(1961) Honda RC161


マン島TT初挑戦を無事成功裏に終えた直後の1959年6月より、Hondaは1960年度世界GP本格参戦のため、250ccクラス用のRC161開発に着手した。RC161は初代4気筒RC160の仕様を引き継いで開発されたモデルだが、35度前傾シリンダー、そしてねじり剛性不足気味のベベルギヤに代わる、スパーギヤ使用のカムギヤトレインを採用するなど、後年のRCレーサーの「典型」となる仕様を取り入れていた。 1960年シーズン、RC161は当時世界GPを支配していた伊・MVアグスタを相手に善戦し、タイトルにこそ及ばなかったもののライダータイトル4、6、7位、そしてメーカータイトル2位の座を初年度ながら獲得した(レースにおける最高位はアルスター、モンザの2位2回)。またこのRC161は、Honda、そして日本人ライダーを、初めて世界GPの表彰台(3位・田中健二郎)に押し上げたマシンとしても、歴史に名を残している。
主要諸元
■エンジン 空冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ ボア・ストローク44×41mm 総排気量249.4cc 圧縮比10.0 バルブサイズ吸気17.5mm径 排気16.5mm径 潤滑方式ウエットサンプ オイルポンプ方式ギヤ 気化器形式京浜21mm径 点火方式マグネトー
■性能 最高出力38ps/14000rpm 最大トルク2.1kgm/12000rpm
■変速機 6段 クラッチ形式乾式多板
■車体 フレーム型式ダイヤモンド 懸架装置前テレスコピック 後スイングアーム タイヤサイズ前2.75-18 後3.00-18 車重128kg
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