モータースポーツ > SUPER GT > 第4戦 スポーツランドSUGO > 予選

SUPER GT

round 04

SCHEDULE

July 19 2014, QUALIFYING SUPER GT Round 4

日本スポーツランドSUGO

公式予選が霧による視界不良のため翌朝に延期
明日7月20日(日)、進化したNSX CONCEPT-GTが予選と決勝に挑む

2014年7月19日(土)・予選  会場:スポーツランドSUGO(3.704km)  天候:雨  気温:22℃(14:00時点)
路面温度:23℃(14:00時点)  コースコンディション:ウエット

7月19日(土)、宮城県・スポーツランドSUGOにおいて、2014 オートバックス SUPER GT第4戦「SUGO GT 300km RACE」の1日目が行われました。

  • RAYBRIG NSX CONCEPT-GT(公式練習)RAYBRIG NSX CONCEPT-GT(公式練習)
  • Epson NSX CONCEPT-GT(公式練習)Epson NSX CONCEPT-GT(公式練習)
  • KEIHIN NSX CONCEPT-GT、Epson NSX CONCEPT-GT(公式練習)KEIHIN NSX CONCEPT-GT、Epson NSX CONCEPT-GT(公式練習)
  • ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT(公式練習)ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT(公式練習)
  • ARTA NSX CONCEPT-GT(公式練習)ARTA NSX CONCEPT-GT(公式練習)
  • MUGEN CR-Z GT(公式練習)MUGEN CR-Z GT(公式練習)
  • ARTA CR-Z GT(公式練習)ARTA CR-Z GT(公式練習)

日本は強い寒気と梅雨前線の影響で、大気の状態が不安定となった週末。大会が開催される宮城県村田町でも、18日(金)の夜から断続的に雨が降って気温が低下しており、予選日も朝から霧雨に見舞われ、肌寒い気候になりました。

今大会の前にはブルテン(公式通知)が発行され、GT500クラスのミッドシップ車両について、ミッドシップ特有の熱害を考慮して、ホモロゲーション部位のうち、フロントグリル(開口部の拡大)、リアバンパー(開口部の拡大)、リアウインドウ(開口部の追加)について、正常進化として形状変更が認められました。そして、エンジン吸気ダクト(レイアウト変更)、エキゾーストパイプ冷却ダクトおよびターボ冷却ダクト(大型化)、リアウインドウのCFRP(炭素繊維強化樹脂)での製作など、付加登録された部品についても、正常進化としての変更が認められました。さらに、1090kgと規定されていた競技車両最低重量が13kg軽減され、1077kgとなりました。

NSX CONCEPT-GTはこれらの規則に基づき、改良を加えた状態でSUGO大会に臨みました。なお、前戦オートポリス大会に引き続きスポーツランドSUGO大会では、GTアソシエイションによりローダウンフォース仕様の空力セッティングが義務付けられています。

さらに、Honda勢はドライバーの布陣にも変更がありました。今大会より#18 ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GTは、ジャン・カール・ベルネに代わり、フレデリック・マコヴィッキィが務め、昨年と同じく山本尚貴とのタッグで挑むことになりました。

練習走行は午前9時、ウエットが宣言されて始まりました。セッション序盤、NSX CONCEPT-GTは各部の確認を優先したため、好タイムは出ませんでしたが、セッション開始から20分が経つと、#18 ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GTが、トップから約1秒遅れの1分23秒952をマークして7番手に。#100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT(小暮卓史/武藤英紀組)は1分22秒858をマークしてトップに立ち、さらにそのあと、1分21秒959に縮めました。それに続くように、今度は#32 Epson NSX CONCEPT-GT(中嶋大祐/ベルトラン・バゲット組)が1分22秒475の2番手タイムをマークしました。

セッション開始から30分を過ぎたところで、コース上の停止車両を排除するため赤旗中断。午前9時45分に残り1時間15分で再開されました。

再開されたセッションでは、NSX CONCEPT-GTが各部の調整を進める中、ライバルチームがタイムを縮めて順位が変動します。しかし、徐々に雨脚が強まり、霧も濃くなっていくと、その変動が落ち着いていきました。セッションは残り40分で再び赤旗中断。午前10時27分に残り33分で再開しましたが、その後は順位に大きな変動がないまま、予定通り午前11時にセッション終了のチェッカーフラッグが振られました。

この公式練習でHonda勢のトップとなったのは、#100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GTで全体の7番手。続いて、#32 Epson NSX CONCEPT-GTが8番手、#17 KEIHIN NSX CONCEPT-GT(塚越広大/金石年弘組)が11番手、#18 ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GTが12番手、#8 ARTA NSX CONCEPT-GT(ヴィタントニオ・リウッツィ/松浦孝亮組)が13番手でセッションを終えました。

なおGT300クラスでは、#0 MUGEN CR-Z GT(中山友貴/野尻智紀組)がクラスで2番手、#55 ARTA CR-Z GT(高木真一/小林崇志組)がクラスで10番手となりました。

2段階のノックアウト方式による公式予選は、GT300クラスのセッションに引き続き、午後2時15分に始まる予定でしたが、雨はほとんど上がったものの、セッション開始の直前からコースに霧が立ち始め、その結果、視界不良により延期されることになりました。大会の審査委員会は天候回復を待ったものの、霧が晴れる見通しが立たず、公式予選は不可能との判断が下り、セッションを明日の朝に延期することが決まりました。

明日は、ノックアウト方式ではなくタイム計測による公式予選となり、午前9時5分からGT300クラス、午前9時30分からGT500クラスの予選が実施されます。そして、300qを81周で競われる決勝レースは、午後2時にスタートが切られる予定です。