Round07ハンガリーハンガリー

Xトライアル 決勝

2018.03.29(木)

ブタペスト

最終戦ハンガリーで、藤波貴久が6位入賞
総合8位でシーズンを終える

ハンガリーのブダペストにある、ラズロ・スポーツアリーナで開催されたXトライアル最終戦は、Repsol Honda Teamからは藤波貴久が出場しました。前戦パリで自身にとって12回目のXトライアルの世界タイトル獲得を果たしたトニー・ボウは、ケガの治療のためにこの大会は欠席することになりました。チームのエースであるボウが不在の中、藤波は最終戦に挑みました。

第6戦フランス大会で表彰台に上がった藤波は、今回も好調なスタートを切りました。今シーズン、5回目の参戦となるブダペスト大会の予選では、6つのセクションで減点はわずかに10点、全体でも3番目の好スコアでスタートします。

セミファイナルでは、藤波は第1グループの2番目のトライ順となりました。しかしここで藤波は3つの5点を喫し、6セクションを走り終えて減点17。決勝への進出はなりませんでした。最終的に、セミファイナル2組目の3人が走り終えた時点で、藤波の6位が決まりました。藤波はミケル・ゲラバード(シェルコ)と同点でしたが、6セクションの走破タイムでは藤波の方が30秒ほど遅く、これが5位と6位を決すこととなりました。

今シーズン、藤波は7戦中6戦に参加しましたが、それでも合計28ポイントを獲得して、ランキングでは8位となりました。

Repsol Honda Teamの次の戦いは、4月15日にマドリッドに近いシグエンサで開催されるトライアル・デ・ナシオンです。それが終わると、いよいよアウトドアのトライアル世界選手権の開幕戦が1カ月後に迫ります。

コメント

藤波貴久(6位、ランキング8位)
藤波貴久 「クォリファイではいい走りができて3位となりましたが、セミファイナルでは最初に走る組となったので、参考にするべきほかのライダーの走りを見ることができず、いい走りを再現するのが難しくなりました。ライバルとの点差やタイム差を計算しながらセクションをこなしていたのですが、最終的にはそれはなんの結果も残せませんでした。とはいえ、7戦中6戦にのみ出場したこのシーズンは、満足度の高いものとなりました。それでも私は、インドアよりアウトドアの方が好きですし、まもなく始まるアウトドアのトライアルGPを戦うのを、いまから楽しみにしています」

ミゲール・シレラ監督
「エースであるトニー・ボウ不在のまま最終戦を迎えるのは、ちょっと不思議なシーズンになったと思います。しかしまずは、私はボウの世界選手権制覇を祝福したいと思います。藤波は注目度の高いシーズンを過ごしたことと思います。藤波はワイルドカードのライダーでしたが、いい仕事をしてくれて、私たちもとても喜んでいます。ボウの負傷はありましたが、2018年のXトライアルは前向きなシーズンとなりました。いま一度、チームの全員に感謝の言葉を贈りたいと思います」

リザルト

順位 ライダー マシン L1 L2 L3
1 A.ラガ TRRS 5 3 3
2 J.ブスト ガスガス 9 8 6
3 B.ビンカス スコルパ 17 8  
4 J.ダビル ベータ 17 15  
5 M.ゲラバート シェルコ 12 17  
6 藤波貴久 Honda 10 17  
7 L.ペトリラ TRRS 21    
8 A.フェレール シェルコ 21    
9 G.マルセーリ モンテッサ 25    

ポイントランキング

ライダー

順位 ライダー マシン 総合ポイント
1 トニー・ボウ Honda 106
2 A.ラガ TRRS 104
3 J.ブスト ガスガス 65
4 B.ビンカス スコルパ 64
5 M.ゲラバート シェルコ 43
6 J.ダビル ベータ 37
7 J.ファハルド ガスガス 36
8 藤波貴久 Honda 28
9 A.フェレール シェルコ 6
10 L.ペトリラ TSSR 3
11 J.カセレス ヴェルティゴ 3
12 F.カドレツ ガスガス 2
13 M.グラッタローラ モンテッサ 2
14 A.ファレ・ガルシア ヴェルティゴ 2
15 J.プライス ガスガス 2
16 G.マルセーリ モンテッサ 1

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