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Honda SUPER FORMULAプロジェクトリーダー佐伯昌浩に聞く「第1戦 in 鈴鹿サーキット」

2016シーズン開幕戦で大きな手応え

  • 優勝した山本選手を含め、Honda陣営から2名が表彰台を獲得しましたが、感想は?
  • 率直にうれしいですね。こればかりは開幕戦を迎えてみないとわからないことでしたが、2回のウインターテストを通じて2016年は表彰台を狙えるのではないかという感触はありましたね。
  • 予選からHonda勢が好調だった理由は?
  • とても扱いやすいエンジンに仕上がったことが、大きいと思います。
    「エンジンのドライバビリティをこうしてほしい」といった要望が、ドライバーからあまり上がってきていなかったので、仕上がりの良さに手応えを感じていました。また今年から導入となったヨコハマ製タイヤにセットアップを合わせる際にも、ドライバビリティが問題になったことはありませんでした。
    そのようにエンジンの仕上がりが良かったことが、セッション中に車体セットアップを順調に進められた要因となったのだと思います。

  • エンジンのドライバビリティ向上を図る上で目指したことは?
  • “アンチラグシステム”を進化させること。また、アクセルペダルの操作に対してトルクがリニアに出てくるようなエンジン特性を目指しました。ターボエンジンでありながら、自然吸気エンジンのような特性に近づけたということです。
  • タイヤ変更にともなうレース戦略は?
  • それは各チームに任せている部分が大きいのですが…。
    個人的な感想ですが、1セットで43周を走りきるとは思ってはいなかったので、終盤はすこしヒヤヒヤしながら見ていましたね。
    しかし、今回の結果を見ると、とても良いタイヤに仕上がっているのではないかと思います。43周を走りきったタイヤを見ても、まだいけるのではないかと感じるくらいですから。

  • 第二戦の岡山国際サーキットに向けての抱負は?
  • ここ2年はあまり良い成績が収められませんでしたが、今シーズンは開幕戦でこのように良い結果が得られたので、このままの勢いで岡山も優勝を獲りにいきたいと思います。
  • 最後にファンへのメッセージをお願いします
  • 今年は相当良い勝負ができると思いますので、ぜひサーキットに足を運んで、Hondaの活躍を見に来てください。

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【プロフィール】
佐伯 昌浩(さいき まさひろ)

1967年生まれ。本田技術研究所入社は1985年。1987年より第2期F1のエンジン開発に従事する。1993年からはCARTの、2003年からは国内の全日本GT、フォーミュラ・ニッポンのエンジン、2011年にはWTCCのシビック用エンジン。そして2013年より再度SUPER GT/スーパーフォーミュラのエンジンを担当し、2014年に登場した直4ターボエンジン(HR-414E)の開発、そしてスーパーフォーミュラのプロジェクトリーダーを務める。