ROUND 03

アメリカアメリカズGP サーキット・オブ・ジ・アメリカズ 2017.04.22(土)・予選

第3戦 アメリカGP

モルビデリがトップタイムをマーク
中上が4番手で予選を終える

天候:曇り  気温:19℃  コースコンディション:ドライ

Moto2クラスは、開幕から2連勝と好調な走りを見せるフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が2戦ぶり、今季2度目のポールポジション(PP)を獲得しました。2番手にはモルビデリをピタリとマークしてタイムを出したマティア・パシーニ(Italtrans Racing Team)、3番手にはフリー走行でトップタイムをマークしたアレックス・マルケス(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)と続きました。フロントローに並んだ3選手が、4番手以下にやや大きなリードを築きました。決勝でもこの3選手がレースの主導権を握ることが予想されます。

初日10番手の中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)がタイムもポジションも上げて、2列目4番グリッドを獲得しました。初日は異なるセットアップにトライしてやや出遅れましたが、2日目は本来のリズムを取り戻し、快調にラップを刻みました。決勝では今季2度目の表彰台と初優勝に挑みます。5番手のトーマス・ルティ(CarXpert Interwetten)は、3戦連続表彰台と今季初優勝に挑みます。6番手のドミニク・エガーター(Kiefer Racing)は今季のベストグリッドを獲得しました。

3列目には、2戦連続表彰台を狙うミゲル・オリベイラ(Red Bull KTM Ajo)、今季のベストグリッドを獲得したザビエル・シメオン(Tasca Racing Scuderia Moto2)、サンドロ・コルテセ(Dynavolt Intact GP)と続き、ここまでがトップから1秒差の選手たちで、決勝では相変わらず厳しい戦いが予想されます。

長島哲太(Teluru SAG Team)は、フリー走行で総合17番手。予選ではタイムを更新しましたが、トップから1.972秒差の27番手となりました。決勝では追い上げレのレースに挑みます。

コメント

フランコ・モルビデリ(Moto2 ポールポジション)
フランコ・モルビデリ 「昨年はこのサーキットでとても苦戦しましたが、今年はこうしてポールポジションを獲得できてうれしいです。僕たちのマシンは、すべてのサーキットでパフォーマンスが高いことを証明できました。チームには本当に感謝しています。レースに向けて自分のペースには満足しています。ポールポジションを獲得できたのはうれしいボーナスでした。僕はマシンのパフォーマンスを発揮して、少しでもタイムを縮めようとしただけでしたが、それがうまくいきました。明日のレースはまた難しい挑戦になります。なぜならチームメートのアレックスもすべてのセッションでとても強さがあるからです。優勝争いに向けて準備は完全に整っています。アメリカのファンのためにいいショーが見せられることを願っています。彼らはいつも本当に熱狂的で、僕たちの力になります」

アレックス・マルケス(Moto2 3番手)
アレックス・マルケス 「フロントローを獲得できてうれしいです。1コーナーがとてもタイトなので、このサーキットでは、フロントローの獲得がとても重要です。プラクティスでトップタイムを出せたときはとても自信がありました。それだけに、Moto2初のポールポジションを獲得できなかったのは残念でした。最終コーナーの転倒は小さなミスでした。プッシュしているときにこういうことが起きます。レースウイークを通していい仕事ができました。優勝争いをする自信があります。明日は僕の21歳の誕生日です。自分の誕生日をいい形で祝うためにも、チームのためにも表彰台に上りたいです。それを実現できるようにベストを尽くします」

中上貴晶(Moto2 4番手)
中上貴晶 「風邪はかなり回復してきました。まだ鼻声ですが、走りには影響がない状態までになり、フリー走行、予選と4番手でした。今日はミスも多く、しっかり一周をまとめたという感じはしないのですが、それでも勝負できるグリッドを獲得したので、明日は勝負したいです。昨年はトップが2分8秒台。自分も9秒前半でした。そういう点では、今年は9秒後半で自己ベストには届きませんでしたが、このコンディションで9秒台に入れられて良かったと思います。長いコースなので、自分にアドバンテージのあるところ、そうでないところもしっかり把握しています。明日はタイヤをしっかりセーブしながら終盤に勝負できるレースをしたいです」

トーマス・ルティ(Moto2 5番手)
トーマス・ルティ 「心配していた右腕は完ぺきではありませんが、思ったほどの影響はありませんでした。オフシーズンのトレーニングが効果的だったのだと思います。今大会の課題は、コース前半で理想的なラインを取れず、タイムをロスしていることです。しかし、ユーズドタイヤのペースはそれほど悪くないし、いいレースをする自信があります。マシンのバランスもまずまずです。明日も雨が降らず、ドライコンディションでレースができることを願っています」

長島哲太(Moto2 27番手)
長島哲太 「サーキット・オブ・ジ・アメリカズは一周が長く、コーナーの数も多いので、今日はうまくまとめられませんでした。セクターごとのベストタイムをつなげれば、もう少し順位はいいと思うのですが、単独ではタイムをまとめることができませんでした。フリー走行のベストを更新できたし、着実に前進できたと思います。しかし、カタール、アルゼンチンと比べると、今回は本当に難しい大会になっています。課題も多く、決勝では、その課題を1つでも解消したいです。とにかく完走すること。チャンスがあればポイントを獲得したいです」

Moto2 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
121フランコ・モルビデリKALEX2'09.379
254マティア・パシーニKALEX+0.167
373アレックス・マルケスKALEX+0.242
430中上貴晶KALEX+0.581
512トーマス・ルティKALEX+0.601
677ドミニク・エガーターSUTER+0.922
744ミゲル・オリベイラKTM+0.938
819ザビエル・シメオンKALEX+0.979
911サンドロ・コルテセSUTER+0.987
1088リカルド・カルダスKTM+1.038
1123マルセル・シュローターSUTER+1.099
1297チャビ・ビエルゲTECH 3+1.099
139ホルヘ・ナバロKALEX+1.112
147ロレンソ・バルダッサーリKALEX+1.121
1542フランセスコ・バグナイアKALEX+1.160
1640ファビオ・クアルタラロKALEX+1.303
1724シモーネ・コルシSPEED UP+1.369
1868ヨニー・ヘルナンデスKALEX+1.380
1955ハフィズ・シャーリンKALEX+1.425
2049アクセル・ポンスKALEX+1.434
2160フリアン・シモンTECH 3+1.485
2232アイザック・ビニャーレスKALEX+1.533
2310ルカ・マリーニKALEX+1.544
2452ダニー・ケントSUTER+1.553
252イェスコ・ラフィンKALEX+1.633
2657エドガー・ポンスKALEX+1.676
2745長島哲太KALEX+1.972
2889カイルール・イダム・パウィKALEX+2.336
295アンドレア・ロカテリKALEX+2.783
3027イケル・レクオナKALEX+3.259
3162ステファノ・マンシィKALEX+3.682
3247アクセル・バッサーニSPEED UP+4.543

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フランコ・モルビデリ

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マティア・パシーニ

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アレックス・マルケス

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