむことができましたが、次戦のオーストラリアも、好きなコースなので楽しみです」

鈴木竜生(Moto3 4位)
鈴木竜生 「ウォームアップでは、雨の量が多かったですが、フィーリングは悪くなかったので、決勝では追い上げのレースをしようと思いました。結果、自己ベストリザルトを残すことができて、たくさんの人におめでとうと声をかけてもらえました。表彰台に届きそうだったので、全くうれしくない4位だったし、仕掛けきれずに終わってしまいました。残り3戦で、表彰台に立てる走りがしたいです」

アーロン・カネット(Moto3 5位)
アーロン・カネット 「難しいコンディションの中で速く走ることは難しいと分かったので、ウエットコンディションに向けて、さらにセットアップを改善する必要があると感じていました。最初から路面に水が多く、雨も止まなかったので、周回を重ねるたびに水が増えていきました。今日はこれまでの人生で一番難しいウエットレースだったので、5位はとてもポジティブです。それに、今日の結果で、まだチャンピオンシップの2位争いに生き残っています。残り3レースですが、自分たちにはできると思います。今日の結果で、ファビオとマルティンから3位を死守しました。オーストラリアでも挑戦し続けます」

鳥羽海渡(Moto3 21位)
鳥羽海渡 「プッシュしてついていこうとしましたが、ついていけずに終わりました。結果は残せませんでしたが、このレースウイークがずっと雨だったことで、レインコンディションでの走りのヒントをつかめたような気がします。そこに関しては前進できたと思うので、今回の経験をセットアップに活かせるようにしたいです」

佐々木歩夢(Moto3 リタイア)
佐々木歩夢 「ウォームアップランの感触がよかったので、いいレースがしたいと思っていました。スタートも決まって、予選24番手から追い上げて1周目は16番手で通過することができました。大きな集団の中で、バトルをしながら追い上げていたのに、転倒に巻き込まれてしまいました。完走してチェッカーを受けられなくて残念です。それでもファステストラップの順位では上位につけているので、今回の経験で学んだことを、しっかりと活かしていきたいと思います」

Moto3 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
15ロマーノ・フェナティHonda29'22.278
223N.アントネッリKTM+4.146
312M.ベッツェッカマヒンドラ+5.013
424鈴木竜生Honda+8.767
544アーロン・カネットHonda+12.827
665P.エッテルKTM+14.865
721ファビオ・ディ・ジャンアントニオHonda+15.482
884J.コーンフェールプジョー+15.625
964B.ベンドスナイダーKTM+15.947
1017ジョン・マクフィーHonda+16.216
1141ナカリン・アティラプワパHonda+16.414
128N.ブレガKTM+18.783
1316A.ミニョKTM+19.057
1442M.ラミレスKTM+19.536
1588ホルヘ・マルティンHonda+21.208
1633エネア・バスティアニーニHonda+22.731
1736ホアン・ミルHonda+23.879
1895ジュール・ダニーロHonda+23.935
1911リビオ・ロイHonda+33.663
2040D.ビンダーKTM+34.695
2127鳥羽海渡Honda+39.533
224P.プルキネンプジョー+48.473
2314トニ・アルボリーノHonda+1'30.837
2470T.トパリスKTM+2'18.580
RT58J.ゲバラKTM+2Laps
RT19G.ロドリゴKTM+4Laps
RT71佐々木歩夢Honda+4Laps
RT7アダム・ノロディンHonda+7Laps
RT96M.パリャーニマヒンドラ+12Laps
RT48L.ダラ・ポルタマヒンドラ-

Moto3 ポイントランキング

ライダー

順位 No. ライダー マシン 総合ポイント
136ホアン・ミルHonda271
25ロマーノ・フェナティHonda216
344アーロン・カネットHonda184
421ファビオ・ディ・ジャンアントニオHonda146
588ホルヘ・マルティンHonda135
617ジョン・マクフィーHonda112
742M.ラミレスKTM107
816A.ミニョKTM106
933エネア・バスティアニーニHonda103
1065P.エッテルKTM101
118N.ブレガKTM76
1258J.ゲバラKTM75
1324鈴木竜生Honda59
1464B.ベンドスナイダーKTM55
1511リビオ・ロイHonda47
1619G.ロドリゴKTM39
1723N.アントネッリKTM36
1840D.ビンダーKTM35
1995ジュール・ダニーロHonda29
207アダム・ノロディンHonda29
2184J.コーンフェールプジョー22
2212M.ベッツェッカマヒンドラ20
2371佐々木歩夢Honda16
2441ナカリン・アティラプワパHonda16
2575A.アレナスマヒンドラ14
2615J.マシアKTM13
2710D.フォッジャKTM10
2827鳥羽海渡Honda7
2952D.ケントKTM6
3096M.パリャーニマヒンドラ6
3157A.ファブリマヒンドラ3
3248L.ダラ・ポルタマヒンドラ3
3314トニ・アルボリーノHonda2
346M.エレーラKTM1
3577T.ジョージKTM0
3669T.ブース・エイモスKTM0
374P.プルキネンプジョー0
3831R.フェルナンデスマヒンドラ0
3913M.コフラーKTM0
4070T.トパリスKTM0
4137アーロン・ポランコHonda0
4218G.マルティネス・アブレゴKTM0
4381A.ヴィウKTM0

ランキング詳細


コンストラクター

順位 コンストラクター 総合ポイント
1Honda370
2KTM209
3マヒンドラ36
4プジョー22

ランキング詳細

フォトギャラリー

ロマーノ・フェナティ

ロマーノ・フェナティ

ロマーノ・フェナティ

ロマーノ・フェナティ

ロマーノ・フェナティ

鈴木竜生

鈴木竜生

鈴木竜生

鈴木竜生

アーロン・カネット

アーロン・カネット

アーロン・カネット

アーロン・カネット

ファビオ・ディ・ジャンアントニオ

ナカリン・アティラプワパ

ホルヘ・マルティン

エネア・バスティアニーニ

ホアン・ミル

ジュール・ダニーロ

リビオ・ロイ

鳥羽海渡

トニ・アルボリーノ

佐々木歩夢

アダム・ノロディン

マルク・マルケス

ニュース