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MotoGP

NSX CONCEPT-GTのデビューシーズンは、苦難を乗り越え4度の表彰台を獲得
Hondaの開発力で来シーズンに光明を見いだす

Hondaは2014年シーズンから、新開発となるNSX CONCEPT-GTをGT500クラスに投入しました。クラスで唯一のミッドシップとレーシングハイブリッドシステムを備えるNSX CONCEPT-GTでの参戦は、開発者やチーム関係者、そしてドライバーにとって新たな挑戦となりました。

14年シーズンは、車両規則の多くがドイツツーリングカー選手権(DTM)と共通化され、さまざまな標準パーツの適用が義務付けられました。その一つである共通モノコックは、フロントエンジン用の設計がされており、ミッドシップレイアウトを採用しているNSX CONCEPT-GTに適応させる必要が生じ、Hondaの開発力が試されました。

そうして迎えた開幕戦の岡山国際サーキットでは、5台が完走を果たし、4台が入賞しました。続く第2戦の富士スピードウェイでは、ミッドシップレイアウトの弊害である冷却の難しさに直面。その厳しい状況の中、#18 ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT(山本尚貴/ジャン・カール・ベルネ組)がポイントを獲得しました。

第3戦オートポリスでは、マシンのセッティングの変更などによって、パフォーマンスの向上を図り、#100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT(小暮卓史/武藤英紀組)が6位となるなど、3台がポイントを獲得。HondaはNSX CONCEPT-GTを着実に進歩させていきます。

さらに、第4戦スポーツランドSUGOを前に、冷却系の強化が認められたことで、NSX CONCEPT-GTが大きく進化します。すると、#100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GTがフロントローを獲得するなど、5台のNSX CONCEPT-GTが予選10番手以内に入りました。決勝レースでは、#17 KEIHIN NSX CONCEPT-GT(塚越広大/金石年弘組)が3位となり、NSX CONCEPT-GTを今季初の表彰台に導きました。

第5戦として迎えたシーズン2度目の富士スピードウェイでは、第2戦とはうって変わって、ライバルを圧倒するスピードをみせます。予選で、#17 KEIHIN NSX CONCEPT-GTが初のポールポジションを獲得。決勝レースでは、6番グリッドからスタートダッシュを決めた#18 ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT(山本尚貴/フレデリック・マコヴィッキィ組)が、序盤でライバルを攻略して、8周目にトップに躍り出ます。その後、豪雨によってセーフティーカーランや赤旗中断が入る難しいレース展開となりますが、最後までトップを守り続けてNSX CONCEPT-GTに初の優勝をもたらしました。さらに、11番グリッドから粘り強い走りをみせた#32 Epson NSX CONCEPT-GT(中嶋大祐/ベルトラン・バゲット組)が3位表彰台を獲得するなど、大会を通して全台が確かなパフォーマンスをみせました。

続く第6戦は、ホームコースの鈴鹿サーキットで行われる1000kmレースでした。予選で速さをみせたのは、#17 KEIHIN NSX CONCEPT-GTでした。ライバルとコンマ2秒差の好タイムを記録して2番手。ほかにも、#8 ARTA NSX CONCEPT-GTが5番手など、3台のNSX CONCEPT-GTが10番手以内となります。決勝レースでは、NSX CONCEPT-GT勢が、予想外のアクシデントに見舞われる難しいレースとなりました。それでも、7番グリッドから徐々に順位を上げていった#18 ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GTが3位表彰台を獲得。優勝こそならなかったものの、長丁場のレースを戦える力を示しました。

初開催となった第7戦のタイでは、荒れたレース展開になるも、#18 ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GTが安定した走りで入賞。最終戦ツインリンクもてぎでは、1年ぶりに山本選手とコンビを組んだ伊沢拓也選手の活躍もあり、#18 ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GTが3位表彰台に登壇し、シーズンを終えました。NSX CONCEPT-GTはデビューイヤーで、第5戦の優勝を含む、4度の表彰台登壇という結果を残しました。

2014 ポイントスタンディング

ドライバー

順位 No. ドライバー マシン 総合 1 2 3 4 5 6 7 8
123松田次生/R.クインタレッリMOTUL AUTECH GT-R8143201518120
237伊藤大輔/A.カルダレッリKeePer TOM'S RC F7920681525815
336J.ロシターPETRONAS TOM'S RC F68268625201
418山本尚貴ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT6461432013611
536中嶋一貴PETRONAS TOM'S RC F608625201
612安田裕信/J.P.デ・オリベイラカルソニックIMPUL GT-R6011201123211
 
918フレデリック・マコヴィッキィウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT42320136
1217塚越広大/金石年弘KEIHIN NSX CONCEPT-GT245118
14100小暮卓史/武藤英紀RAYBRIG NSX CONCEPT-GT23254633
168ヴィタントニオ・リウッツィ/松浦孝亮ARTA NSX CONCEPT-GT143110
1732中嶋大祐/ベルトラン・バゲットEpson NSX CONCEPT-GT12111
1818伊沢拓也ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT1111
1918ジャン・カール・ベルネウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT11614

チーム

順位 チーム 総合 1 2 3 4 5 6 7 8
1NISMO102752311821423
2LEXUS TEAM KeePer TOM'S1012391118561118
3LEXUS TEAM PETRONAS TOM'S8814910928234
4ウイダー モデューロ 童夢 レーシング8392652315914
5TEAM IMPUL78142314363141
6LEXUS TEAM LeMans ENEOS621814482952
 
11チームクニミツ394817766
12ケーヒン リアル レーシング348131111
14オートバックス・レーシング・チーム・アグリ25614122
15エプソン・ナカジマレーシング211311411

ポイント配分表

ドライバーポイント
決勝順位 1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 10位
ポイント 20 15 11 8 6 5 4 3 2 1
ドライバーポイント(第5戦鈴鹿)
決勝順位 1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 10位
ポイント 25 18 13 10 8 6 5 4 3 2
チームポイント
決勝順位 1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 10位
ポイント 20 15 11 8 6 5 4 3 2 1
チームポイント周回数ボーナスポイント
  1位&1位と同一周ゴール 1週遅れで完走 2週以上遅れで完走
GT500 3 2 1

特集コンテンツ

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NSX CONCEPT-GT Shakedown Test
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Honda Racing Gallery
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選手紹介

オートバックス・レーシング・チーム・アグリAUTOBACS RACING TEAM AGURIDRIVERS

ヴィタントニオ・リウッツィ

ヴィタントニオ・リウッツィ#8
Vitantonio Liuzzi

生年月日:1981年8月6日
出身地:イタリア
身長:178cm
体重:67kg
趣味:サッカー、自転車、バレーボール、テニス、スキー、音楽
URL:http://www.liuzzi.com/

1991年からカートを始め、01年にカート世界選手権を制覇。02年にドイツF3、03年に国際F3000へステップアップし、04年には7勝してチャンピオンに輝きました。

05年にフォーミュラ・ワン世界選手権(F1)デビュー。初戦となった第4戦サンマリノGPで8位入賞を果たしました。06年はF1にフル参戦し、第10戦アメリカGPで8位入賞を果たして総合19位に。07年は第16戦中国GPで6位に入賞して3ポイントを獲得し、総合18位となりました。08年からはテストドライバーを務めていましたが、09年の第13戦イタリアGPでレースに復帰。

翌10年は開幕戦バーレーンGPで9位、第2戦オーストラリアGPで7位と2戦連続で入賞。第8戦カナダGPでも9位に入賞し、第17戦韓国GPでは予選18番手から追い上げて6位入賞を果たすなどの活躍を見せ、総合15位を獲得しました。11年は苦戦を強いられて総合23位に終わりました。

12年から活躍の場を世界耐久選手権LMP2クラスに移し、4戦に出場して3戦でポイントを獲得して総合59位。13年も同クラスに参戦し、6位入賞を果たすなどして総合18位になりました。14年はオートバックス・レーシング・チーム・アグリより、SUPER GTのGT500クラスに参戦。松浦孝亮選手とコンビを組み、第6戦で4位入賞。総合16位となりました。

主な戦績

2003国際 F3000参戦
2004国際 F3000 チャンピオン
2005F1世界選手権 24位
2006F1世界選手権 19位
2007F1世界選手権 18位
2008F1世界選手権 サードドライバー(フォース・インディア)
2009 F1世界選手権 22位
2010 F1世界選手権 15位
2011 F1世界選手権 23位
2012 世界耐久選手権(WEC) LMP2クラス 参戦
2013 世界耐久選手権(WEC) LMP2クラス 参戦
2014 SUPER GT GT500 16位、全日本選手権スーパーフォーミュラ 16位
松浦孝亮

松浦孝亮#8
Kosuke Matsuura

生年月日:1979年9月4日
出身地:愛知県
身長:170cm
体重:69kg
血液型:A型
URL:http://www.kosukematsuura.com/

14歳からカートレースを経験し、2000年のフォーミュラ・ドリームチャンピオンとなったあと、01年から2年間にわたってドイツF3選手権に参戦。 02年にはランキング2位となりました。04年はインディカー・シリーズにフル参戦。シリーズのルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝きました。

07年までインディカー・シリーズで戦ったのち、08年にはフォーミュラ・ニッポンへ戦いの場を移しました。09年にスーパー耐久シリーズ ST-3クラスでチャンピオンを獲得し、10年から12年までの3年間はSUPER GTシリーズGT300クラスで戦いました。

13年からは国内最高峰のGT500クラスにスイッチ。第4戦スポーツランドSUGOでSUPER GT初勝利を手にしました。14年は、引き続きオートバックス・レーシング・チーム・アグリから参戦し、総合16位でシーズンを終えました。

主な戦績

1998 鈴鹿レーシングスクール・フォーミュラ(SRS-F)を卒業
1999 フォーミュラ・ドリーム 6位
2000 フォーミュラ・ドリーム チャンピオン
2001 ドイツF3選手権 8位
2002 ドイツF3選手権 2位
2003 ヨーロッパ・フォーミュラ・ルノー 3位
2004 インディカー・シリーズ 14位(ルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得)
2005 インディカー・シリーズ 14位
2006 インディカー・シリーズ 13位
2007 インディカー・シリーズ 16位
2008 フォーミュラ・ニッポン 18位
2009 スーパー耐久シリーズ ST-3クラス チャンピオン
2010 SUPER GT GT300 10位
2011 SUPER GT GT300 12位
2012 SUPER GT GT300 9位
2013 SUPER GT GT500 11位
2014 SUPER GT GT500 16位

ケーヒン リアル レーシングKEIHIN REAL RACINGDRIVERS

塚越広大

塚越広大#17
Koudai Tsukakoshi

生年月日:1986年11月20日
出身地:栃木県
身長:172cm
体重:65kg
血液型:AB型
趣味:ドライブ
URL:http://www.real-racing.jp/

2004年に鈴鹿サーキットレーシングスクール・フォーミュラ(SRS-F)を首席で卒業。翌05年のフォーミュラ・ドリームでは全戦優勝でチャンピオンに輝きました。

06年から全日本F3選手権にステップアップして総合5位。07年にはマカオGPで2位に入る活躍をみせました。08年はユーロF3に挑戦して4度の表彰台を獲得。09年はSUPER GTシリーズにデビューしてフル参戦し、2度の表彰台を獲得するなど着実な成長をみせました。

10年にはSUPER GTでの初優勝を達成。11年は、2ラウンド目の岡山でポールポジションを奪取し、3度の表彰台を獲得するなど活躍をみせ、総合4位となりました。

金石年弘選手とのコンビで4年目を迎えた12年は、第1戦でシーズン最高位となる3位を獲得。引き続きケーヒン リアル レーシングからGT500クラスに参戦した13年も、ドライバーズランキングで、HSV-010 GTの中で最高位となる2位に入りました。

金石年弘選手とのコンビ6年目となった14年は、総合12位となりました。

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主な戦績

2004 鈴鹿サーキットレーシングスクール・フォーミュラ(SRS-F) 首席卒業、F4 西日本シリーズ チャンピオン、フォーミュラ・ドリーム(第6戦より参戦) 5位(年間最多勝)
2005 フォーミュラ・ドリーム チャンピオン、全日本F3選手権 第15戦より参戦 14位
2006 全日本F3選手権 5位
2007 全日本F3選手権 5位、マカオGP 2位
2008 ユーロF3 6位
2009 SUPER GT GT500 5位、フォーミュラ・ニッポン 7位
2010 SUPER GT GT500 3位、フォーミュラ・ニッポン 9位
2011 SUPER GT GT500 4位、フォーミュラ・ニッポン 4位
2012 SUPER GT GT500 12位、フォーミュラ・ニッポン 2位
2013 SUPER GT GT500 2位、全日本選手権スーパーフォーミュラ 15位
2014 SUPER GT GT500 12位、全日本選手権スーパーフォーミュラ 11位
金石年弘

金石年弘#17
Toshihiro Kaneishi

生年月日:1978年12月19日
出身地:大阪府
身長:180cm
体重:69kg
血液型:B型
趣味:ゴルフ
URL:http://www.real-racing.jp/

1997年に鈴鹿サーキットレーシングスクール・フォーミュラ(SRS-F)を卒業後、各地のF3選手権に参戦。2001年のドイツF3選手権ではチャンピオンを獲得しました。

02年からはフォーミュラ・ニッポン、全日本GT選手権(現SUPER GTシリーズ)に活動の場を移し、07年より従兄弟の金石勝智が代表を務めるリアル レーシングから参戦を開始。09年はルーキーの塚越広大選手と組んで2度の表彰台を獲得しました。10年にはSUGOで1勝を挙げ、総合3位へと躍進。3年目の11年は、3度表彰台に立ち、総合4位に入りました。

続く12年は、開幕戦で13番グリッドから猛烈な追い上げをみせて3位表彰台に立つなど、印象的な走りを披露。総合12位でシーズンを終えました。

13年は、前年と同様に塚越選手とのコンビでKEIHIN HSV-010のステアリングを握り、4度の表彰台獲得で、総合2位となりました。14年も塚越選手とコンビを組み、第4戦ではHonda最上位となる4位入賞を果たすなどし、総合12位でシーズンを終えました。

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主な戦績

1997 鈴鹿サーキットレーシングスクール・フォーミュラ(SRS-F)を卒業
1998 デビュー戦、全日本F3選手権 6位
1999 全日本F3選手権 2位
2000 ドイツF3選手権 8位
2001 ドイツF3選手権 チャンピオン
2002 全日本GT選手権 GT500 20位、フォーミュラ・ニッポン 7位
2003 全日本GT選手権 GT500 19位、フォーミュラ・ニッポン 4位
2004 全日本GT選手権 GT500 4位、フォーミュラ・ニッポン 12位
2005 SUPER GT GT500 8位
2006 SUPER GT GT500 22位、フォーミュラ・ニッポン 9位
2007 SUPER GT GT500 14位、フォーミュラ・ニッポン 参戦
2008 SUPER GT GT500 19位、フォーミュラ・ニッポン 14位
2009 SUPER GT GT500 5位
2010 SUPER GT GT500 3位
2011 SUPER GT GT500 4位
2012 SUPER GT GT500 12位、フォーミュラ・ニッポン 12位
2013 SUPER GT GT500 2位
2014 SUPER GT GT500 12位

ウイダー モデューロ 童夢 レーシングWeider Modulo DOME RacingDRIVERS

山本尚貴

山本尚貴#18
Naoki Yamamoto

生年月日:1988年7月11日
出身地:栃木県
身長:164cm
体重:63kg
血液型:B型
趣味:ドライブ、ラジコン
URL:http://www.naoki-yamamoto.com/

6歳からカートを始め、2002年に全日本カート選手権FAクラスチャンピオンを獲得。06年に鈴鹿サーキットレーシングスクール・フォーミュラ (SRS-F)を卒業し、翌07年はスカラーシップ制度でフォーミュラチャレンジ・ジャパンに参戦して総合2位となりました。08年は全日本F3選手権に参戦、09年はNクラスで8勝を挙げ、見事にチャンピオンに輝きました。

10年はSUPER GTにステップアップし、伊沢拓也選手とコンビを組んで戦いました。デビュー戦で3位表彰台を獲得するなどして、総合8位。11年は、開幕戦岡山の2位が最高位となり、総合9位でシーズンを終えました。

伊沢選手とのコンビが3年目を迎えた12年は、開幕から2戦連続で2位表彰台を獲得。自己最高の総合5位でシーズンを終えると、シーズン終了後のJAFグランプリ富士スプリントカップでは3位表彰台に登壇しました。

13年は、ウイダー モデューロ 童夢 レーシングに移籍。第5戦“鈴鹿1000kmレース”を制し、Honda勢で2番手となる総合4位でシーズンを終えました。NSX CONCEPT-GTのデビュー初年度の14年は、第5戦で優勝を果たし、総合4位となりました。

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主な戦績

2006 鈴鹿サーキットレーシングスクール・フォーミュラ(SRS-F)を卒業
2007 フォーミュラチャレンジ・ジャパン 2位
2008 全日本F3選手権 5位
2009 全日本F3選手権 Nクラス チャンピオン
2010 SUPER GT GT500 8位、フォーミュラ・ニッポン 7位(ルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得)
2011 SUPER GT GT500 9位、フォーミュラ・ニッポン 11位
2012 SUPER GT GT500 5位、フォーミュラ・ニッポン 11位
2013 SUPER GT GT500 4位、全日本選手権スーパーフォーミュラ チャンピオン
2014 SUPER GT GT500 4位、全日本選手権スーパーフォーミュラ 9位
ジャン・カール・ベルネ

ジャン・カール・ベルネ#18
Jean Karl Vernay

生年月日:1987年10月31日
出身地:フランス
身長:175cm
体重:69kg
趣味:フィットネス、スカッシュ、サッカー
URL:http://www.jkvernay.com/

2000年にカートフランス選手権Cadets部門で総合3位を獲得し、翌年からカートヨーロッパ選手権などで活躍。05年にフランスのフォーミュラ・ルノー・キャンパスでチャンピオンに輝き、翌06年にはフランス・フォーミュラ・ルノー選手権で総合2位。07年にヨーロッパF3選手権へステップアップし、08年に表彰台に3回登壇、09年は2勝を挙げて総合5位を獲得しました。

10年はインディ・ライツに参戦し、ルーキーながら5勝を挙げてチャンピオンに。11年はインターコンチネンタル・ル・マン・カップなどで戦い、12年はポルシェ・カレラカップ・フランスで4勝を挙げてチャンピオンになりました。

13年は世界耐久選手権LMGTE Amクラスで総合3位、ル・マン24時間耐久レースLMGTE Amクラスで優勝を果たしました。14年はウイダー モデューロ 童夢 レーシングからSUPER GTに初参戦。山本尚貴選手とのコンビで第3戦までを戦いました。

主な戦績

2007 F3 ユーロシリーズ 10位
2008 F3 ユーロシリーズ 8位
2009 F3 ユーロシリーズ 5位、F3 マカオGP 2位
2010 インディ・ライツ チャンピオン
2011 インターコンチネンタル・ルマンカップ LMP2クラス チャンピオン
2013 世界耐久選手権(WEC) 参戦
2014 SUPER GT GT500 19位
フレデリック・マコヴィッキィ

フレデリック・マコヴィッキィ#18
Frederic Makowiecki

生年月日:1980年11月22日
出身地:フランス
身長:177cm
体重:68kg

2000年にフランスF3B選手権でデビューすると、01年よりフランス国内のツーリングカーレースを主戦場として経験を積みました。07年からはFIA GT3選手権に参戦。デビューイヤーで、ポールポジションと表彰台をそれぞれ2度獲得するなど活躍をみせ、09年にはランキング4位となりました。

翌10年には、新たにスタートしたFIA GT1世界選手権に参戦、3勝を挙げてランキング3位に入りました。前年続いて同選手権で戦った11年は20位、12年は3勝して再び3位の座を獲得しました。

13年に戦いの場を日本に移して、SUPER GTシリーズ GT500クラスに参戦。第5戦鈴鹿1000qで優勝するなど活躍し、年間ランキング4位となりました。

14年は第4戦以降、ジャン・カール・ベルネ選手の後任として、ウイダー モデューロ 童夢 レーシングからSUPER GTシリーズ GT500クラスに参戦。チャンピオンシップにおいて、山本尚貴選手の総合4位入りに貢献するとともに、自身は9位となりました。

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主な戦績

2006 フランスGT選手権 参戦
2007 フランスGT選手権 5位、FIA GT3選手権 15位
2008 フランスGT選手権 参戦、FIA GT3選手権 参戦
2009 FIA GT3選手権 4位
2010 FIA GT1世界選手権 3位、FIA GT3選手権 5位
2011 FIA GT1世界選手権 20位
2012 FIA GT1世界選手権 3位
2013 SUPER GT GT500 4位
2014 SUPER GT GT500 9位

エプソン・ナカジマレーシングEpson Nakajima RacingDRIVERS

中嶋大祐

中嶋大祐#32
Daisuke Nakajima

生年月日:1989年1月29日
出身地:愛知県
身長:166cm
体重:58kg
血液型:A型
趣味:運動、写真、食事
URL:http://www.daisuke-nakajima.com/

ジュニアカートを経て、2004年より全日本カート選手権に参戦し、04年はICAクラスランキング6位、05年はICAクラスランキング4位。06年に 鈴鹿サーキットレーシングスクール・フォーミュラ(SRS-F)に入校すると、成績優秀者としてスカラーシップを獲得しました。

07年よりフォーミュラチャレンジ・ジャパンに参戦。第4戦富士と第9戦鈴鹿、第11戦富士の3戦で優勝し、ランキング5位となりました。08年は全日本 F3選手権にステップアップを果たしてランキング9位。09年、10年は英国F3選手権に挑戦し、表彰台を計5回獲得する活躍を見せました。

そして、11年よりNAKAJIMA RACINGからフォーミュラ・ニッポンに参戦し、ランキング13位。12年は、引き続きフォーミュラ・ニッポンに参戦するとともに、ハイブリッドスポーツ「CR-Z GT」で、SUPER GTシリーズGT300クラスに第4戦から参戦して総合15位。また、シーズン終了後に開催されたJAFグランプリ富士スプリントカップの決勝1日目で2位を獲得しました。

13年は、GT500クラスにステップアップ、総合15位となりました。GT500クラスでの2シーズン目となった14年は、ベルトラン・バゲット選手とのコンビで総合17位となりました。

主な戦績

2004 全日本カート選手権 ICAクラス 6位
2005 全日本カート選手権 ICAクラス 4位
2006 鈴鹿サーキットレーシングスクール・フォーミュラ(SRS-F) スカラーシップ獲得
2007 フォーミュラチャレンジ・ジャパン 5位
2008 全日本F3選手権 9位
2009 英国F3選手権 7位
2010 英国F3選手権 11位
2011 フォーミュラ・ニッポン 13位
2012 SUPER GT GT300 15位
2013 SUPER GT GT500 15位、全日本選手権スーパーフォーミュラ 12位
2014 SUPER GT GT500 17位、全日本選手権スーパーフォーミュラ 15位
ベルトラン・バゲット

ベルトラン・バゲット#32
Bertrand Baguette

生年月日:1986年2月23日
出身地:ベルギー
身長:174cm
体重:68kg
趣味:ベフィトネス、自転車、音楽鑑賞、映画鑑賞
URL:http://www.bertrand-baguette.com/

14歳でカートをはじめ、2003年にベルギーの選手権を制覇。翌04年はベルギーのフォーミュラ・ルノー1.6に挑戦し、総合3位に。05年にフォーミュラ・ルノー2.0へステップアップし、さらに07年にはフォーミュラ・ルノー3.5へ。09年に同選手権を制しました。

10年にはインディカー・シリーズに挑戦。第3戦アラバマでデビューすると、第15戦ケンタッキーで10位に入るなど健闘して総合22位になりました。翌11年はインディ500で7位に入賞したほか、GT1世界選手権に2戦4レースに出場して3位1度、4位2度と活躍。

12年は世界耐久選手権に舞台を移し、LMP1クラスに参戦。13年はLMP2クラスに参戦し、同クラスのタイトルを獲得しました。14年はエプソン・ナカジマレーシングより、SUPER GTのGT500クラスに初参戦。第5戦で3位表彰台を獲得しました。

主な戦績

2007 フォーミュラ・ルノー3.5 17位
2008 フォーミュラ・ルノー3.5 7位
2009 フォーミュラ・ルノー3.5 チャンピオン
2010 インディカー・シリーズ 22位
2011 インディカー・シリーズ 39位
2012 世界耐久選手権(WEC) LMP1クラス 4位
2013 世界耐久選手権(WEC) LMP2クラス チャンピオン
2014 SUPER GT GT500 17位

チームクニミツTEAM KUNIMITSUDRIVERS

小暮卓史

小暮卓史#100
Takashi Kogure

生年月日:1980年8月1日
出身地:群馬県出身
身長:176cm
体重:65kg
血液型:B型
趣味:ドライブ
URL:http://www.takashi-kogure.com/

16歳でカートを始めて地方選手権で活躍。2001年に全日本F3選手権にステップアップして、翌02年にはチャンピオンに輝きました。

03年にフォーミュラ・ニッポンに参戦を開始。05年からはSUPER GT GT500クラスにもフル参戦を開始して、翌06年には総合3位を獲得しました。09年は開幕戦で2位と好スタートを切るも、総合6位。10年はロイック・ デュバル選手とのコンビで、安定した走りをみせ、悲願の初タイトルを手にしました。11年は、シーズン2勝を挙げ総合3位となりました。

12年シーズンは、第3戦セパンサーキットで2年連続のポール・トゥ・ウインを飾ったほか、マシントラブルのあった第6戦を除く全戦でポイントを獲得。総合6位でシーズンを終えました。

13年はチームクニミツに移籍して、伊沢拓也選手とのコンビで臨み、開幕戦ではチームクニミツにとって06年以来となる優勝を手にしました。14年も引き続きチームクニミツから参戦し、総合14位でした。

主な戦績

2001 デビュー戦、全日本F3選手権 11位
2002 全日本F3選手権 チャンピオン、マカオGP 3位、コリア・スーパープリ 2位
2003 全日本GT選手権 GT500 17位、フォーミュラ・ニッポン 10位
2004 フォーミュラ・ニッポン 7位
2005 SUPER GT GT500 10位、フォーミュラ・ニッポン 5位
2006 SUPER GT GT500 3位、フォーミュラ・ニッポン 12位
2007 SUPER GT GT500 4位、フォーミュラ・ニッポン 3位
2008 SUPER GT GT500 6位、フォーミュラ・ニッポン 5位
2009 SUPER GT GT500 6位、フォーミュラ・ニッポン 4位
2010 SUPER GT GT500 チャンピオン、フォーミュラ・ニッポン 4位
2011 SUPER GT GT500 3位、フォーミュラ・ニッポン 7位
2012 SUPER GT GT500 6位、フォーミュラ・ニッポン 10位
2013 SUPER GT GT500 10位、全日本選手権スーパーフォーミュラ 8位
2014 SUPER GT GT500 14位、全日本選手権スーパーフォーミュラ 参戦
武藤英紀

武藤英紀#100
Hideki Mutoh

生年月日:1982年10月6日
出身地:東京都
身長:172cm
体重:64kg
血液型:AB型
趣味:テニス、ドライブ、ダーツ
URL:http://www.hidekimutoh.com/

1995年にカートでモータースポーツ活動を開始、中学卒業とともに単身渡英してフォーミュラ・ボクスホール・シリーズに挑みました。2002年に帰国して、フォーミュラ・ドリームに参戦。翌03年にチャンピオンを獲得し、04、05年は全日本F3選手権を走り、06年はフォーミュラ・ニッポンとSUPER GTで戦いました。

07年に渡米し、インディカー・シリーズへの登竜門カテゴリーであるインディ・プロ・シリーズへの参戦を開始。ルーキーながら優勝2度、ポールポジションも2度獲得、総合2位の好成績を収めて、最終戦シカゴランドでは早くもインディカー・シリーズへのデビューを果たしました。08年は日本人最高位(2位)を記録し、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得。10年までフル参戦しました。

11年はSUPER GTシリーズのGT500クラスに復帰。12年は自らが開発を務めるハイブリッドスポーツ「CR-Z GT」を駆り、GT300クラスへ第4戦SUGOラウンドから参戦。総合15位を獲得しました。

13年は7年ぶりに国内最高峰フォーミュラに参戦するとともに、SUPER GTシリーズのGT300クラスにも「CR-Z GT」で参戦して同クラスのチャンピオンに輝きました。

3年ぶりにGT500クラスへ参戦した14年は、Honda勢最多となる6レースで入賞し、総合14位でシーズンを終えました。

主な戦績

1998 デビュー戦
2000 イギリス・フォーミュラ・フォード 9位
2001 イギリス・フォーミュラ・フォード 9位、 ヨーロッパ・フォーミュラ・フォード 3位
2002 フォーミュラ・ドリーム 2位
2003 フォーミュラ・ドリーム チャンピオン
2004 全日本F3選手権 9位
2005 全日本F3選手権 3位
2006 SUPER GT GT500 11位(ルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得)、フォーミュラ・ニッポン 14位
2007 インディ・プロ・シリーズ 2位(ルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得)
2008 インディカー・シリーズ 10位(ルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得)
2009 インディカー・シリーズ 11位
2010 インディカー・シリーズ 18位
2011 SUPER GT GT500 15位
2012 SUPER GT GT300 15位
2013 SUPER GT GT300 チャンピオン、全日本選手権スーパーフォーミュラ 参戦
2014 SUPER GT GT500 14位、全日本選手権スーパーフォーミュラ 14位