Round03スペインスペイン

2018年4月14日(土)~15日(日)

会場:モーターランド・アラゴン

天候:14日/曇り、15日/晴れ

気温:14日/11℃、15日/19℃

コースコンディション:ドライ

 

ガニェが2レースともにポイント獲得。キャミアはレース1の転倒で欠場

第3戦スペイン大会が、4月13日(金)から15日(日)までの3日間、スペインのモーターランド・アラゴンで開催されました。モーターランド・アラゴンは、バルセロナから約200kmに位置するアルカニス郊外にあり、同地でSBKが開催されるのは今年で8回目を迎えます。

前戦タイ大会では、レオン・キャミア(Red Bull Honda World Superbike Team)がレース1で表彰台獲得まであと一歩に迫る4位でフィニッシュ。レース2でも6位になり、ヨーロッパに舞台を移す第3戦スペイン大会での活躍に期待が集まっていました。その期待に応えて、キャミアは大接戦となった初日1回目のフリー走行で3番手と、すばらしいスタートを切ります。その後に行われた2回目、3回目でも9番手につけ、予選Q2へダイレクトに進出。10番グリッドを獲得しました。

予選タイムでは4列目10番グリッドとなるも、レースに強いキャミアの追い上げの戦いに大きな注目が集まりましたが、土曜日に行われたレース1の3周目に起きた3台が転倒する多重クラッシュに巻き込まれ、リタイア。すぐに市内の病院に運ばれましたが、右ろっ骨を痛めており、日曜日のレース2も欠場を余儀なくされました。今季は開幕戦オーストラリア大会、第2戦タイ大会と上り調子で、開幕前にも「アラゴンは僕にとってホームコースのようなもの。すごく楽しみにしている」と語っていただけに、残念な結果となりましたが、一日も早い復帰を願うばかりです。

ジェイク・ガニェ

キャミアの欠場でRed Bull Honda World Superbike Teamは、ジェイク・ガニェのみの参戦となりました。開幕を前にガニェは「僕はヨーロッパに帰ってくるのを本当に楽しみにしていました。アラゴンでは何年か前に乗ったことがあるので、序盤の2戦のように初めて走るコースではありません。まだたくさんのことを学んでいる途中ですが、今回もさらにステップアップできるようにしたい」と意気込みを見せていました。アラゴンを知り尽くしているレギュラー組に比べてまだ経験値の少ないガニェですが、フリー走行で14番手、予選では13番手と着実に前進しました。

そして、レース1では7台が形成した10位争いのグループの中で12位フィニッシュ。トップ10フィニッシュには届きませんでしたが、大集団の中でバトルを繰り広げ、自信をつけました。さらに、日曜日のレース2でも4台による11位争いに加わり12位でフィニッシュを果たし、着実に力をつけていることを証明するレースとなりました。

今季からスーパーバイク世界選手権に参戦のパトリック・ジェイコブセン(TripleM Honda World Superbike Team)は、レース1は16位でしたが、レース2では14位。3戦連続3回目のポイント獲得を果たしました。

コメント

ジェイク・ガニェ(スーパーバイク 12位/12位)
レース1後のコメント
ジェイク・ガニェ「アラゴンで完走できてとてもうれしいです。大きな集団の中で接戦を楽しむことができました。ポイントを獲得できましたし、コースのどのセクションが強くて、どこをもっと改善するべきかも学ぶことができました。レース2へ向けて、セッティングをどういう風に変えて、どう改善すべきかということを考えるために、たくさんのデータを得ることができました。レオンがアクシデントに遭遇してしまったことは本当に残念です。ライダーがケガをすることは全くうれしくないことです。早く回復することを願っています」

レース2後のコメント
ジェイク・ガニェ(#45)「午前中のウォームアップでいくつか変更しました。それがとても役に立って、非常にうれしいです。特にブレーキングがよくなりました。レースへ向けて自信がつき、すばらしいスタートを切ることができて1周目で10番手に入ることができ、いいリズムをつかめました。マシンはとてもよく機能していて、レースを通していいペースを維持できました。でも終盤、少しリアのグリップに苦しみ、とにかく自分のポジションをキープすることに集中しました。両レースでポイントを獲得できて、全体的にはとても満足のいく週末でした。マシンもよくなったので、来週はアッセンへいいかたちで向かうことができます」

パトリック・ジェイコブセン(スーパーバイク 16位/14位)
「テレビや雑誌で見るリザルトからはなかなか見えないかもしれませんが、進展もしていますし、勉強もしています。金曜日は不安定な天候の影響で思ったように走る時間がなく、みんなにとってよくありませんでした。今年は新しいチームに移り、アラゴンではスーパーバイクに乗ったことがなかったので、乗るのもセッティングをまとめるのもかなり難しい状況でした。次のオランダラウンドに向けて、ポジティブな気持ちをキープして、マシンのセッティングに引き続き取り組んでいきたいです」

リザルト

レース1

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
11J.レイカワサキ1731'38.578
27C.デイビスドゥカティ17+1.450
312X.フォレスドゥカティ17+1.473
433M.メランドリドゥカティ17+6.108
560M.ファン・デル・マークヤマハ17+8.932
666T.サイクスカワサキ17+9.450
 
1245ジェイク・ガニェHonda17+26.858
1699パトリック・ジェイコブセンHonda17+30.799
RT2レオン・キャミアHonda0

レース2

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
17C.デイビスドゥカティ1833'29.519
21J.レイカワサキ18+1.184
333M.メランドリドゥカティ18+4.584
422A.ローズヤマハ18+10.251
560M.ファン・デル・マークヤマハ18+10.687
666T.サイクスカワサキ18+13.729
1245ジェイク・ガニェHonda18+25.745
1499パトリック・ジェイコブセンHonda18+28.469

ポイントランキング

ライダー

順位 ライダー マシン 総合ポイント
1J.レイカワサキ114
2C.デイビスドゥカティ102
3M.メランドリドゥカティ96
4X.フォレスドゥカティ76
5A.ローズヤマハ70
6M.ファン・デル・マークヤマハ67
 
8レオン・キャミアHonda42
15ジェイク・ガニェHonda17
18パトリック・ジェイコブセンHonda10

マニュファクチャラー

順位 コンストラクター 総合ポイント
1ドゥカティ140
2カワサキ123
3ヤマハ76
4Honda50
5アプリリア32
6BMW27
7MVアグスタ22

ランキング詳細

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