round 1

May 21 2011, QUALIFYING 2011 AUTOBACS SUPER GT Round 1 OKAYAMA GT 250km RACE 第1戦 岡山国際サーキット
PhotoGallery

SCHEDULE

  • レース情報
  • 予選
  • 決勝

#17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)がポールポジションを獲得
#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)は3番グリッドより明日の決勝に出走

2011年5月21日(土)・予選 会場:岡山国際サーキット(3.703km) 天候:曇りのち晴れ  気温:27℃(15:30)
路面温度:37℃(15:30) コースコンディション:ドライ 観客:8500人(主催者発表)

5月21日(土)、岡山県美作市にある岡山国際サーキットにおいて、2011 オートバックス SUPER GT第1戦「OKAYAMA GT 250KM RACE」が開幕し、公式予選が行われた。シリーズ上の位置づけは「第1戦」だが、東日本大震災の影響で日程が変更され、第2戦富士ラウンドが先に開催されたため、実際には2戦目となっている。

  • 塚越広大選手、金石年弘選手塚越広大選手、金石年弘選手
  • KEIHIN HSV-010KEIHIN HSV-010
  • KEIHIN HSV-010KEIHIN HSV-010
  • 伊沢拓也選手伊沢拓也選手
  • 山本尚貴選手山本尚貴選手
  • RAYBRIG HSV-010RAYBRIG HSV-010
  • ARTA HSV-010ARTA HSV-010
  • ロイック・デュバル選手 ロイック・デュバル選手
  • ウイダー HSV-010ウイダー HSV-010
  • 道上龍選手道上龍選手
  • 中山友貴選手中山友貴選手
  • EPSON HSV-010EPSON HSV-010

今回の舞台となる岡山国際サーキットは、シーズン前のテストでHSV-010 GTが最も多く走り込んだサーキット。テクニカルなコースレイアウトもHSV-010 GTの特性とよくマッチしており、今季初優勝に大きな期待がかかっている。

前日に行われた習熟走行では、#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)が総合2番手のタイムをマーク。以下、#17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)が4番手、#1 ウイダー HSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル組)が5番手、#32 EPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)が10番手、#8 ARTA HSV-010(武藤英紀/小林崇志組)が11番手と、5台のHSV-010 GTは全般的に好調な仕上がりを見せていた。

午前中に行われた公式練習でも#100 RAYBRIG HSV-010がHonda勢としてはトップ。順位は4番手だったが、首位との差はわずか0.136秒で、十分に好成績が期待できるタイムである。以下、#32 EPSON HSV-010が5番手、#17 KEIHIN HSV-010が8番手、#8 ARTA HSV-010が10番手、#1 ウイダー HSV-010が11番手という結果になった。

今回の予選はノックアウト方式で行われた。午後12時30分に始まった予選1回目では#17 KEIHIN HSV-010が1分24秒305で2番手、#1 ウイダー HSV-010は1分24秒591で5番手、#8 ARTA HSV-010は1分24秒947で10番手、予選後半に吸気系トラブルが発生し、マシンをストップさせた#100 RAYBRIG HSV-010は1分24秒969で11番手となり、ここまでの4台が予選2回目に進出することとなった。一方、1分25秒078を記録した#32 EPSON HSV-010は、予選1回目通過にはわずかに届かず、明日の決勝レースには13番グリッドから挑むことが決まった。

予選2回目は午後3時14分に開始。#17 KEIHIN HSV-010は1分24秒781を記録し、ここでも2番手につける。#8 ARTA HSV-010は1分24秒920で4番手、素早くマシンの修理を済ませて出走した#100 RAYBRIG HSV-010は1分24秒932で5番手を獲得し、以上3台が予選3回目に進出を決めたが、#1 ウイダー HSV-010は9番グリッドから決勝レースに挑むことになった。

午後3時47分に始まった予選3回目では、#17 KEIHIN HSV-010のアタッカー役を務めた塚越選手が1分24秒507でトップタイムをマーク、ポールポジションを獲得した。今季から予選2回目と3回目、そして決勝のスタートでは同一のタイヤを使用することが義務づけられているので、予選2回目をしのぐタイムを予選3回目で記録したことは、塚越選手の成長とHSV-010 GTのタイヤに優しい特性がいかんなく発揮された結果といえる。伊沢選手が乗る#100 RAYBRIG HSV-010は1分25秒229で3番手、武藤選手が走らせた#8 ARTA HSV-010は1分25秒383で7番手だった。

68ラップで競う明日の決勝は、午後2時にスタートが切られる。

コメント

瀧敬之介|Honda GTプロジェクトリーダー 「4台のHSV-010 GTが予選1回目を通過し、3台が予選2回目を通過する順当な結果となりました。#17 KEIHIN HSV-010はもともとポテンシャルが高いので、しっかりと走ればポールポジションを獲得できると考えていたので、期待どおりの成績です。一方、#1 ウイダー HSV-010が予選2回目で敗退したことは予想外でした。手堅い戦略で挑みましたが、思うように歯車が噛み合わず、実力を出しきれませんでした。また、#100 RAYBRIG HSV-010は予選1回目で吸気系のトラブルが発生しましたが、これは部品を交換することで解決しています。明日は雨になるとの予想もありますが、前回、苦しんだフロントウィンドーが曇るトラブルは対策済みなので不安はありません。#17 KEIHIN HSV-010は序盤から積極的に攻めていき、優勝を目指します。#100 RAYBRIG HSV-010は表彰台が目標ですが、それ以外の3台もどんどん追い上げていくようなレースをするつもりです。特に、#32 EPSON HSV-010はタイヤの仕上がりがいいので、コンディションがマッチすれば上位入賞が期待できます」

金石年弘選手(ポールポジション、#17 KEIHIN HSV-010) 「岡山に入ってから、マシン自体はしっかりタイムが出ていたし、調子はよかったです。ただ多少、乗り心地の部分で納得がいかない点がありましたので、チームと相談し、最適なセッティングを見つけました。その方向性が合っていたので、ポールポジションが獲得できたのではないかと思います。 明日は雨の予報も出ており、どのようなコンディションでレースが行われるかは分からないですが、(雨天だった)富士ラウンドの際も調子よく走れたので、このままの流れで、ドライバーさえミスしなければよい結果が出せると思います」

塚越広大選手(ポールポジション、#17 KEIHIN HSV-010) 「ポールポジションを獲得できたことが、正直まだ信じられません。富士ラウンドから調子は悪くなかったのですが、金曜日の習熟走行では最終調整で煮詰める部分をチームで悩んでいたので、今朝の段階でも完ぺきという状況ではありませんでした。ただ、予選1回目を走った際に好感触を得られたので、金石選手のいいペースを引き継いで速いタイムを出したいと思っていました。特にQ3は金石選手から『思いっきり行ってこい』と励まされました。 チーム一丸となって話し合った結果が、今回のポールポジションにつながったと思います。 明日は天気が崩れるとも聞いていますが、本来の力を出しきれば必ずいい結果が出ると信じているので、リラックスして決勝レースに望みたいと思います」

伊沢拓也選手(予選3番手、#100 RAYBRIG HSV-010) 「予選1回目で思わぬエンジントラブルがありましたが、メカニックの方々がしっかりと立て直してくれたので、予選2、3回目と無事走りきることができました。3番手という結果に満足はしていませんが、最低限のポジションは取れたかと思います。 今日発生したエンジントラブルは特に問題ないようなので、明日は天気がどのような状況になるか分からないのですが、雨でもドライコンディションでも結果を残せる自信はあります。優勝を目指してがんばります」

予選

GT500

順位 No. マシン ドライバー タイム
117KEIHIN HSV-010金石年弘/塚越広大1:24.507
212カルソニック IMPUL GT-R 松田次生/J.P.デ・オリベイラ1:24.950
3100RAYBRIG HSV-010伊沢拓也/山本尚貴1:25.229
436PETRONAS TOM'S SC430A.ロッテラー/中嶋一貴1:25.232
538ZENT CERUMO SC430立川祐路/平手晃平1:25.305
639DENSO SARD SC430石浦宏明/井口卓人1:25.351
     
78ARTA HSV-010武藤英紀/小林崇志1:25.383
91ウイダー HSV-010小暮卓史/ロイック・デュバル1:25.130
1332EPSON HSV-010道上龍/中山友貴1:25.078