レイがシーズン4勝を挙げランキング3位
ハスラムも表彰台を獲得するなど、CBR1000RRが速さをみせる
2014年のスーパーバイク世界選手権(WSB)は、フル参戦6年目のジョナサン・レイ(Pata Honda World Superbike Team)が4勝を挙げ、キャリアハイとなるランキング3位に入りました。また、チームメートのレオン・ハスラムも、表彰台に上がる活躍をみせました。
今シーズンのレイは開幕戦から着実にポイントを獲得。そのハイライトとなったのは、シーズン第3戦からの2大会でした。第3戦オランダ大会のレース1で3位に入ると、レース2でシーズン初優勝。続くイタリア大会では、11年の以来のポールポジションを獲得し、決勝では10年以来のダブルウインを達成しました。この大会でレイは、フリー走行から好調ぶりをアピール。そして、決勝の2レースでは、トップの座を一度も譲らない圧倒的な強さで勝利しました。この結果により、レイはWSBで初めて、総合トップに立ちました。
レイは第8戦ポルトガル大会でも優勝を手にしました。2番グリッドから決勝に臨んだレイは、レース1で5位フィニッシュ。レース2では、1周目をトップで通過すると、その後も先頭をキープします。レース中盤にはライバルに迫られますが、後半は一転、独走態勢に入り、トップでチェッカーを受けました。
その後レイは、第11戦フランス大会のレース1まで、すべてのレースでポイントを獲得し、結果を出し続けました。一方、レイが今シーズン、唯一ポイントを逃した第11戦のレース2では、ハスラムが奮闘しました。10番グリッドからスタートしたハスラムは、セカンドグループに加わると、3周目には5番手に浮上。終盤にはライバルとの激しい3番手争いを制し、シーズン初表彰台となる3位でフィニッシュしました。
12大会24レースが行われた今年のWSBにおいて、Pata Honda World Superbike Teamの2人は4勝を含む10度の表彰台に登壇。随所でCBR1000RRの速さを印象付けました。
また、スーパースポーツ世界選手権(WSS)は、参戦2年目のマイケル・ファン・デル・マーク(Pata Honda World Supersport)が、全11戦で6度の優勝を果たしてチャンピオンに輝きました。また、チームメートのロレンツォ・ザネッティも地元大会で勝利を挙げるなど活躍をみせ、総合4位でシーズンを終えました。