Round01日本岡山国際サーキット

プレビュー

2018年4月6日(金)

岡山県 美作市

開幕戦 岡山国際サーキット プレビュー

バトンのフルシーズン参戦やNSX GT3デビューなど
注目を集めるSUPER GTが今週開幕

4月7~8日に岡山国際サーキットで開幕を迎える2018年AUTOBACS SUPER GT SERIES。Hondaは今年もGT500クラスに5チーム/5台のHonda NSX-GTを投入し、2010年以来遠ざかっているシリーズタイトルの獲得に向けて体制を強化し、戦いの準備を整えています。

まずチーム体制で注目すべきは、元F1世界選手権チャンピオンで、B.A.R Hondaなどでも活躍したジェンソン・バトンの参戦です。昨シーズンの鈴鹿1,000kmへのスポット参戦を経て、いよいよ今年はフルシーズン参戦することになりました。バトンは山本尚貴とのコンビでTEAM KUNIMITSUのRAYBVRIG NSX-GTをドライブ。すでにセパン、岡山、富士の開発テストを経験し、特に岡山テストでは初日の全セッションを担当するなど、多くの周回数をこなしてGT流のドライビングスタイルを習熟し、準備万端で開幕戦に臨みます。

また、伊沢拓也は古巣のAUTOBACS RACING TEAM AGURIへ復帰し、野尻智紀とともにARTA NSX-GTをドライブします。またTEAM MUGEN、KEIHIN REAL RACING、Epson Nakajima Racingの3チームは、昨年来のドライバー体制を維持して今シーズンに臨みます。

5チームが使用するレース車両は、本田技術研究所で開発を進めたNSX-GT。2014年車両規定の導入とともに開発・投入されたNSX Concept GTのデビューからは5年目、2017年の新車両規定からは2年目の挑戦となります。

今シーズンのNSX-GTは、フロントフェンダーやサイドダクトのデザインを進化させ、空力効率改善、熱対策などの性能向上を図っています。また、ラジエター搭載位置の変更などで重量配分を最適化し、さらにサスペンションもより幅広いコンディションに対応する方向性を目指しました。2リッター直列4気筒シングルターボ・エンジン(HR-417E)も、熱効率や出力特性の向上を図っています。

使用するタイヤは各チームとも昨年と変わらず、TEAM MUGENがヨコハマ、Epson Nakajima Racingがダンロップ、それ以外の3チームはブリヂストンを使用いたします。

また、GT300クラスでは、昨年まで世界ツーリングカー選手権を戦っていた道上龍が大津弘樹をパートナーに国内に復帰し新チームModulo Drago CORSEを結成し、また、ブランパンGTシリーズなどで活躍してきたCARGUY Racingは横溝直樹、木村武史をドライバーに迎え、NSX GT3で、激戦のGT300クラスでの勝利を目指します。

Honda GT500マシン

Honda GT300マシン

2018 AUTOBACS SUPER GT SERIES参戦体制

GT500クラス

No 車両 タイヤ       チーム ドライバー
8 ARTA NSX-GT BS AUTOBACS RACING TEAM AGURI 野尻智紀/伊沢拓也
16 MOTUL MUGEN NSX-GT YH TEAM MUGEN 武藤英紀/中嶋大祐
17 KEIHIN NSX-GT BS KEIHIN REAL RACING 塚越広大/小暮卓史
64 Epson Modulo NSX-GT DL Epson Nakajima Racing ベルトラン・バゲット/松浦孝亮
100 RAYBRIG NSX-GT BS TEAM KUNIMITSU 山本尚貴/ジェンソン・バトン

GT300クラス

No 車両 タイヤ       チーム ドライバー
34 Modulo KENWOOD NSX GT3 YH Modulo Drago CORSE 道上龍/大津弘樹
777 CARGUY ADA NSX GT3 YH CARGUY Racing 横溝直樹/木村武史

※BS=ブリヂストン YH=ヨコハマ DL=ダンロップ

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