SBKの主な見どころ Honda Racing to TOP HONDA Motor Sports SBK To SBK TOP

ロードレーススーパーバイク世界選手権は、量産車をベースとしたバイクでアスファルト路面のサーキットを走り、速さを競う競技。
金・土曜日の2日間に1時間ずつクオリファイ・プラクティスを実施。上位16位まで、1ラップ計測の“スーパーポール”を行い最終的なスターティンググリッドを決める(ウェットの場合は50分の計時プラクティス、各車12ラップ未満)。4台ずつ並ぶグリッドからスタートし、最低90km〜最大110kmのレース距離で大会ごとに決められた周回を重ね、トップチェッカーを受けた者が勝者。

入賞ポイントは、1位25点、2位20点、3位16点、4位13点、5位11点、以下10〜1点と15位まで得点が与えられ、年間の総得点でチャンピオンが争われる。
スーパーバイク世界選手権は、Hondaをはじめとする日本の4メーカー、イタリアの2メーカーが凌ぎを削る量産車ベースの最高峰のレース。
ファンにとっては、実際に自分が乗っているバイクでレースが闘われるということもあり、身近なカテゴリーとして欧州を中心に人気が高い。2002年は、Hondaに乗るコーリン・エドワーズが13戦26レース中、25回表彰台に立つ大活躍でチャンピオンを獲得した。

エンジンは4ストロークのみで、2002年までのエンジン規定は4気筒(600cc〜750cc)、3気筒(600cc〜900cc)、2気筒(750cc〜1000cc)と制限されパワーの均一化が図られていた。しかし、近年は、2気筒1000ccモデルが増え他モデルを凌駕してきた。
そこで、2003年からは気筒数の制限をなくし、FIMのホモロゲーションを取得した1000ccまでの量産車が出場できるようになった。そうなると4気筒1000ccモデルが有利になるため、インジェクションに吸気制限を設けてパワーの均一化を図っている。そのあたりの展開も見どころとなる。

また、990ccのMotoGPマシンとの違いは、MotoGPマシンがフレームからエンジンまでを一から開発したレース専用マシンで、スーパーバイクは量産車をベースとしたマシンであるということだ。